2015/05/14

新市長味方に再び豪州で慰安婦像運動


ストラスフィールド(オーストラリア)の慰安婦像、いわゆる「三姉妹像」設置計画は完全に潰えたわけではない。推進者側によれば、アメリカのグレンデール市同様アルメニア系を味方に引き込むことに成功したらしい。そして、現市長も像に賛成しているという。オーストラリア・ジャパン・コミュニティネットワーク(AJCN)のSumiyo Egawa氏からも市議会が(民間の?)調査会社に世論調査を依頼したと教えて頂いた。コミュニティネットワークによれば、昨年の9月に新たに就任したバカリ市長に推進側が圧力をかけたことにより膠着状態にあった像の設置計画が動き始めたという。

新市長(写真)を味方に巻き返しを図る推進派

実はこの「バカリ市長が目指す双方にとって良い着地点」というのは、同じく膠着状態に陥っているカナダ(バーナビー市)の慰安婦像計画も同様で、あちらも妥協案の模索が続けられていると現地の方から教えて頂いている。これからは、(反日でなく)人権問題を隠れ蓑とした作戦で各地の慰安婦モニュメント推進派の巻き返しが本格化するだろう。フォートリーもその一つか。反対運動も、より高度化が必要になりそうである。

ストラスフィールド慰安婦少女像建立の為の大々的広報活動
ソン・ソクチュン韓国人会会長「少女像建立闘争最終段階に」

ソン・ソクチュン シドニー韓国人会会長が、慰安婦少女像の設置広報キャンペーンを7週間大々的に実施する予定だとし、少女像の設置に対する強い意志を表明した。

8日と13日ストラスフィールドで慰安婦少女像の設置に関連した団体ミーティングを開催したソン会長は、「慰安婦少女像建立闘争が最終段階に入り、重要な時期をむかえた」として「少女像設置運動を最終的に成功に導くために全力を尽くそう」と強調した。

ソン会長は慰安婦少女像をストラスフィールドに設置する目標を達成するためにストラスフィールド市長に少女像設置支持Eメールを送る運動を展開し、広報パンフレットと請願書を準備して韓中連帯と共にストラスフィールド広場で7週間大々的広報活動を行うと明らかにした。

ソン会長は慰安婦少女像建立は、中国人団体やギリシャ、アルメニアなどの様々な少数民族団体の支持を受けているとし、多くの象徴的意味を持つことになる慰安婦少女像建立に海外同胞の積極的な支持と参加を訴えた。

ソン会長は「ストラスフィールド市長が日本政府の強力なロビーに萎縮したが、Og-sangdu市会議員をはじめとする様々な市会議員の支持と助けで少女像建設議題を守った」として「ストラスフィールドのジュリアン・バカリ市長もオーストラリアの女性人権問題と結び付けて慰安婦少女像建立を支持する立場だ」と明らかにした。

ソン会長は地域メディアへの寄稿を通じ慰安婦少女像設置に対する支持世論を広めるとし、ストラスフィールド市議会で慰安婦少女像の案件が通過し最終的に実を結ぶよう、海外同胞が力を結集することを要請した。


1.ストラスフィールド市慰安婦像設置問題、事態は膠着状態から流動し始めた。

・・・膠着状態は11月まで続きましたが、12月はじめに韓人会会長が業を煮やして、慰安婦像設置再推進をぶちあげ、9月に新たに市長に就任したジュリアン・バカリ市長に早く具体化するよう圧力をかけはじめたことにより破れ始めました。ちなみにバカリ市長は慰安婦像設置を言い出した韓国系サン・オク議員(元副市長)と同じ保守系のLiberal所属。どちらかといえば、中韓に同情的で、中間的な解決策を模索すると公言しています。

Liberal 3名、Labor 2名、無所属(Independent) 2名の構成で、市長がキャスティングボートを持つため、我々反対派にとっては票数では不利な状況になっています。Liberalでも連邦政府レベルは日豪との友好を優先、ストラスフィールド市レベルは中韓の政治力に配慮せざるを得ないということで、慰安婦像問題についてはねじれた関係になっています。(トニー・アボット首相は昨年5月訪日時、朝日新聞のインタビューの中で慰安婦は過去の問題と切り捨てています。)

AJCN(一部) 2015.3.20[2]

스트라 위안부 소녀상 건립 위한 대대적 홍보활동
송석준 한인회장 “소녀상 건립 투쟁 마지막 단계 접어들어”

송석준 시드니 한인회장이 위안부 소녀상 건립 홍보 캠페인을 7주간 대대적으로 실시할 예정이라며 소녀상 건립에 대한 강한 의지를 표명했다.

지난 8일과 13일 스트라스필드 지역에서 위안부 소녀상 건립과 관련된 단체 미팅을 개최한 송 회장은 "위안부 소녀상 건립투쟁이 마지막 단계에 접어들었고 아주 중요한 시기를 맞았다"며 “소녀상 건립운동을 최종 성공으로 이끌기 위해 전력을 다하자”고 강조했다. 

송 회장은 위안부 소녀상을 스트라스필드 지역에 건립하는 목표를 달성하기 위해 스트라스필드시청에 소녀상 건립 지지 이메일 보내기 운동을 전개하고 홍보 책자와 청원서를 준비해 한중연대와 함께 스트라스필드 광장에서 7주간 대대적 홍보 활동을 벌일 것이라고 밝혔다. 

송 회장은 위안부 소녀상 건립은 중국인 단체들과 그리스, 아르메니아 등 여러 소수 민족 단체의 지지를 받고 있다며 많은 상징적 의미를 갖게 될 위안부 소녀상 건립에 교민들의 적극적인 지지와 동참을 호소했다.   

송 회장은 “스트라스필드시청이 일본 정부의 강력한 로비로 위축됐지만 옥상두 시의원을 비롯한 여러 시의원들의 지지와 도움으로 소녀상 건립 의제를 지켜냈다”며 “줄리안 바카리 현 스트라스필드 시장도 호주 내 여성인권 문제와 결부해 위안부 소녀상 건립을 지지하는 입장”이라고 밝혔다. 

송 회장은 지역 언론매체 기고를 통해 위안부 소녀상 건립에 대한 지지 여론을 확산시키겠다며 스트라스필드 시의회에서 위안부 소녀상 안건이 통과돼 최종 결실을 볼 수 있도록 교민들이 힘을 모아줄 것을 당부했다.