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2012/02/15

ようやく日本のメディアも注目?米国の「慰安婦の碑」建立運動




アメリカでのこの慰安婦の碑建立運動は、何年も前から韓国ウォッチャー達がブログなどで紹介して来た。本(旧)ブログもその一つであったが、ようやく最近になって紙媒体にも取り上げられるようになってきた。

大切なのは、「慰安婦問題はもう終わった問題」だと日本人が安心している今現在も、世界ではある種の人々が「日本軍性奴隷問題」を国際常識にしようと活動しているという事実である。特に、アメリカやカナダでは学校教育を通じて周知させようと様々な活動が展開されている。この事を日本人と日本政府はキチンと認識しておかねばならないという事である。

ただし、ムキになって「慰安婦はお金をもらっていた」「売春婦だった」などといった抗議メールを送りつけ、日本の印象を一層悪くしてしまうようなやり方は頂けない(繰り返すが、軍人による買春は現在ではご法度である。弁解するなら、もう少し賢くやらねばならない)。

当時パラセイズ・パーク市では反対の声もあり、それをKAVC(韓国人有権者センター)を中心とした韓国系のグループがどうやって道理を曲げて無理を通したかは、以前にお伝えしたとおり(写真は、市議会議員たちを説得する韓国系の若者たち)こうしたヘイトに基づく記念碑を作ってしまったという事実は、韓国系にとってもアメリカにとっても負の歴史となるのである。それに対して感情的になる必要はない。といって、手をこまねいていてもいけない。



従軍慰安婦碑 米国で韓国人が36%の地域で反対の声消される

ソウルの日本大使館前に反日団体によって「従軍慰安婦の碑」が建立されるという暴挙に、韓国人の苛烈さを見て取った日本人も多いだろう。だが、ソウルだけではなかった。彼らは韓国内だけでなく、アメリカでも同様の碑を建てていた。日本人を貶める反日運動は、より戦略的に全世界で展開されようとしているのだ。ジャーナリストの水間政憲氏が報告する。
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ソウルの日本大使館前で慰安婦碑の除幕式があった昨年12月14日、地球の裏側ではある告知記事が配信された。米国ニュージャージー州北部のローカルニュースを中心に扱うサイト「North-jersey.com」に掲載されたその告知は、ニュージャージー州パラセイズ・パーク市の図書館で2名の元慰安婦が行なう演説の案内であった。そこでは、
〈この2人の女性は韓国系アメリカ人の有識者評議会によって、アメリカ合衆国に招かれた人達で、(中略)日本軍による性奴隷として奉仕させられた数千人のアジアの女性と共に「捕虜収容所」に於いて、囚われの身で過ごしたのです〉
と、紹介されていた。さらに、パラセイズ・パーク図書館責任司書のスティーブ・カバルロ氏の「彼女たちはこのことを広く知ってもらい、このようなことが再び起きないよう、やって来ました」というメッセージも掲載されていた。
捏造歴史認識は、ますますエスカレートしている。「慰安所」が「捕虜収容所」にすり替えられているのである。
しかし一体なぜ、訪れた先がニュージャージー州パラセイズ・パーク市の図書館だったのか。実は、そこに「日本軍従軍慰安婦の碑」(キリム碑)が設置されているのだ。
「キリム碑建立運動」は、韓国人有権者センター(KAVC)の主導で、2009年から始まったが、当時、同市住民は、特定民族の「追悼碑」を建てることに強く反対した。だが、街の人口約1万7000人に対し、韓国人が36%を占めるという、全米で最も韓国人が居住している地域でその反対の声はかき消された。
在米韓国人のロビー活動が奏功し、パラセイズ・パーク市長や市議会の判断によって2010年10月23日に碑は建立された。因みに同碑をデザインしたのは前出の同図書館責任司書カバルロ氏である。(SAPIO2012年2月22日号)