2014/07/16

ドイツ・コリア協会と矢嶋宰 「安倍政権は日本の歴史歪曲の結果」


日本に対する誤解を海外で拡大させる日本人もいる
左はハン・ジョンファ

「ドイツ政府には左右を問わず過去清算に対する合意が形成されているが、日本の保守政党は侵略戦争美化を絶えず試みてきた。 安倍政権の問題は突然始まったことでない」。・・・たとえ「慰安婦問題の解決を!」の人であっても、まともな人なら、韓国系の運動家が出鱈目な話をしていることやドイツ軍にも「慰安所」が存在したことを承知しているはず。矢嶋宰のような人間は、生まれ変わりでもしなきゃ改まらないのだろう。小林よしのりの言うところの「真っ直ぐ君」である。

彼については過去のエントリーに譲るが、彼の隣に写っているのがコリア協会(Korea-Verband)のハン・ジョンファ代表(Nataly Jung-Hwa Han?)と思われる。矢嶋は以前にもこの女性と一緒の写真に写っており、記事にもあるように、二人三脚でドイツにおける慰安婦キャンペーンを行っているらしい。コリア協会の代表自らKorean comfort womenを宣伝して回っているのだから、ドイツでもやっぱり慰安婦問題はディスカバー・コリアだった。

「日本軍の強制売春システム」について解説するハン2012年
韓国人ナショナリスト?と進歩的日本人のコラボ

Die Ausstellung „Frauen und Krieg“ über das System der Zwangsprostitution im Zweiten Weltkrieg durch das japanische Militär...(第二次大戦中の日本軍による強制売春システムに関する「女性と戦争」展)

ドイツが慰安婦に謝罪もせず、再軍備も果たし、多国籍軍の一員となって戦争に参加していることなど、バカバカしくて矢嶋の話にはつっ込む気にもならない。自分は何度かネットで真面目な(!)韓国人とこの問題について真剣な議論をしたこともあるが(それは決して徒労ではなかった)、矢嶋のような日本人とは話にならないだろう。こういう日本人は彼一人ではないが、本当に困った・・・というより迷惑な(日本)人達である。日本にとっても韓国にとっても。

「日本の継続的な歴史歪曲の結果が安倍政権」

軍慰安婦問題活動矢嶋宰

日本では1990年代に入り保守的な政治家・学者・言論などが持続的に歴史歪曲を試みてきました。 その結果が今の安倍政権です。 ドイツは社会全体に「ナチは絶対ならない」という合意がなされています。 日本とドイツの最も大きい相違点です」。

3日(現地時間)ドイツのベルリンで会った日本人写真作家矢嶋宰(43・写真)は前日安倍内閣が集団的自衛権を許容する閣議決定し、軍国主義の素顔を見せたことに対して「いつかこうした時がくると予想していた」として心配な表情を隠すことができなかった。 彼は2009年から韓国人市民団体であるコリア協会(Korea-Verband)のハン・ジョンファ代表とともに慰安婦ハルモニの被害事実をドイツ全域に知らせる活動を行っている。

<朝日新聞>カメラマン出身である彼は、2003年から慰安婦被害者ハルモニが集まって住む京畿道広州の「ナムヌの家」で3年間ボランティア兼研究員で仕事をし、ハルモニたちと縁を結んだ。

大学生の頃出会った韓国人の友達から慰安婦問題に接したという彼は、「私が、何かの助けになるかどうかは分からなかったが、カメラマンとして歴史の記録を残さなければならないと考えた」と言う。 初めには「なぜ日本人の男がここにいるのか」と怒ったり拒否感を見せたハルモニは時間が経過し徐々に心を開いた。 最近も時折インターネットの動画通話でお互いの安否を連絡する。 「3年共に過ごしたら、ナヌムの家のハルモニが本当に祖母のようです。 韓国語もハルモニに学んび、八道(?)訛りもすべてすることができるそうです」。

2006年の結婚と共にドイツに移住した後、彼はハン・ジョンファ代表とともにドイツ全土に慰安婦問題を知らせる活動を行っている。 慰安婦の記録フィルムの上映とハン・ジョンファ代表の講演矢嶋の写真プロジェクトをジョイントして慰安婦問題を多角的に見せる形式だ。 2009年末から今までドイツ都市20ヶ所余りを訪れた。 彼は「ドイツの市民社会は『歴史に誤りがあれば清算しなければならない』という共通した認識があるので、慰安婦の問題をすぐ理解し反応もいい」と付け加えた。 「ドイツ政府には左右を問わず過去清算に対する合意が形成されているが、日本の保守政党は侵略戦争美化を絶えず試みてきました。 安倍政権の問題は突然始まったことでないことでしょう。 反面ドイツは多くの時間とお金、人材を入れて過去清算に対する社会的合意を成し遂げました。 このような雰囲気なしで日本での過去清算は不可能です」

