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2011/01/05

2011年最初の水曜デモ【戦略の転換期?】



 

韓国の慰安婦運動にも、時代によって変遷がある。2009年あたりまでが、第三国の議会や国際機関を利用した外圧戦術の時代なら、今は日本市民との交流が深まり、より広く日本国内に理解者を増やし内側から攻略するという流れに変わってきているようだ。

これは意識的な戦術の転換というより、自民党より「良心的」と思われている民主党に政権が移ったこと、長年に渡る日本市民の活動が、2007年のアメリカの下院決議をキッカケに各地の自治体でドミノ現象のように「意見書」 採択の成果を上げたことの反映だろう。

その一方で、欧米やオーストラリアでさらなる非難決議をという運動は成果を出せずにいる。これもソフトイメージの民主党が政権の座にいるからだろう。あのような運動は安倍政権のような「敵役」がいないと難しい。

韓国挺身隊問題対策協議会は5日、ソウル・鐘路区の在韓日本大使館前で、ことし最初の「水曜集会」を開いた。・・・951回目を迎えたこの日の集会は、昨年12月31日とことし1月3日に死去した元慰安婦、チョン・ユンホンさんとイ・ギソンさんを追悼する黙とうで始まった。

協議会は、先ごろ菅直人首相が「反省することは反省し、未来を見据えた協力関係を構築していくよう努める」と発言したことを評価。また、日本の36の地方議会が慰安婦問題をめぐる政府への意見書を可決したこと信頼を寄せるとし、日本政府の態度に注目する姿勢を強調した。

韓国政府に対しては、慰安婦問題解決に向け国レベルで国際活動を展開するなど、より積極的な対応を求めた。


「(韓)国レベルで国際活動を展開するなど、より積極的な対応を求めた」・・・もちろん国際戦略(外圧作戦)を放棄したわけではない。