2012/02/02

カナダの反日教育がもたらしたもの



11年生だから、日本で言えば高校2年生にあたる。カナダのトロントにはトロント・アルファという反日(?)団体がある。ここが教育を通じて第二次大戦中の日本の残虐性を子供たちに教えるという活動を行なっている為に、トロントを中心に慰安婦問題に興味を持つカナダ人は少なくない。なぜカナダなのかというと、中国系の移民が多いからだろう。5年前になるが、カナダの議会でも「慰安婦決議」が採択され、中国系のオリビア・チョウ議員の出鱈目な演説が拍手をもって迎えられた光景が映像として残っている(下の動画参照)。

この高校生たちも慰安婦についてこれまで何も知らずにいた。しかし、学校の授業を通じて、第2次大戦中に、20万人の若いアジアの女性たちが日本軍の性の奴隷にされた事実(?)を知ることになった。慰安婦たちは「道で歩いている所を誘拐され、日に30回レイプされたのだ」と高校生の一人は解説する。トロントとオタワの学校関係者その他300人と130人の高校生が日本大使館に押し寄せる予定だったというから(実際に何人が参加したかは不明)、カナダでのこの手の対日プロパガンダはかなり浸透しているようである。

抗議は第1000回水曜デモに合わせた物(昨年の12月)だったが、平時における日本大使館に対するデモとしては最大のものであったとメトロ・ニュース紙は伝えている。日本政府は今に至るまで慰安所を設置した事実を認めていないとも書いている。授業を通じて高校生の「憤激に火がついた(sparked an outrage)」というから、教育が内包する危険性がよく分かるエピソードである。

この件について「カナダ社会考」のサンダース宮松敬子は、「日本人移住者、特にワーキングホリデーなどの若い世代は[...]この問題の核心や焦点を正確に説明できる人はそう多くないようだ」と残念そうに感想を述べている。しかし、彼女にも、この騒動の本質に対日ネガティブキャンペーンがある事までは見通せていないようである。この辺は、泉谷明子と同じか。


Rallying for ‘comfort women’

Two weeks ago, Grade 11 student Falan Bennett had never heard of “comfort women,” the cruel label Japanese soldiers used for the 200,000 young Asian girls they turned into sex slaves during the Second World War.

But a gritty history lesson last week at her Brampton high school has sparked an outrage the 16-year-old will take to Ottawa tomorrow on an unusual school trip to witness the largest peace-time protest ever held outside the Japanese embassy; a bid to pressure the Japanese government to apologize for its crimes against these women.

“They were kidnapped right off the street and raped up to 30 times a day and in most cases it ruined their lives,” said Bennett.

Bennett is one of 130 students from Cardinal Ambrozic Catholic Secondary School who will join nearly 200 Toronto teachers, school trustees and social justice advocates — plus 100 more from Ottawa — to present a written request to the embassy. On the same day, some of the frail, remaining “comfort women” will make their 1,000th consecutive weekly appearance since 1992 outside the Japanese embassy in Seoul, South Korea, to demand the same apology from the Japanese government.

“I would like to see them get an apology; it would at least comfort their soul,” said Bennett’s classmate Nana Barimayena, 16, a Grade 11 student who also will go to Ottawa.

The Canadian government urged Japan in 2007 to apologize for the practice. Numerous countries have also made the same request, but to date the Japanese government has not admitted to having ever set up the grisly “comfort station” shacks for Japanese soldiers to use near the front lines.

METRO NEWS 2011.12.12

カナダ議会でのオリビア・チョウの演説(2007)


6 件のコメント:

  1. 中韓の反日団体国際的な反日活動で名を馳せることにより、自国内での政治的経済的利益を得ようとしていることは明らかですが、彼らは人権や平和を縦にしてその狙いを巧みに隠しています。

    反中・嫌韓を前面に出して反撃したつもりになっている人がいますが、アホだと思います。

    「真実と事実の追求」の一点に絞って反論すべきですね。

    ブログ主の立ち位置は素晴らしいと思います。

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    1. 反日活動は初めからそれを目的にしていますが、嫌韓・反中は反日に対する反発から産まれたものであるような気がします。彼らの多くは、当初は韓国や中国に悪意を持っていなかったはずです。

      しかしながら、反日運動家が上手に悪意をカモフラージュするのに対し、嫌韓派は露骨に敵意をむき出しにします。そして悪役を演じるハメになるのは、こうした日本人たちです。ある意味気の毒な人たちだと思いますが、もう少しクレバーに闘って欲しいと思います。

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  2. 彼女にも、この騒動の本質に対日ネガティブキャンペーンがある事までは見通せていないようである、とのご意見ですが、まったく同感です。

    「日本人移住者、特にワーキングホリデーなどの若い世代は[...]この問題の核心や焦点を正確に説明できる人はそう多くないようだ」と残念そうに感想を述べている、とは笑ってしまいます。サンダース宮松敬子もまったくわかっていないんです。彼女のコラムはあまりにも軽すぎです。

    (サンダース高松敬子はサンダース宮松敬子です)

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    1. 日本は十分に反省し謝ったのだという事が理解されていないから批判が止まない、と考えている人も少なくないようですが、問題の本質はもっと根が深いように思います。

      >サンダース高松敬子はサンダース宮松敬子です

      ご指摘感謝します。修正しました。

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  3. トロントで反日活動を精力的に展開している日本人が問題となっています。
    (日本へ帰化した方なのかもしれません)

    http://mizumajyoukou.blog57.fc2.com/blog-entry-678.html

    「カナダde日本語」というブログを書いている方とは同一人物でしょうか?

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    1. 「赤い雪」は、南京事件を主題にした劇のようですね。残念ながら長山さんという方は存じ上げません。

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