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2015/08/20

中国政府 「慰安婦を日本軍に”販売”した証拠!」


1938年の上海で、親日派の中国人が女性を誘拐して慰安婦として日本軍に売り渡していた証拠が中国の政府機関から発表された、ということなのだが・・・。

人民網が掲載する5枚の写真を見る限り、どうも真相は・・・上海のフランス租界でパトロール中のフランス警察が、路上で男女が口論しているのに気づいた。女性らに事情を聞いた結果、警察は、男が女性を日本軍の為の売春婦として売り飛ばそうとしていると判断。女たちが抵抗した為に、男たちは力づくで近くの建物に連れ込もうとしていた。この結果、数人が誘拐の罪で、他の数人が人身売買その他の罪で刑を言い渡された、ということだったようである。

どこにも、日本軍に売り渡したとも書いていないし(日本軍の公式の慰安所とも書いてない)、犯人が親日派だったとも書いてない。

そういえば以前ツイッターで、「強制連行したのは業者。日本軍は業者から女性を買っただけ」というビックリするようなRTをもらったが、それが事実なら大変マズイことである。アメリカ政府はそう(日本軍による人身売買 trafficking of women for sexual purposes by the Japanese military)と思い込んでいるようだが、あれは誤解であって(安倍首相の説明不足)、日本軍が人身売買をしていたわけではない。それとも38年という早い時期なら、軍が女性を売り買いしていたという事もありえるのだろうか?吉見・林某といった「慰安婦問題のプロ」なら、「断定はしないが、その可能性はある(キッパリ)」ぐらい言いそうだが、疑わしい。少なくとも、これは日本軍が人身売買を行っていた事を裏付ける資料でも、軍による強制動員の資料でもないようである。こういう話は、第二次大戦後の米軍周辺でもあったろう。

国家公文書局は18日、『「慰安婦」――日本軍の性奴隷』第四回として、上海共同租界における公文書を公式ウェブサイトで公開した。

上海共同租界の警察署における親日派が女性を誘拐し、「慰安婦」をさせた犯行に関する調査記録(1938年4月、上海市公文書館より)によると、上海共同租界警務所における公文書の中には警察署の取調・捜査記録及び上海地裁の審査請求裁決書がある。
1938年4月、日本軍に仕える親日派は中国女性を誘拐し、虹口区のある旅館に集めた後、彼女たちを「慰安婦」として日本軍に販売した。その親日派の犯罪者の中、四人は裁判所から懲役刑が言い渡され、主犯であるもう二人は日本軍占領区に潜み、捕らえられなかった。