2012/06/10

米国の慰安婦切手 デザイン公開



慰安婦切手がいよいよアメリカで発行されることになり、そのデザインが明らかになった。

なぜこんな物がアメリカで、と思うかもしれないが、2007年にアメリカの下院議会で俗に言う慰安婦決議が採択されたからである。その5周年記念という口実で韓国系アメリカ人の政治団体が発行を認めさせた。そういった口実でもなければ実現はしなかったかもしれない。しかし、下院決議をもたらしたのは運動家たちの長年に渡る議会工作もあったが、決定的な引き金になったのは(はめられた感は強いにしろ)安倍晋三首相の失言であり、日本の有志が反論の為に米紙に掲載した意見広告であったのは皮肉な話である。

もちろん日本の保守派の喧嘩下手だけが原因ではない。日本が韓国に対しハッキリと反論し、この問題が日韓(政府)間で見解が異なる外交問題だということが明確になっていれば、こんな切手がアメリカで発行されることはなかったろう。良き隣人であるからこそ韓国にも言うべきことは言う、という姿勢を取らずにきた友愛派の責任も重い。

この切手は、アメリカ人にとってはいち記念切手に過ぎないが、運動家たちにとっては日本に対する外交的勝利のメモリアルなのである。決議採択で勝利し、慰安婦切手の発行で二度目の勝利。韓国国内でも民族的勝利として好意的に受け入れられることになるのだろう。悲しいかな、これが日韓友好の現実である。

この切手をデザインしたスティーブ・カバルロは、完全に現地の政治運動に取り込まれている。KAVC(韓国人有権者センター)のホロコースト記念館とのジョイント企画にも協力し、今話題になっているニュージャージー州の慰安婦の碑も彼のデザインである。

追記: アメリカではStamps.com等を利用することでオリジナルデザインの切手が気楽に作れるらしい。こうやって作られた切手は、アメリカ国内では有効だが、国際郵便には使えない。一般のアメリカ人が郵便局でこの切手を買って使う、というパターンはなさそうである。

日本郵便にも同様のサービスがあるが、「他者の誹謗又は中傷を内容とするものを申込み写真に利用すること」「思想、信条、信仰の流布、押しつけ、強要等の行為のために申込み写真を利用すること」「我が国と他の国との関係に害を及ぼすおそれのあるものを申込み写真に利用すること」といった禁止事項がある。当然アメリカにもこういった規定はあるはずだが・・・。

慰安婦追慕切手

米国で日本軍強制慰安婦追慕記念切手が発行される。 2007年、連邦下院慰安婦決議案通過を記念するためのこの切手は連邦郵政局の切手製作公認エージェンシーの‘スタンプス・ドットコム’が製作するもので、‘連邦下院慰安婦決議案通過5周年記念切手’という文章が記されている。

切手のデザインは昨年8月、ホロコースト博物館で行なわれた慰安婦追慕展示会に出品された有名画家、スティーブ・カバルロの作品5点を素材にした。

この切手はまず5枚組み用(写真)1、000セットと20枚販売用1、000セットなど合計2万5、000枚が製作され全米で配布される予定だ。


위안부 추모우표


미국에서 일본군 강제 위안부 추모 기념우표가 발행된다.


2007년 연방 하원 위안부 결의안 통과를 기념하기 위한 이 우표는 연방 우정국의 우표제작 공인 에이전시인 ‘스탬프스 닷컴’이 제작하는 것으로, ‘연방 하원 위안부 결의안 통과 5주년 기념우표’라는 문구가 적혀 있다.


우표의 디자인은 지난해 8월 홀로코스트 박물관에 진행된 위안부 추모 전시회에 출품됐던 유명화가 스티브 카발로의 작품 5점을 소재로 했다.
이 우표는 우선 5장짜리 소장용(사진) 1,000세트와 20장짜리 판매용 1,000세트 등 모두 2만 5,000장이 제작돼 미 전역에 배포될 예정이다.