とりあえず市議会の押さえ込みに成功?
昨年末、日本政府と韓国政府は慰安婦問題の最終的かつ不可逆的解決に合意した。このニュースはアメリカにも伝わり、飛び火した騒動に巻き込まれたグレンデール市の関係者をも安堵させたようである。今だ誤解も根強いが、少なくとも慰安婦問題が解決したということで、退任する市長はわざわざ退任の挨拶の中でこれを歓迎、市議会として日韓両政府の努力を称えたいと述べた。
これを知って治まらないのが、日韓合意を認めないKAFC(カリフォルニア州韓米フォーラム)。キム・ヒョンジョン(前列左)らがプラカードを持って市議会に押しかけた。手応えはあったようで、議員たちから日韓合意があっても市議会は慰安婦らを支持し続けるという言質を取れたと満足げな様子。なお日系人キャシー・マサオカも駆けつけ、KAFCらを援護したという。
KAFCらはひとまず市議会を押さえ込んだのだろう。しかし、ナジャリアン前市長のように、少しずつだが原理主義的なキム・ヒョンジョン(最近は、渡米したイ・ヨンスに付き添い各地を回っていた)らから離れて行く議員も出てくるかもしれない。そういえば、KAFCのかつてのリーダーだったユン・ソクウォンの姿も、最近見かけないような気がする(要確認)。
慰安婦韓日合意支持決議案に反対
慰安婦平和の少女像があるグレンデール市の市議会が韓日政府間の慰安婦問題解決合意を支持する決議案を推進する中で、カリフォルニア州韓米フォーラムの関係者など韓国人が12日グレンデール市議会に参加し、日本の反倫理犯罪である慰安婦問題に対する正しい歴史認識を促し抗議した。
この日参席者が抗議意思を伝達する文面を掲げている。
The Korea Times 2016.4.13[2]
위안부 한일 합의 지지 결의안 반대
위안부 평화의 소녀상이 있는 글렌데일의 시의회가 한일 정부간 위안부 문제 해결 합의를 지지하는 결의안을 추진하고 있는 가운데 가주한미포럼 관계자 등 한인들이 12일 글렌데일 시의회에 참석해 일본의 반인륜 범죄인 위안부 문제에 대한 올바른 역사인식을 촉구하며 항의했다.
이날 참석자들이 항의 의사를 전달하는 문구들을 들고 있다.