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2015/10/23

日韓議員連盟河村幹事長 「女性基金のフォローアップ(年1千万)最近知った」



河村建夫(自民)は、アジア女性基金後も日本政府が慰安婦の為に毎年1千万近い金を拠出していることを、最近まで知らなかった。彼は日韓議員連盟の幹事長なのだが・・・。

日本政府は、賠償のおかわりには応じる気でいるようである。しかし「問題を外国に持って行くことや、慰安婦像を造ることはおしまいにするといった確約」を韓国政府から取るのは難しい。韓国政府は憲法裁判所判断に縛られているし、モニュメントの設置運動などは官民共同(あるいは、民間主導という建前)でやっているので政府の意向では止まらないだろう。

――慰安婦問題の解決が必要だと思う理由は?

先日、大島理森衆院議長と韓国の鄭義和・国会議長との会談に同席したが、慰安婦問題の話が一番に出た。今月初めの公明党の山口那津男代表と朴大統領との会談でも、一番に慰安婦問題を言われた。日韓がこれまでいろいろ議論してきた中で、ここが一つの課題になってきていることは間違いない。

――日本側ができることとは。

ぼくは最近知ったのだけど、(元慰安婦に償い金などを渡した)アジア女性基金の事業が中断した後も、外務省がフォローアップ事業をやっている。毎年1千万円近い予算を組み、元慰安婦を訪問するなどしている。この事業を膨らます方法もあるのではないか。

いずれにしても今後は日韓両方でやるべきだ。日本側からは、問題を外国に持って行くことや、慰安婦像を造ることはおしまいにするといった確約がないと進めないという事情もある。

――安倍首相の慰安婦問題についての考えは。

70年談話でも、「戦場の陰には、深く名誉と尊厳を傷つけられた女性たちがいたことも忘れてはならない」という言葉で慰安婦に触れている。実は(アジア女性基金の)フォローアップ事業の話を聞いたのは安倍総理の口からだった。安倍さんがそれをぼくに話したということは、やれることを考えているからだと思う。ただ、日本が何かした場合、これでおしまいで、次にまた求められるのは困るとも言っていた。

朝日(一部) 2015.10.21 [全文]

オマケ。菅官房長官のこの発言も、果たして本音かどうか。

菅官房長官、慰安婦支援発言「河村氏の個人的考え」

菅義偉官房長官は22日午前の記者会見で、自民党の河村建夫元官房長官が慰安婦問題をめぐり、元慰安婦への生活支援に安倍晋三首相が関心を持っているとした発言に関し「河村氏の個人的な考え方だと思っている」と述べた。

同時に「慰安婦問題についてわが国政府の立場は、これまで申し上げてきた通りだ」と述べ、1965年の日韓請求権協定に基づき「解決済み」との認識を強調した。

産経 2015.10.22