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2013/08/16

ソ・ギョンドク、Youtubeに慰安婦動画


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慰安婦問題扱った動画 韓国人教授が制作=SNSで拡散

【ソウル聯合ニュース】韓国広報の専門家として知られる誠信女子大学の徐ギョン徳(ソ・ギョンドク)教授が制作し、15日にユーチューブに投稿した動画「韓国人が知っておくべき歴史の話・第1弾 日本軍『慰安婦』編」が、短文投稿サイトのツイッターや交流サイトのフェイスブックなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて急速に広まっている。ユーチューブでの再生回数は16日までに2万回を超えた。

9分ほどのこの動画では、慰安婦の名称に関する問題を分かりやすく解説している。

冒頭で、ソウルの日本大使館前に設置されている慰安婦を象徴する少女像について、1992年1月8日に始まった水曜集会(慰安婦問題の解決を訴える定例の集会)が1000回を迎えたことを記念し、2011年11月14日に設置されたものだと説明。

続けて、1930年代初めから日本政府が組織的かつ体系的に運営した慰安婦に対する表現として「挺身隊」と「従軍慰安婦」が最もよく使われているが、いずれも不適切な表現だと問題を提起している。日本は女子挺身隊、または女子勤労挺身隊という名称で労働力も搾取したが、この女性らの相当数が慰安婦として連行された。このため「挺身隊」という言葉が自然と「日本軍慰安婦」を指す言葉になったが、性奴隷生活を送った慰安婦とは根本的に異なると指摘した。

また、従軍慰安婦の「従軍」は軍に従うという意味で、自発性が込められた言葉だと説明。この言葉は慰安婦の実相を隠そうとして日本が作り出したものだとし、慰安婦の証言から強制性は明白だと強調した。

動画はさらに、慰安婦が強制動員された歴史的背景、1日平均10~30人の軍人を相手に性行為を強要された悲惨な状況などを詳細に説明し、生存している元慰安婦らは今でもつらい思いを抱えていると紹介している。

そして場面は再び1085回目を迎えた水曜集会の現場に変わり、「日本は正しい歴史教育をせよ」といったスローガンを叫ぶ参加者の姿と、安倍晋三首相や日本国会議員の「妄言録」が交互に映し出される。

動画は、慰安婦問題は韓国だけの歴史問題ではなく全世界が関心を持って癒していくべき歴史だと訴え、終了する。

徐教授は「韓国でさえも日本軍慰安婦のことを今でも『挺身隊』『従軍慰安婦』と正しくない言葉で呼んでいるのを見て、これまで謝罪をしない日本ばかりを非難し、肝心のわれわれ自身の姿を反省してこなかったことを残念に思った」と打ち明けた。近く動画を英語、日本語、中国語に翻訳し、ユーチューブで公開する予定だ。今後は独島、旭日旗、靖国神社、東北工程問題など10のテーマを選び、動画を制作するという。