彼は「ドイツの68世代が『下からの清算』を引き出した反面、日本の68世代は戦争犯罪より米-日軍事同盟反対とベトナム戦争反対に集中した。 戦犯国である両国の差はここで生じた」と惜しんだ。 コリア協会は来月14日から17日までドイツのベルリンで開かれる平和フェスティバルのイベントに慰安婦ハルモニお二人を招待して「証言台会」を開催した後、旧東ドイツ地域とドイツ南部地域を回り、慰安婦被害を知らせるイベントを行う計画。

ベルリン文・写真チェ・ヘジョン ハンギョレ社会政策研究所首席研究員

ハンギョレ 2014.7.14

“일본의 지속적 역사왜곡 결과가 아베 정권”

군위안부 문제 활동 야지마 쓰카사
“일본에서는 1990년대 들어 보수적인 정치인·학자·언론 등이 지속적으로 역사왜곡을 시도해왔습니다. 그 결과가 지금의 아베 정권입니다. 독일은 사회 전체에 ‘나치는 절대 안 된다’는 합의가 이뤄져 있어요. 일본과 독일의 가장 큰 차이점입니다.”
지난 3일(현지시각) 독일 베를린에서 만난 일본인 사진작가 야지마 쓰카사(43·사진)는 전날 아베 내각이 집단적 자위권을 허용하는 각의(국무회의) 결정을 내리며 군국주의의 민낯을 보인 것에 대해 “언젠가 이런 때가 올 것으로 예상했다”며 걱정스런 표정을 감추지 못했다. 그는 2009년부터 한인 시민단체인 코리아협의회의 한정화 대표와 함께 위안부 할머니들의 피해 사실을 독일 전역에 알리는 활동을 벌이고 있다.
<아사히신문> 사진기자 출신인 그는 2003년부터 위안부 피해자 할머니들이 모여 사는 경기도 광주의 ‘나눔의 집’에서 3년간 자원봉사자 겸 연구원으로 일하며 할머니들과 인연을 맺은 바 있다. 대학 시절 만난 한국인 친구들에게서 위안부 문제를 접했다는 그는 “내가 무슨 보탬이 될지는 알 수 없었지만, 사진작가로서 역사의 기록을 남겨야겠다는 생각을 했다”고 한다. 처음에 “왜 일본 남자가 여기에 있냐”며 화를 내거나 거부감을 보였던 할머니들은 시간이 지나며 차츰 마음을 열었다. 요즘도 가끔 인터넷 영상통화로 서로의 안부를 전한다. “3년을 함께 지내다 보니 나눔의 집 할머니들이 진짜 친할머니 같아요. 한국말도 할머니들에게 배워서, 팔도 사투리도 다 할 줄 안답니다.”
2006년 결혼과 함께 독일로 이주한 뒤, 그는 한정화 대표와 함께 독일 전역에 위안부 문제를 알리는 활동을 벌이고 있다. 위안부 기록 필름 상영과 한정화 대표의 강연, 야지마의 사진프로젝트를 결합해 위안부 문제를 다각도로 보여주는 형식이다. 2009년 말부터 지금까지 독일 도시 20여곳을 찾았다. 그는 “독일 시민사회는 ‘역사에 잘못이 있으면 청산해야 한다’는 공통된 인식이 있기 때문에, 위안부 문제를 금방 이해하고 반응도 좋다”고 덧붙였다. “독일 정부에는 좌우를 막론하고 과거청산에 대한 합의가 형성되어 있지만, 일본 보수정당들은 침략전쟁 미화를 끊임없이 시도해왔습니다. 아베 정권의 문제가 갑자기 시작된 게 아닌 거죠. 반면 독일은 많은 시간과 돈, 인력을 들여 과거청산에 대한 사회적 합의를 이뤄냈습니다. 이런 분위기 없이 일본에서의 과거청산은 불가능합니다.” 그는 “독일의 68세대가 ‘아래로부터의 청산’을 이끌어낸 반면, 일본의 68세대는 전쟁범죄보다 미-일 군사동맹 반대와 베트남 전쟁 반대에 집중했다. 전범국인 두 나라의 차이는 여기에서 생겨났다”고 아쉬워했다. 코리아협의회는 다음달 14일부터 17일까지 독일 베를린에서 열리는 평화 페스티벌 행사에 위안부 할머니 두 분을 초청해 ‘증언대회’를 연 뒤, 옛 동독 지역과 독일 남부 지역을 돌며 위안부 피해를 알리는 행사를 벌일 계획이다.
베를린 글·사진 최혜정 한겨레사회정책연구소 수석연구원