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宮古島慰安婦の碑と「慰安婦」問題関西ネットワーク
慰安婦問題で連携確認 宮古島 碑建立2年で集い
宮古島市上野野原の日本軍「慰安婦」祈念碑建立から2周年を記念した集いが4日、同市上野の野原公民館であった。日本軍「慰安婦」問題を考える宮古の会が主催して、同祈念碑建立に携わった関係者や県外の活動者らが参加。慰安婦問題の早期解決に向け、連携して取り組むことを確認した。
同祈念碑を建てる会東京事務局の共同代表を務めた中原道子さんは、国連による日本政府への慰安婦問題の早期解決を求める勧告や、各国議会が日本政府に公式謝罪を求める決議案を可決していることなどを説明。一方、宮古島では住民が慰安婦に偏見なく接していたとして「偏見なく接することが一人一人に問われており、宮古で多くのことを学んだ」と話した。
集いの前に、沖縄本島や宮古島の「慰安所」のあった場所を視察したという、日本軍「慰安婦」問題関西ネットワーク共同代表の方清子(パンチョンジャ)さんは「被害者の方の高齢化が進む中、この問題は一日も早く解決しないといけない」と訴えた。
同会事務局の上里清美さんは「慰安婦問題は今の基地問題と同様な根がある」と指摘。戦時中の、慰安婦に対する軍隊の行為の背景を伝えていくことが大切だと主張した。