2012/11/03

中国も慰安婦問題を政治利用


イ・ミョンバク大統領の分別なき行動(朝日新聞)をきっかけに、慰安婦問題に対する一般の日本人の意識が変わって来たような気がする。

イ・ミョンバク(李明博)は竹島問題を慰安婦問題に絡めた。中国政府が国連の場で慰安婦問題を追及した背景には尖閣問題がある、と読売は見ている。

慰安婦問題はもはや人権問題でも歴史問題でもない。政治の問題なのである。慰安婦問題は外交ツールとして利用されている。だから、解決しないのである。日本政府に誠意がないからでも反省が足りないからでもない。日本の社会がこの事を共通認識として持てるようになれば、この問題の終わりは見えてくる。そうなりつつあるのではないか?

中国、厳しい口調で…異例の「慰安婦」批判

【ジュネーブ=石黒穣】国連加盟国の人権状況を審査する国連人権理事会の「普遍的定期審査」で10月31日、日本を対象とした作業部会が開かれた。


約80か国が発言し、欧州諸国を中心に「死刑制度廃止に向けた死刑執行停止」を求める意見が相次いだ。

また、いわゆる従軍慰安婦問題について、韓国、北朝鮮が被害者への「補償」などを要求。中国も「日本は謝罪していない」と厳しい口調で批判した。中国が人権理事会でこの問題を取り上げるのは異例で、尖閣諸島をめぐる日中関係悪化を背景とした対決姿勢をうかがわせた。

読売 2012.11.2