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2016/04/07

グレンデール市が日韓合意支持へ?孤立するKAFC

像の前で日韓合意に抗議する韓国系(1月)
市議会は同調せず

慰安婦問題。KAFCなどはこれを人権問題として誤魔化してきたが、日韓(+米)の劇的な決着によって、海外の事情に疎いアメリカの地方自治体の関係者の目にも慰安婦騒動の正体が明らかになったということだろう。市長が合意支持の決議を採択して任期を終えたいと語っているというから、彼らにとっても慰安婦像の問題は胸のしこりになっていたのかもしれない。

グレンデール市は、反日感情から慰安婦像の設置を認めたのではない。設置運動が善意だと思ったからだ。日本側も、最初からこれが第三国の外交問題だと訴えられれば良かったが、当時はまだ反対運動のやり方も未熟で、逆に市議会議員を敵に回してしまった感があった。

公園を勝手に聖地にしてしまった

情勢は大きく変わった。KAFCが慰安婦像の周辺を勝手に聖地化している実態を指摘し、像を私有地に移させるよう、今度は冷静に(!)説得すべきだろう。ソウルの慰安婦像撤去のタイミングがチャンスか。

追記2016.4.15: KAFCの巻き返しで、状況は再び混沌?

慰安婦像設置の米グレンデール市 市長が日韓合意を支持「成功を歓迎」 議会も支持決議の公算、日本非難に歯止めか

米国で唯一、公共の場に慰安婦像を設置しているカリフォルニア州グレンデール市のナジャリアン市長は5日(日本時間6日)の同市議会で、慰安婦問題の最終的かつ不可逆的な解決で合意した昨年末の日韓合意を歓迎し、支持する意向を表明した。近く市議会に提出される見通しの支持決議案も採択される公算が大きく、慰安婦問題に関する米国での日本非難の動きに歯止めがかかりそうだ。

ナジャリアン氏は日韓合意について「外交上の成功を歓迎する」「両国の行動で解決することを喜んでいる」とし、「オバマ大統領も先週、両国の首脳と会い、改めて(合意を)支持した。グレンデールも支持する」などと述べた。

同市の市長は任期4年の市議5人が1年ごとに互選され、ナジャリアン氏は5日で任期を満了した。同氏は「日韓の駐ロサンゼルス総領事を招き(日韓合意の)支持決議案を通して任期を終えようと思い、日本側の了解を得たが、韓国側の都合がつかなかった」と説明。次期市長に決議採択を引き継ぎ、自らも市議として協力すると表明した。

2013年7月の像設置の可否を決める採決で賛成したナジャリアン氏が日韓合意の支持を表明したのは、閣僚経験のある与党国会議員らが昨年11月、ナジャリアン氏と面会し、日韓両国の慰安婦問題に関する受け止め方の違いを説明したほか、市議会にパイプを持つ日本関係者が接触を重ねたことが背景にある。

年末の日韓合意以降、同市の慰安婦像前では、在米韓国系団体などが合意破棄を求める集会などを開いてきたが、グレンデール市議らは参加を要請されても一切応じていない。決議が市議会で採択されれば、合意に反対する活動家らの行動だけが際立つ形になる。

産経 2016.4.7