2013/08/22

インテリ市長が一蹴した建前論(ブエナパーク市)

エリザベス・スィフト市長は元教師

慰安婦像設置運動の候補地として、グレンデール市に続いて狙われたブエナパーク市。ここでの公聴会は、反対派優勢で幕を下ろした。グレンデール市の騒動についても良質なレポートを提供してくれたジャパラのモリサワ記者の新しい記事から、市長がぶった設置反対論。

デトロイトでもそうだったが、教養のある人間にこういったインチキは通用しない。世界史に詳しい市長は、同じようなことが二度と起きない為などとこじつける運動家たちの口車には乗らなかった。馬鹿も休み休み言え!といった剣幕である。大義名分を弄する推進派の偽善性を嗅ぎ取ったのかもしれない。

※ こういう人に、「慰安婦は単なる売春婦」と言ったら即落第。「そんなことが起きたかって?そりゃあ、起きたでしょう」と彼女は言っている。慰安婦の多くは、人身売買の犠牲者でもあった。

「そんなことが起きたかって?そりゃあ、起きたでしょう。こんなことは人類の歴史上ずっと起きているわ。私は(元教師として)世界史も教えてきたの。一万年分の歴史を教えてきたわ。歴史なんて醜いものなのですよ。こんなこと他のどんな国でもどんな時代でも何度でも繰り返されているの。世界中の女性が何世紀にも渡って、被害を受けてきたわ…。国務省のウェブサイトに行って「人身売買」って検索して御覧なさい。( 最近のメキシコの人身売買を例に挙げて )性奴隷や人身売買っていうのは、今まさに起きている出来事なのよ!…韓国人による人身売買だって起きているの。家族の収入になるからってそそのかして10代の女の子を誘拐しては、彼女たちをコントロールするために、レイプや暴力を繰り返して脅すのよ。そして、それは今現在起きていることなの。それなら第二次世界大戦で起きてたって少しもおかしくないでしょう。それを(韓国側の主張を引用して)”こんなことが二度と起きない様に” だなんて、1秒たりとも考えるべきじゃないわよっ!…..(中略)…… 私たちの街ブエナパークは、この(慰安婦の)銅像のためだけに、特別にスペースを提供するべきだとは思わないわ…。それから設置費の3万ドルもあれば、もっと効率のいい有意義な教育方法がたくさんあるはずです。(中略)でも、この慰安婦問題を、現在の人身売買問題に関連付けて学べることがあるわ。子供たちっていうのはね…現実的に自分たちと関係がなくて、行動する手段もない様な、過去の戦争時の残虐行為なんてまっぴらなのよ!そんなことを子供たちに押し付けるくらいなら、現在生きている人たちのあいだで実際に起きている(性奴隷・人身売買などの)問題から前向きな成果を生み出す方法を考えることの方がよっぽど効果的で大切よ!(慰安婦像設置の)他にやれることはたくさんあるわ。だからね…個人的にはもうこんな議題は話したいとは思わないわ…。」

ジャパラ(一部) 2013.8.15