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2012/10/21

毒キノコが見分けられない 神直子


「比政府訴曽木」というのは非政府組織の誤植なのだろうが、それはさて置き。

日本にはこういう人が多い。自分のドキュメンタリーにSilent Shame(静かなる恥)というタイトルを付けてしまった泉谷明子もそうだった

なぜこういう日本人が後を絶たないのか?道上尚史の分析が正しいと思う。日本は十分な歴史教育を行なっていない。良い事も悪い事も子供に教えていないから、「真っ直ぐ君」が出来上がってしまうのだろう(追記: 本人によれば、朝鮮日報は彼女の発言を正しく伝えていないとのこと。「真っ直ぐ君」は言い過ぎだったかもしれない)。

泉谷と同様、日本人が歴史を知らない(まぁ、それはその通りなのだが)と信じる彼女は、東北アジア歴史財団がどういう組織であるかすら分からない(泉谷もトロントアルファに引っ掛かっていた)。

他のソースによれば、神直子(じんなおこ)が歴史問題に取り組むようになったのは、フィリピンで太平洋戦争の爪痕を見たのが切っ掛けであるらしい。そこまでは正しい。フィリピンに対しては、反省することも謝罪することも沢山あるはずだ。しかし、ソウルの反日デモ(水曜デモ)に参加する彼女は、歴史問題と反日の区別がついていない。キノコ狩りはいい。しかし毒キノコの見分けがつかないようなら止めた方がいい。

慰安婦:過去の真実を広める活動行う神直子さん

「日本政府が真実を教えないならば、戦後世代の私たちが過去の世代の過ちを知らせなければなりません。過去の真実が皆の常識となるよう努力するつもりです」

18日、カンボジアのプノンペンで開催された「歴史的和解のための東アジア青年フォーラム」に、日本の比政府訴曽木(NGO)代表として参加した神直子ブリッジ・フォー・ピース代表は「日本軍慰安婦のような過去の歴史から目をそむけている日本政府が恥ずかしい」と話した。2004年に設立されたブリッジ・フォー・ピースは、日本軍慰安婦をめぐる口述史の整理や記録物作成作業、一般対象の上映会などを通じ、日本の軍国主義の弊害について反省する活動を行ってきた。

神代表が日本軍慰安婦に関心を持つようになったのは高校生のときだった。英国で会ったドイツ人の影響だった。「研修先で知り合った友人が、自分はナチスが犯した罪のせいでドイツ人であることが恥ずかしいと話していた。その言葉にショックを受けた。それまで私は国家とは特に関係ないと考えていた」。その後、太平洋戦争当時、軍人として自分が行ったことを懺悔するという80代の高齢者に会ったとき、神代表は慰安婦問題を無視することはできないと思った。

まず、関係者の記録を残す作業から始めた。参戦軍人たちを訪ねインタビューした動画を、日本はもちろん、フィリピンなど各地の学生や市民に見せた。過去を振り返り、戦争について正しく知り、未来をどのようにつくっていくべきか考えてみようという趣旨だった。これまでに200回を超え、9000人以上が参加した。2年前には、ソウルの日本大使館前で日本の謝罪を要求する女性たちのデモにも参加した

過去の歴史に対する日本の対応について、神代表は「日本はさまざまな罪を犯しており、それに対して日本人があまりにも無知だということが根本的な原因。過去を直視し、事実を認めようとする真摯な日本人も少なくないという事実を伝えたい」と話した。

この日、東北アジア歴史財団(キム・ハクチュン理事長)や「東アジアの平和のための世界NGO歴史フォーラム」、カンボジアNGOドキュメンタリー・センターが共同開催した「2012歴史NGO活動家大会」には、韓国、日本、中国、台湾、米国、英国、南アフリカ共和国など19カ国・地域の研究者、活動家ら約60人が参加した。

プノンペン= 全炳根(チョン・ビョングン)記者


追記: 本人が代表を務めるNGO法人ブリッジ・フォー・ピースの公式ブログに、神直子がこんなメッセージを出した。

朝鮮日報の記事について

朝鮮日報の記事を読んで、このブログを訪ねてくださった皆さまへ

まずは記事を読んでくださり、ありがとうございました。日本語版を私も読み、実は内容に困惑している箇所があります。

残念ながら発言していない内容が公になっており、現在記事を書いた記者と会社に連絡をとっているところです。

またご報告させて頂きます。

プノンペンの空港より

Bridge for Peace 2012.10.20

(続)朝鮮日報の記事について
20日にプノンペンから投稿させて頂いた内容に関する続報です。

残念ながら、私が話していない内容が記事になっていたことに困惑し、ネット上からの記事削除を記者及び朝鮮日報側に打診致しました。その結果、数時間後には記事が削除された次第です。

対面ではないネット上で細かな議論は避けたいと思いますが、記事ではブリッジ・フォー・ピースが慰安婦問題にのみ特化した活動を行っているかのような書き方をされていましたが、BFPを始めたきっかけは慰安婦問題がきっかけではありませんし、現在もその問題を特化して活動する組織ではないことを説明し、ここで訂正させて頂きます。

BFPとしては、貴重な歴史の証言者である元日本兵の方々及び被害を受けた方々から直接話を聴ける最後の世代として、しっかりと証言を記録していくことが現在急務だと思っております。
そのこと自体に異論のある方はいらっしゃらないと思います

詳しくは、BFPのホームページをご覧ください。

今後も活動をあたたかく見守って頂けたら幸いです。
宜しくお願い申し上げます。

ありがとうございました。

Bridge for Peace 2012.10.22

23日現在、ハングル版は削除されていないようだが?
ハングル版魚拓