ネット上の情報では、対抗企画を用意していた日本側(といっても、政府主導の韓国側と異なり、日本側は一般人が企画)も同様の仕打ちを受けたとか。興味深い展開。
日本が圧力? 慰安婦説明会が突然の中止=仏漫画展
「中止しなければ企画展の実施を認めない」 事務局側が強硬姿勢
フランスで30日から開催される世界最大級の漫画展示会「アングレーム漫画祭」で韓国が企画している慰安婦関連の特別展について、パリで行われる予定だった事前説明会が展示会事務局側の要求により全面的に中止された。説明会は現地メディアや文化界関係者を招いて行われる予定だった。最近韓国と「歴史戦争」を繰り広げている日本が、事務局に圧力をかけたのではないかとの疑惑が浮上している。
韓国は30日から4日間の日程で行われる同漫画祭で、慰安婦に関する特別企画展「しおれない花」の開催を予定している。イ・ヒョンセさん、パク・チェドンさんら19人の漫画家が慰安婦の悲惨な体験をテーマに20編の漫画と4編のアニメーションを展示・上映することになっている。韓国側の慰安婦企画展組織委員会は29日午後、パリの韓国文化院で、フランスの記者や文化界関係者およそ20人を招いて懇談会を開催する予定だった。懇談会にはチョ・ユンソン女性家族部(省に相当)長官も出席することになっていた。だが、懇談会の前日になって漫画祭の事務局から、懇談会を中止するよう要請があった。事務局は、懇談会を中止しなければ企画展自体を認めないという強硬な態度だったという。
日本は昨年5月に韓国が慰安婦企画展を提案した直後から、アングレームの事務局に抗議の意を伝えるなど、組織的に妨害する動きを見せていた。日本の漫画はフランスの漫画市場の約8割を占めており、今回の漫画祭でも最大の後援国となっている。
朝鮮日報日本語版 2014.1.30
[国際]韓国の「慰安婦」展示説明会中止に フランスの国際漫画祭、主催者が要請
30日付の韓国紙、朝鮮日報は、フランス南西部アングレームで現地時間30日から開かれる国際漫画祭で韓国が予定している従軍慰安婦をテーマにした企画展をめぐり、地元記者ら対象の事前説明会が漫画祭を主催するフランス側の要請で中止されたと報じた。
同紙によると、説明会はパリ市内で29日、韓国の趙允旋女性家族相も出席して行われる予定だったが、主催者側が28日に中止を要請し、中止しなければ企画展ができなくなるとの立場を韓国側に伝えたという。
企画展は韓国の漫画関連団体や女性家族省が計画して30日から2月2日まで開かれる予定。親しみやすい漫画を通じて慰安婦の「被害実態」を国際社会にアピールする狙いという。
同紙は中止要請の背景について、日本が主催者側に働き掛けたとの情報があると伝えた。(共同)
産経 2014.1.30
閣僚を投入した韓国側には一定の配慮は避けられなかったろう
しかし、二度目はさすがに無理?
続報: やはり、こうなったか。主催者側が直接韓国政府と約束を交わしていた以上、まるっきり無下には出来なかったのだろう。一国の大臣がわざわざフランスまでやって来たのである。韓国側が地元記者らを対象に予定していた説明会を中止に追い込んだだけでも成果と言えるのではないか?日本側の関係者は悔しいだろうが、こうなった以上、韓国側にも二度目はないだろう。
駐フランス日本大使は、謝りました(反省してます)とだけ説明。・・・いつものこと。
「慰安婦漫画」韓国OK、日本ダメ 仏国際展 主催者「政治的な宣伝」
欧州最大級の漫画フェスティバル、フランスのアングレーム国際漫画祭が30日、開幕した。漫画祭には、慰安婦問題をめぐる日本と韓国の作品が出展されたが、主催者側は、「強制連行はなかった」とする日本側の漫画を「政治的」として撤去するよう要請した。韓国政府が持ち込んだ「元慰安婦被害者」の作品は展示を許可した。「韓国側主張の誤りを正し、真実を伝えたい」と、漫画作成に意気込んできた日本側関係者は納得せず、波紋が広がっている。
30日、韓国政府の趙(チョ)允(ユン)旋(ソン)・女性家族相はアングレームを訪問し、「散ることのない花」と題した元慰安婦についての漫画企画展の開幕を宣言した。しかし、。
日本発慰安婦漫画の出展準備を進めていた実業家の藤井実彦氏(41)ら「論破プロジェクト実行委員会」のメンバーらは29日、アングレーム中心部にある「アジア館」の日本ブース前で行っていた記者会見の中止を主催者から求められた。
主催者は、日本側の漫画について「政治的な宣伝だ」と発言、日本側の関係者と論争になったという。
藤井氏は「日本人が得意とする漫画で慰安婦の真実を伝えようとしたことが、表現の自由を標(ひょう)榜(ぼう)するフランスの漫画祭で理解されず残念だ。韓国政府が主導している反日の出展こそが政治的な宣伝であり、抗議していきたい」と語った。
鈴木庸一・駐フランス大使は開幕前にパリで行われた会見で、「漫画祭は文化イベントで、特定の政治メッセージを伝えることは好ましくない」と発言。日本が韓国に第二次大戦の問題で謝罪をしていないという認識は誤りだと指摘し、補償問題についても、1965年に韓国と締結した請求権・経済協力協定などで完全、かつ最終的に解決したとの日本側の立場を改めて説明した。
会場では、「漫画祭を政治に利用しないでほしい」「漫画は楽しむもので議論するためのものではない」との声も聞かれた。
とはいえ、「アーティストに表現の場を与えたもので、政治的性格は持たない」「(従軍慰安婦に関する)議論が深まるのは良いことではないか」と語ったとされる主催者。しらじらしい。
仏漫画祭で「慰安婦展」=会場に韓国閣僚も
フランス中部アングレムで30日開幕した恒例の漫画祭で、韓国の団体が旧日本軍の「従軍慰安婦」をテーマにした特別展を開いた。安倍晋三首相の靖国神社参拝を契機に、中国や韓国が歴史問題で対日批判を強めている時期だけに、会場には地元フランスのほか日韓のメディアが多数集まった。
中韓が日本批判=靖国・歴史認識、慰安婦問題-国連安保理
市役所近くに設けられた韓国館では、展示スペースの大半を使って従軍慰安婦をテーマにした漫画が展示され、慰安婦に関するアニメも会場内で流された。韓国の趙允旋・女性家族相も韓国館の開館式に出席。「ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)は多くの人が知っているが、従軍慰安婦は世界にあまり知られていない。漫画という媒体を通じ、この問題が広く伝わるよう望む」と語った。
漫画祭主催者は特別展について、記者団に「アーティストに表現の場を与えたもので、政治的性格は持たない」と主張。その一方、特別展を通じ「(従軍慰安婦に関する)議論が深まるのは良いことではないか」と話した
時事 2014.1.30