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2015/12/26

慰安婦像移転が現実味

5年前なら移転は不可能だったはず

ついに来た。もう挺対協には往年の勢いはない。社会党は消滅、朝日新聞は謹慎中。日韓友好の足を引っ張る勢力が衰え、日韓関係改善の好機となった。日韓両政府が歩み寄りを開始したのは当然か。

挺対協は、この期に及んでグダグダ言っているが、以前のようには韓国政府も言いなりにはなってくれないだろう。日本政府からも適当に突き放されるだろう。反日の少女像の移転先は、やはり南山に新しく作られる慰安婦追悼公園か。ついでに水曜デモの場も移すよう日本政府は要求すべきだろう。

ソウル日本大使館前の少女像、韓国が移転を検討

ソウルの日本大使館前に設置された慰安婦を象徴する少女像について、韓国政府が移転の検討を始めたことが25日、わかった。


韓国政府関係者が明らかにした。日本政府は慰安婦問題妥結の条件として少女像の撤去を求めており、28日の日韓外相会談で進展があれば、韓国政府が市民団体の説得を始める見通しだ。

移転先には、慰安婦を追悼するためソウルの南山に建設予定の公園「慰安婦記憶の場」などが浮上している。韓国の尹炳世ユンビョンセ外相は23日の討論会で、少女像の撤去について「本質的な問題で進展があれば、関連した部分も進展がありうるのではないかと考えている」と述べていた。

少女像は、元慰安婦を支援する市民団体「韓国挺身ていしん隊問題対策協議会」(挺対協)が2011年12月、毎週水曜日に大使館前で行っているデモの1000回記念として設置した。行政の許可なしに公道上に設置されており、日本政府は大使館の保護などを定めたウィーン条約に抵触するとして、政府間交渉の場で撤去を求めてきた。

読売 2015.12.26[2]


追記:27日

「韓国外務省当局者は『少女像は民間が建てたもので、政府があれこれ言えるものではない』と主張」(産経12.26) 表沙汰になって韓国政府が狼狽か?公道上の無許可設置物に政府が手を出せないと。

毎日「韓国政府としては・・・少女像についても関係団体の説得を進めたい考えだったとみられるが、見通しは不透明になってきている。」

11月の日韓首脳会談で日本側は、ソウルの日本大使館前にある慰安婦を象徴する少女像の撤去を要求。韓国外務省は「本質的な問題でなんらかの進展があり、解決されれば、関連する部分でも進展がある可能性もある」(尹炳世(ユンビョンセ)外相)と、日本側に一定の配慮を見せ始めている

しかし、2011年に募金による少女像の設置を主導した元慰安婦支援団体、韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会(挺対協)の尹美香(ユンミヒャン)常任代表は26日、「少女像は既に(一部の団体の物ではなく)共同の存在になっており、撤去したり、移転したりすることは不可能だ」とのコメントを発表し、韓国メディアが一斉に報じた

韓国政府としては、外相会談などを通じて妥結の道筋が明確になり、国内で一定の評価を得た時点で、少女像についても関係団体の説得を進めたい考えだったとみられるが、見通しは不透明になってきている

毎日(一部) 2015.12.27

28日 「民間団体の事業だから、韓国政府が撤去できないのはわかる」。あそこは公道上であり、米軍による女学生轢死事件では、韓国政府は反米のアメリカ大使館前から撤去している。長年韓国政府が見て見ぬ振りをして来たから、動かせなくなった。韓国政府の責任である。

11月の日韓首脳会談で日本側は、ソウルの旧日本大使館前に設置された慰安婦少女像の問題について懸念を伝えた。日本側関係者の一人は「民間団体の事業だから、韓国政府が撤去できないのはわかるが、少女像が日韓関係に悪影響を与えていることを認める必要がある」と指摘。韓国政府に対し、何らかの意思表示をするよう求めている模様だ。

韓国側は「慰安婦問題が解決されれば、自然に少女像もなくなるはずで、議論の順序がおかしい」(政府関係者)と反発している。

朝日(一部) 2015.12.28