2013/07/02

慰安婦問題と韓国の社会的制裁 (ある写真家の場合)

イ・スンヨンはハルモニの前に跪いて許しを請う (2004年)

慰安婦ヌード写真集騒動を覚えている人もおられるだろう(注:ヌード写真集と言われるが、実際は官能的な写真が混ざっていたという程度で、あくまでも慰安婦をテーマにした写真集だったらしい。[要確認])。もう十年も前の話である。モデルになった女優イ・スンヨンがハルモニの前で泣いて詫び、関係者が坊主頭になりネガや写真を償却して見せることで落着した。テレビ司会者(?)キム・グラ騒動でも分かるように、韓国では、ハルモニ(日本軍性奴隷)を侮辱したと見なされれば、社会的制裁を受ける。イ・スンヨンもこれで二年ほど活動停止に追い込まれた

この問題は10年前に終わったはずだった・・・

右:糾弾される関係者 (左はイ・ヨンス 2004年)

しかし、今度は十年も経ってからこの話を持ち出され、写真家が職を追われたのである。尋常とは思えないが、韓国ではポリティカル・コレクトネスの一つなのである。日本の表現の自由を批判する写真家アン・セホンは、こういった自国の現実をどう考えているのだろう?表現の自由という事であれば、少なくとも五十歩百歩ではあるはずだが?

橋下発言騒動の時は、こういった空気を国際的、あるいは日本にも広げられると関係者は期待したのだろう。それは半ば成功するかに見えた。しかし、橋下は慰安婦の強制連行(国家の意思による拉致)は、最後まで認めなかった。関係者は散々毒づいて韓国に帰って行った(橋下は、「強制連行の有無にかかわらず、元慰安婦に謝らないといけない」と述べていたにも関わらず)。

ユネスコ写真作家、「慰安婦ヌード写真集」のために辞職

ユネスコ韓国委員会が公式アーティストに任命されたで有名写真作家がかつて波紋を起こしたタレント イ・スンヨンの「慰安婦ヌード写真集」プロジェクトで写真総監督を引き受けた事実が露見し、4ヶ月ぶりに自主的に辞任した。

ユネスコ韓国委員会によれば、この機関は創立60周年を迎えた去る2月に中堅写真作家チ某氏を初めての公式アーティストに任命した。

チ氏は30年以上活動した有名写真家でイ・ミョンバク前大統領のソウル市長時のプロフィール写真やチョ・ヨンピル、イ・ソンヒ、チャン・ドンゴン、キム・ゴンモなど有名芸能人の写真集の写真を撮影した。

チ氏は公式写真アーティストとしてユネスコ韓国委員会の多様な海外事業に参加し、写真を撮影して地域活動家に撮影技法を教育する活動を行う予定だった。

だが、チ氏が2004年議論になったタレント イ・スンヨンの「慰安婦ヌード写真集」プロジェクトで写真総監督を引き受けた事実が少し遅れて知らされ問題が浮上した。

ユネスコ韓国委員会は、内部検討が終わりチ氏の履歴が議論になる可能性があると結論を出し、このような事実を伝えられたチ氏は先月28日退任するという意向を明らかにした。

「慰安婦ヌード写真集」は2004年、あるエンターテインメント社の企画でチ氏が写真総監督を引き受け撮影し、当時国民的な批判世論に巻きこまれて波紋を起こした。

当時主人公イ氏と写真作家チ氏を含んだすべての関係者が撮影原本を焼却して公開謝罪をして事態は一段落した。

アジア経済 2013.7.1

유네스코 사진작가, '위안부 누드 화보' 때문에 사직

[아시아경제 온라인이슈팀] 유네스코 한국위원회가 공식 작가로 위촉한 유명 사진작가가 한때 파문을 일으켰던 탤런트 이승연의 '위안부 누드 화보' 프로젝트에서 사진 총감독을 맡았던 사실이 드러나 4개월만에 자진 사임했다.

유네스코 한국위원회에 따르면 이 기관은 창립 60주년을 맞아 지난 2월 중견 사진작가 지모씨를 첫 공식 작가로 위촉했다.

지씨는 30년여간 활동한 유명 사진작가로 이명박 전 대통령의 서울시장 시절 프로필 사진과 조용필, 이선희, 장동건, 김건모 등 유명 연예인의 화보 사진을 촬영했다.

지씨는 공식 사진작가로서 유네스코 한국위원회의 다양한 해외 사업에 참여해 사진을 찍고 지역활동가들에게 사진 촬영법을 교육하는 활동을 펼칠 예정이었다.

하지만 지씨가 2004년 논란이 됐던 탤런트 이승연의 '위안부 누드 화보' 프로젝트에서 사진 총감독을 맡은 사실이 뒤늦게 알려지면서 문제가 불거졌다.

유네스코 한국위원회는 내부 검토 끝에 지씨의 이력이 논란이 될 수 있다고 결론 내렸고 이런 사실을 전달받은 지씨는 지난달 28일 물러나겠다는 뜻을 밝혔다.

'위안부 누드 화보'는 2004년 한 엔터테인먼트사의 기획으로 지씨가 사진 총감독을 맡아 촬영했으며, 당시 전국민적인 비판 여론에 휩쓸리며 파문을 일으켰다.

당시 주인공 이씨와 사진작가 지씨를 포함한 모든 관계자가 촬영 원본을 소각하고 공개 사과를 하면서 사태는 일단락됐다.