2014/02/27

林博史「法務省に大量の資料がある」 韓国紙に

彼なら言いかねない?

果たして朝鮮日報の記者は、林教授の話をちゃんと訳しているのだろうか?車学峰記者のことだからなぁ。河野談話検証は慰安婦の「存在自体を否定」するためだなどとは、左派系の日本人でもなかなか言えないと思うが・・・。もっとも、林教授なら誤訳でも気にしないだろう。もともと資料の超訳(林の言うところの「ごり押し論法」?)が好きな学者だから(あくまで主観です)。

慰安婦証言を検証するというのは、証言内容に矛盾がないか調べる程度ではないかと思うし、文書の裏づけがなかったからといって嘘だと決め付けるとも思えないのだが・・・。

犯罪の証拠なら珍しくないから、林教授には一刻も早く強制連行の証拠を発掘してもらう他ない。今、ニュースになっている徴用工問題だが、慰安婦騒動が勃発した時に言われていた「強制連行」って、まさにこの事だったはず。法務省の裁判記録とか基本的に関係ないのでは?

林博史氏「談話検証は慰安婦の存在自体を否定するため」

「法務省に大量の資料がある。韓国政府は資料の公開を迫るべき」

「元慰安婦の証言の信ぴょう性を検証しようという主張は、慰安婦の存在自体を否定するためのものだ」

日本政府や国会が、旧日本軍による慰安婦の強制動員を認め謝罪した「河野談話」について検証を行う動きを本格化させていることに対し、関東学院大学の林博史教授はこう批判した。林教授は今月25日に行ったインタビューで「河野談話は被害者の証言だけでなく、旧日本軍の軍人の証言や、さまざまな文書を根拠として下された結論だ」と語った。1992年から、マレーシアやシンガポールなどの慰安婦問題を研究してきた林教授は「河野談話を否定する動きは、国際的な批判を招くだけだ」と指摘した。

林教授は市民団体「日本の戦争責任資料センター」の研究事務局長を務めている。昨年には、旧日本軍がオランダ人や中国人の女性を慰安婦として強制動員したとの内容が含まれる、日本の法務省の資料も公開した。以下は一問一答。

―日本政府は「強制動員の証拠がない」と主張しているが。

「1993年に河野談話が発表されて以降、日本政府は関連する資料の調査を全く行っていない。法務省は裁判記録など大量の資料を保管している民間の研究者たちは、慰安婦動員の強制性を裏付ける資料を探し出したが、政府はこれに見向きもせず『証拠がない』といって手を引いている」

―旧日本軍に慰安婦の動員を直接指示した政府の文書がないという主張もあるが。

犯罪者が文書を残して犯罪を犯すだろうか。北朝鮮による日本人拉致問題も、文書が発見されたことで日本政府が認めたのか。政府の主張は、一般的な犯罪に適用される原則を、慰安婦問題には適用しないという、ごり押しの論理だ」

―日本維新の会が、被害者の証言の信ぴょう性について調査する委員会を国会内に設置すると主張している。

被害者個人による個別の証言を裏付ける文書を探すというのは困難だ。委員会を設置したところで、具体的に裏付ける文書を探し出すことはできないため、『証言はうそであり、強制動員はなかった』という結論を下すことになるだろう」

―日本国民は慰安婦問題をどのように認識しているのか。

「2000年代に入り、中学校などの教科書から慰安婦に関する記述が消えた。1990年代とは異なり、NHKなど主要メディアでも、慰安婦を否定する政治家たちの発言ばかりを大きく取り上げている。このため、多くの国民は「慰安婦問題はでっち上げだ。証拠がない」という認識を持っている。若い世代は特に心配だ」

―韓国政府による外交的な取り組みについてどう評価するか。

「歴史認識問題について大ざっぱな批判をすると、日本国民は『反日に傾倒した韓国政府がまた難癖を付けている』という反応を示す。韓国政府は、日本の民間の研究者たちが新たに発掘した関連文書を基に、日本政府に正式な調査を求めるといった、具体的な対応をしていくべきだ。残念な話だが、安倍政権には正しい歴史教育を期待することはできない。日本政府が保管している非公開の文書の公開も迫っていくべきだろう」

―安倍晋三首相が執拗(しつよう)に慰安婦の強制動員を否定する理由は何か。

「安倍首相は1930-40年代を、日本が最も栄光に満ちた時代だと考えている。慰安婦の強制動員を認めることは日本の名誉を傷つける、という誤った信念を持っているようだ」

東京= 車学峰(チャ・ハクポン)特派員