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2013/01/04

安倍談話で村山談話修正へ


これは村山談話に関するニュースであるが、河野談話についても、撤回するのでなく新たな談話で事実上の修正を図っているという話は第一次安倍政権の頃から漏れ聞こえて来ていた。

新談話もまさか太平洋戦争を純粋なアジアの開放戦争だとは言わないだろうし、慰安婦についても金目当ての売春婦などとは言わないだろう。朝日新聞やニューヨーク・タイムズは懸命に牽制しているが、出してしまえば批判も沈静化するだろう。そうなれば、狼少年達はどんな顔をするか。

韓国や欧米紙は安倍を狂信的右翼と思いたいようだが(日本の進歩的メディアがそう印象づけて来た)、実際には外交にも歴史認識についても安部は穏健派である。

村山談話に代わる安倍談話発表へ…菅官房長官

 菅官房長官は4日、読売新聞などのインタビューで、過去の植民地支配と侵略について謝罪した1995年の村山首相談話について、「(政権として)引き継ぐと同時に、安倍内閣として、21世紀にふさわしい未来志向の新しい談話を発表したい」と述べた。

 新たな「安倍首相談話」の実現に向け、有識者会議を設置し、内容を検討する考えも明らかにした。

 村山談話は95年に閣議決定された。当時の村山首相(社会党)が昭和戦争を「国策の誤り」と認め、「アジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた」として、「痛切な反省の意」と「心からのおわびの気持ち」を表明したものだ。菅氏の発言は、閣議決定による村山談話の取り消しは行わないものの、新たな安倍談話によって、事実上、歴史認識の修正を図る考えを示したものとみられる。菅氏は安倍談話の内容について、「アジアとの友好、経済連携、文化などが含まれる」と語った。

読売 2013.1.4