シリカ太郎さんに教えていただいた。二年前の憲法裁判所決定からの流れ。朝日新聞は一人あたり20億ウォンと報じているが、複数の韓国メディアは1億ウォンとしている。
韓国人の元慰安婦、民事調停申し立て ソウルの地裁で
韓国人の日本軍元慰安婦12人が、日本政府に1人あたり約20億ウォン(約1・7億円)の損害賠償の支払いを求める民事調停を13日にもソウル中央地裁に申し立てる。関係者が12日、明らかにした。日本政府が調停に応じない場合、韓国での損害賠償請求訴訟に踏み切る方針だという。
元慰安婦や在韓被爆者の訴えを受けて韓国憲法裁は2011年、「請求権問題で韓国政府が日本と交渉しないのは不作為」とする違憲決定を出した。ただ、その後も、この問題での政府間協議が実現していないため、元慰安婦らは「(韓国)政府に任せても前進がない」とし、司法を通じて日本政府との話し合いを求めることにした、という。
朝日 2013.8.13
強制性を認めてくれれば矛を収めるという約束は反故か
韓国政府もこの動きをバックアップ。河野談話当時の両政府間の非公式な合意事項とされるものは、雲散霧消したようだ。
韓国外交部 慰安婦問題の迅速な解決促す
韓国外交部の趙泰永(チョ・テヨン)報道官は13日の定例会見で、旧日本軍の元従軍慰安婦12人が日本政府に1人当たり1億ウォン(約900万円)の損害賠償を求める訴訟に先立ち、民事調停をソウル中央地裁に申し立てたことについて、「日本政府は被害者が望み、納得できる方向で問題を早急に解決しなければならない」と強調した。
また、慰安婦被害者のイ・ヨンニョさんが11日に亡くなったことについて、「弔意と哀悼の意を表す」と述べた。その上で、「(被害者の高齢化のため)時間がない。日本政府は現実に向き合い、被害者が真の謝罪を受け、満足できる解決策を取るよう積極的に努力すべきだ」と指摘した。
韓国人被爆者79人が韓国政府を相手取り損害賠償を求める訴訟を起こしたことに関しては、「政府は被爆者問題が1965年に締結された請求権協定で解決できないとして、日本側に協議を要請してきた。日本政府は残念ながら協議に応じていない」と説明した。
日本の政治家が15日に靖国神社に参拝する可能性については、「靖国神社は戦犯が祀られており、侵略戦争を正当化する施設」とした上で、「参拝はあってはならない。韓国政府、韓国国民としては到底受け入れられない」との考えを示した。
聨合ニュース 2013.8.13