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2016/02/03

生きた慰安婦像・日本人研究者ら英国日本大使館前でデモ

大使館前に生きた「少女像」が登場

イギリスでの初めての水曜デモは、日韓の最終合意に抗議して、1月6日、日本大使館ではなく韓国大使館前で催された。第二回となる今回は、いよいよ日本大使館前に場を移し、当日は生きた慰安婦少女像も登場。挺対協声明を支持するという「『慰安婦』に正義をイギリス支援団体」なるグループや『Unfolding the Comfort Women Debates (Genders and Sexualities in History)』という著書のあるユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンキムラ・マキといった人々が大使館前に参集。警察に通報される騒ぎになった。

キムラ・マキか?

キムラは、今月の13日にロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)で、Listen to 'Comfort Women's Voices, Hear Their Cries「慰安婦の声を聞け、彼女たちの叫びを聞け」というタイトルで講演を行う。参加者はこれを機会に、慰安婦問題をイギリスで広める活動を展開していくという。キムラは、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンのサイトで日本軍(第二次大戦中の)軍隊性奴隷システムの研究者として紹介されている。イギリスでも、良心的日本人が理論的支柱として活躍していくことになりそうである。


「日本軍性奴隷システム」の研究者、キムラ・マキ
海外の慰安婦騒動には日本人も関わっている

Throughout her research career, Maki’s research focus has been on social justice, gender and racial equality. She has recently published a book entitled Unfolding the ‘Comfort Women’ Debates: Modernity, Violence, Women’s Voices, based on her Ph.D. research, which examines the system of military sexual slavery in Asia-Pacific during the Second World War.
UCL DEPARTMENT OF POLITICAL SCIENCE 




27日の水曜日午後2時、ロンドンの日本大使館の前でのパフォーマンスが周囲の耳目を集めた。短髪で白いチョゴリと黒いチマを着てマフラーを巻いて大人しく(?)座っている少女が、道行くロンドン市民の関心を大いに引いた。 これは、韓国の日本大使館前の少女像をそのまま再現したものであった。さらに日本大使館の要請で出動したロンドン警察官が集会内容を聴き、「意義のある行動」だと支持する奇異な風景まで演出された。

1月6日に開かれた第一回水曜デモに続く今回の第二回水曜デモには、イギリスの人々と海外同胞、留学生、韓国(人?)の高校生のグループなど20人余りが参加した。 彼らは(日韓の)「慰安婦」交渉の無効日本の戦争犯罪認定と反省、真相究明と戦犯の処罰、ハルモニに対する公開謝罪と法的賠償、そして日本の教科書に歴史を正しく記載することを日本政府と韓国政府に要求した。

今回のデモは「ハルモニに直接会い(?)に来て謝罪せよ」と筆でバナーを書くパフォーマンスを皮切りに、Teaching Fellowとしてユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンに在職中であり『Unfolding the ‘Comfort Women’ Debates:Modernity,Violence,Women’s Voices』を執筆したキムラ・マキ博士の講演と参加者の自由発言の順に進行した。

ある女子高生参加者は、「日本は戦争犯罪に対して真実性のある反省をしなければならない。 そしてハルモニに直接会いに(?)来てひざまずいて謝罪しなければならない」と話した。 また他の参加者はパク・クネ大統領を「ハルモニたちに何の話もなく、10億円という屈辱的な金をもらって協議した」と激しく批判した。

参加者は続けて「慰安婦」問題を知らせるための集会とセミナーなどを計画中と公表した。 2月13日にSOASでキムラ博士による「韓国(人?)の『慰安婦』:彼女らの声に耳を傾けよ、彼女らの叫びを聞け」というタイトルの講演がそのスタートになる予定だ(注:正式なタイトルはListen to 'Comfort Women's Voices, Hear Their Cries)。

NewsPro 2016.1.31[2] [原文]

'Comfort Women' Protest at Japanese Embassy London 27 Jan 2016
Following the demonstration Weds 6 January at the Korean embassy, protesting the betrayal of the surviving 'comfort women' with the Japan-South Korea 'settlement', a second protest was held at the Japanese embassy Weds 27 January. We support the Korean Council for Women Drafted Into Sexual Slavery by Japan's call for a real apology from prime minister Shinzō Abe, legal reparations and admission of  international crime and a commitment to educating future generations. We deplore president Park Geun Hye's agreement to have the iconic 'comfort woman' girl statue in Seoul removed, and will join supporters around the world in fiercely opposing any attempts to carry out this idiotic promise.

Justice For 'Comfort Women' UK Support Group フェイスブック