2013/11/07

EU:日韓が外交や政治を通じて違いを克服するよう望む


中韓との緊張に懸念 EU首脳、日本に「外交的解決」伝達へ

欧州連合(EU)外交筋は6日、東京で19日に開かれる日EU定期首脳協議で、EU側が緊張の続く日本と中韓両国の関係に懸念を伝え、外交的な解決策を見いだすよう促す意向であることを明らかにした。

外交筋は東アジアで「経済的な相互依存が高まる一方、安全保障分野などで緊張が生じているのは逆説的だ」と強調。緊張が生じた際に「海上で船がにらみ合うのではなく、外交のテーブルで話し合う仕組みが必要だが、それが十分できていない」と指摘した。

また、外交筋は韓国の朴槿恵大統領が歴史問題をめぐり日本を批判していることも念頭に、「(EUの)パートナーたちが外交や政治を通じて違いを克服するよう望む」と述べた。

EUのファンロンパイ大統領らは8日にブリュッセルで朴大統領と会談するほか、日EU首脳協議の後、21日に北京で中国首脳との会談も予定しており、同様のメッセージを中韓首脳にも伝えるとみられる。(共同)

産経 2013.11.7