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2015/02/03

慰安婦像倍増計画(久保田るり子) ??

城南市の慰安婦像建立は市長が推進

韓国では慰安婦像がブームである。いろいろニュースが出ているが、このブログでも取り上げきれない状況である。久保田るり子の書き方だと、現在の慰安婦像建立運動は統一された意思の下で「倍増計画(久保田)」が進められているような印象だが、実際は各地の有志が自主的にやっているようである。参与連帯がブームの仕掛け人というわけでもなさそうである。パク・ウォンスン市長が除夜の鐘つきに慰安婦を招くというような事をやっているのは事実だが。

■韓国国内で慰安婦像の建立がとまらない

在ソウル日本大使館前の元慰安婦らによる「水曜デモ」一千回を記念して、約3年前に建てられた慰安婦像は現在、韓国6カ所(ソウル、高陽、水原、華城、城南、巨済)にある。この倍増計画が左派市民団体で本格化している。今夏の「光復節」までに像の建立を目指し、世宗、大田、蔚山、光州、富川、昌原)の地方都市6カ所での建立運動だ。

韓国紙などによると、中心になっているのは韓国中部の世宗市の市民団体で、今年年初に「世宗平和の少女像建立市民推進委員会」を組織すると発表。3月に慰安婦問題解決と朝鮮半島統一を祈念する文化祭を開き、8月に慰安婦像の除幕式を予定しているという。ほかの都市も同様で、大田市はすでに寄付金が集まっており、同市も支援を決定したため「3・1節」(日本からの独立運動記念日)に他市に先駆け像の除幕式を開催の見込みだ。

建立運動の中心を担っているのが韓国の左派市民団体の代表格「参与連帯」だ。世宗市では、「世宗参与自治市民連帯」が約20の市民団体を率いている。

参与連帯」は盧武鉉氏を当選に導き盧政権を支えた支持団体「ノサモ」(盧武鉉を愛する会)の母体で親北反米の運動体として知られる。李明博政権下で起きた北朝鮮による韓国哨戒艦「天安」撃沈事件(2010年3月)では、北朝鮮の犯行を報告した政府調査報告書を「疑惑だらけ」として国連安保理に「北朝鮮制裁はおかしい」と公開書簡を送りつけ、韓国内では大問題になったものだ。

■慰安婦運動で左派親北勢力の動きが活発化

「参与連帯」の創設者で元代表は、現ソウル市長の朴元淳氏である。

この団体は1994年、「参与民主社会と人権のための市民連合」として発足して99年「参与連帯」となったが、朴氏は弁護士でもあり、日本での元慰安婦による訴訟運動にも関与していたことで慰安婦問題には精通している。

朴氏は96年から「参与連帯」の代表を務めて盧武鉉時代に組織を固めた。朴氏は一方で左派弁護士の団体「市民社会のための弁護士の集まり」も率いており、2011年、左派勢力を結集してソウル市長に当選した。そして現在はポスト朴槿恵氏の左派系の最有力大統領候補とされている。

朴槿恵氏の求心力が弱まっている現在、慰安婦問題は今年も朴政権の対日攻勢の主テーマとなる。こうした慰安婦像建立運動は対日韓国世論をさらに攻撃的にする可能性がある。また、建立運動の推進団体が次期大統領候補の団体となれば、日韓関係の中長期にわたる懸念材料がまたひとつ増えることになる。(以下略)

ZakZak 2015.2.2 (一部)