2013/03/07

新日本婦人の会、NYで日本叩きに加勢


慰安婦騒動は元々日本人が焚きつけたものだが、90年代の盛り上がりに大きな力になったのは、やはりフェミニズム系の人々だろう。彼女たちは、仲間の死肉を喰らいマラリアのジャングルの中で白骨になった男たちよりも、「性を搾取」された女性の方が人権上問題だと考えるらしく、慰安婦には過剰に肩入れしても男の尊厳などは毛ほども尊重しない。ただ、彼女たちは日本に対するヘイトキャンペーンに加担する積もりがあったわけではなく、彼女たちの一部からは「こんなハズではなかった」という嘆きも漏れ聞こえて来るような気がする(気のせいか?)。

しかし、目が覚めない人々もいる。ニューヨークで一部の韓国系が慰安婦問題をジャパン・バッシングに利用する中、現地で側面援護をしている日本人フェミニスト達。

新日本婦人の会はこれまでにも韓国の水曜デモに参加するなどしていたが、ジャパン・バッシャー達の新たな主戦場、ニューヨークで慰安婦問題を追求する集会を開き、韓国の参加者から感謝されているという有様。彼女たちは、日本の教科書に慰安婦(問題)が記載されていないという俗説に反論する事もしない。

米NYで「慰安婦」問題討論

日本政府に解決迫ろう

【ニューヨーク=山崎伸治】旧日本軍の「慰安婦」問題を世界に訴え、その解決を日本政府に迫ろうと、4日、ニューヨークでパネル討論会が開かれました。元「慰安婦」の人たちに謝罪と補償をすべきだとの議論が繰り広げられ、韓国やカナダの参加者から「いい集会に感謝したい」との声も上がりました。

これは同日から国連本部で始まった第57回国連女性の地位委員会の関連行事として、新日本婦人の会(新婦人)と戦時性暴力問題連絡協議会が開いたもの。同委員会の参加者ら100人あまりが詰めかけました。

討論会では3人が発言。アンワルル・チョードリー元国連事務次長は日本の教科書に「慰安婦」問題が載っていないことについてふれ、「歴史を知らずに大学を卒業して、果たして教育を受けたと言えるのだろうか」と問題提起。自分たちの過去を知ることこそが重要だと強調しました。

2000年に東京で開かれた日本軍性奴隷制を裁く「女性国際戦犯法廷」の呼び掛け人の一人、インダイ・サホールさんは「元『慰安婦』の人たちにとって補償とは金銭ではなく、罪を認めて謝罪し、それを二度と繰り返さないことだ」と指摘。日本政府がこの問題に向き合わないのは、「慰安婦」だけでなく、日本の女性全体を見下していることの反映だと批判しました。

赤旗 2013.3.6
韓国の水曜デモにて(2012.10.24)