聡明なこの人の本音ではないと思うが、大統領選を控えそこまで追い込まれているという事なのか(煽られる韓国政府 焚きつけるマスコミ)?産経の黒田勝弘記者は韓国では慰安婦問題が聖域化していると言っているが、確かにアメリカの大統領が信仰を試されるのに似ているかもしれない。
「慰安婦問題を解決できなければ、日本は永遠に両国間の懸案を解決できないという負担を抱える」・・・ご心配、どうも(苦笑)
追記: NHKのニュースを見て、これはもしかしたら笑い事ではないかもしれないと思った。バカがつくほどお人好しのこの国である。隣国の大統領にここまで言わせ、相手の面子を潰すわけにはいかないと本気になって気を揉んでいそう。・・・そういう事だから、靖国問題も慰安婦問題も無用に大きくしたのである。相手は内政の都合で心にもない事を言っているのである。丁寧にスルーしてやれば、お互いの為にベストなのに、それがなかなか出来ない。
慰安婦問題解決を=韓国大統領
韓国大統領府は17日、李明博大統領が同日、大阪市内で行った在日韓国人との会合で、慰安婦問題について「(元慰安婦が)生きている間に解決することが両国の未来への助けとなる」と述べたことを明らかにした。同大統領は「慰安婦問題を解決できなければ、日本は永遠に両国間の懸案を解決できないという負担を抱えるだろう」と指摘した。
時事 2011.12.17
前日の時事は、このように書いて大統領の胸中をこのように推察した。海洋警察視察事件も影響しているらしい。「ぎりぎりまで模索」した表現がこれだから、いかにイ・ミョンバク大統領が追い詰められているかという事だろう。朝日新聞はとんだお荷物を残していってくれたものである(その朝日が時事の配信記事を掲載している。恥を知れという所だろう)。
慰安婦問題の扱い焦点=韓国大統領、17日に訪日
韓国の李明博大統領は17、18の両日、京都を訪問し、18日に野田佳彦首相と首脳会談を行う。最近、両国間で摩擦を生んでいる旧日本軍の従軍慰安婦問題を李大統領が取り上げるかが焦点となる。
同問題をめぐっては、韓国憲法裁判所が8月、政府が日本と交渉努力をしないのは違憲との初判断を下した。これを受け、外交通商省は日本側に政府間協議を求めている。
これに対し、日本政府は、植民地支配に関する個人請求権は、1965年の日韓国交正常化の際の協定で解決済みで、慰安婦もこれに含まれるとの立場で、協議に応じていない。
こうした中、14日に韓国の民間団体が元慰安婦の支援集会が1000回を迎えたことを記念し、ソウルの日本大使館前に慰安婦問題を象徴する少女の像を建設。日本側は撤去を求めたが韓国側は応じない構えで、両国間の外交摩擦が強まっている。
李大統領は経済的実利の面からも日本との関係悪化は避けたい。ただ、世論の注目を集める慰安婦問題に触れなければ、批判を受けるのは必至。中国漁船船長の海洋警察官刺殺事件をめぐり、弱腰外交批判が出ていることも、負担となっている。
外交通商省報道官は15日、「適切な水準での協議があると考える」と述べ、慰安婦問題が議題になるとの見方を示した。また、与党ハンナラ党の鄭夢準元代表の事務所によると、大統領は16日、鄭氏に電話で「(慰安婦問題を)積極的に提起する」と述べたという。首脳会談とは別に17日午後に両首脳の懇談が設定されており、この場で取り上げられる可能性もある。
10月のソウルでの会談で大統領は、「歴史に起因する問題で日本の積極的な努力が必要だ」とえん曲な表現で、慰安婦問題への善処を求めた。今回も、どのような表現を使うのか、ぎりぎりまで模索するとみられる。(2011/12/16-19:42)
時事 2011.12.16
産経は、黒田勝弘を初めとした記者が踏み込んだ分析を書ける。慰安婦騒動の当事者であった朝日新聞には難しいだろう。
李明博大統領来日 第一声で「慰安婦問題」言及
韓国の李明博大統領が17日の来日直後に、慰安婦問題に言及した。慰安婦問題が野田佳彦首相との首脳会談で議題になることについては、韓国外交通商省の報道官が事前に見通しを示していたが、首脳会談を控えこの問題に触れたことは、韓国世論を強く意識したものといえそうだ。
慰安婦問題をめぐっては、韓国の憲法裁判所が8月に「賠償請求の具体的措置を政府がとってこなかったのは違憲」とする判断を出した。また、今月14日には、ソウルの日本大使館前に韓国の市民団体が「慰安婦の碑」を設置した。韓国は慰安婦への賠償についての協議を求めた。だが、日本は応じず。日本は碑の撤去を要請、韓国側はこれを拒否している。
このような状況で李大統領は来日した。大統領を送り出した韓国世論の“期待”は大きい。首脳会談で日本を訪れる大統領の第一声が、韓国世論に与える印象は過去の例を見ても強い。
在日韓国人との会合で、そう発言せざるをえなかった背景も想像できる。
しかし、1年後に次期大統領選を控える韓国では、政権末期を迎えた李大統領への民心離れが進んでいる。ここで世論の批判を受けるような日本訪問は、絶対に避けたいところだ。
これまで日本との歴史認識問題に対し、あえて強硬姿勢をとってこなかった李大統領だが、今回、慰安婦という“過去”を口にすることで、大統領離れが加速する本国に“愛国者”のイメージを伝えようとしたようだ。(名村隆寛)
産経 2011.12.17