「朝日新聞の慰安婦報道について検証する第三者委員会」についての研究者・弁護士による朝日新聞への申し入れ行動
記者会見のご案内
ご存知のように、朝日新聞が去る8月5-6日付で掲載した慰安婦問題の特集記事中、いわゆる「吉田証言」を虚偽と判断し、関連記事を取り下げたことを機に、日本軍慰安婦問題は、朝日新聞が作った捏造だとして、従軍慰安婦問題そのものを否定しようとするキャンペーンがメディアを中心に嵐のようになされています。
それに対して、朝日新聞の木村伊量社長は、9月11日、「吉田証言」が虚偽であったこととその訂正が遅きに失したことについて謝罪し、さらに、過去の報道の経緯や、国際社会に与えた影響、特集紙面の妥当性などを検証する第三者委員会を立ち上げるとしました。その第三者委員会による検証結果、および今後の朝日新聞の慰安婦問題に対する報道姿勢は国内外が注視するところですが、10月3日付紙面で、第三者委員会の内容が発表され、私たち研究者・弁護士は、慰安婦問題に対する十分な理解のないまま結論を出されることがないかと、危惧を抱きました。
委員には、慰安婦問題に関して学術的研究を重ねてきた研究者、法律家が入っておらず、国際人権機関に関わってきた法律家や人権NGOも入っていません。また有識者7人のうち男性が6人とジェンダーバランスにも欠いています。
そこで、急遽ですが、歴史や人権問題に関わる研究者・弁護士が中心となり、要望書を作成し、第三者委員会の第一回会合を前に、10月9日(木)午前、朝日新聞社木村伊量社長、および第三者委員会に申し入れることにしました。
同要望書には、10月8日現在、歴史、人権、女性問題、国際関係、メディア論などを研究する全国の研究者・弁護士100人以上から、賛同が寄せられております。
申し入れ後、以下のとおり記者会見を行いますので、ご取材くださるようお願いします。
記
時間:10月9日(木) 午後2時から
場所:衆議院第2議員会館 第8会議室 *通行証配布は、午後1時30分?
記者会見参加者:林博史(関東学院大学教授)
内海愛子(恵泉女学園大学名誉教授)
田中 宏(一橋大学名誉教授)
大森典子弁護士
中野敏男(東京外国語大学教授)
金 富子(東京外国語大学教授)
*要望書、賛同者一覧などの資料は当日発表します。
以上
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