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2016/09/23

松山市「日韓の問題」→フライブルク市「2国間の問題」 独・慰安婦像計画の頓挫


ドイツに「平和の少女像」をという水原市長の野望は潰えた。日本が反対してもやるとフライブルク市長に約束させていたにも関わらず。

さてこの一件、昨年華城市(韓国)がカナダのバーナビー市に慰安婦像を設置させようとした時のこととダブる。あの時も韓国側は女性の人権と尊厳などと綺麗ごとを言っていたが、韓国メディアには華城市長が「(日本の)反歴史的蛮行を世界に知らせるため」とジャパン・ディスカウントを認めていた。

水原市長はどうかと思って調べてみたが、過去の市長の発言に過激なものは見つからなかった。綺麗ごとばかり(探し方が甘かったのかもしれないが)。で、彼は例によってフライブルク市に「国際社会の平和を念願する『平和の少女像』」だと売り込んだわけだが、どうせ本音は違うのだろうとと思っていたら、計画が失敗したと分かった途端、慰安婦問題は反人道的犯罪だとか、日韓合意では解決しないとか(中央日報)腹の内をぶちまけた感じか。

一方の日本側だが、水原市に吹き込まれたまま模範回答してきたフライブルク市に対し、姉妹都市である松山市は、韓国メディアでは対日圧力が狙いだと報じられているというような事を指摘したらしい。松山市の観光・国際交流課はこれを国家間の政治問題が持ち込まれたものだと先方に伝えている(愛媛新聞)。

日韓の間のデリケートな(政治・外交)問題である、第三国は口を挟まないで欲しいというのが、外国を説得する最善の方法だと思うのだが、日本の名誉を第一に考える日本の保守派は不満らしく、バーナビー市と直接交渉していた日系(本)人の中は彼らからなぜ反論しないのかと批判され精神的にまいってしまった人もいたようである。しかし、「強制動員」の有無など事実関係の反論は別にやるべきで、像や碑、「決議案」の阻止にはこの方法が一番確実だと思われる。一旦建てられると撤去させるのは難しい。

追記: 774さんから教えて頂いた。地元愛媛のitvによると、水原市長が「日本は過去を否定し隠した」と日本側に抗議する考えを表明。松山市は抗議がくれば日韓合意に反する行動だと説明すると。

追記:福井市長が韓国訪問中止 慰安婦像で(西日本新聞 2016.9.24 [2])

ドイツ・フライブルク市、慰安婦像設置計画を中止

ヨーロッパで初めて慰安婦像設置の計画を進めていたドイツ南西部のフライブルク市が、日本側からの抗議を受け中止を決定しました。

慰安婦像の設置をめぐっては今年5月、フライブルク市の姉妹都市である韓国・スウォン市が提案し、合意していたものです。しかし、日本などから抗議が殺到、さらに、日本側の姉妹都市である愛媛県松山市も「像が設置されれば交流に影響が出るおそれがある」と懸念を伝えていました。

これを受け、フライブルク市は設置中止を決定し、スウォン市の市長にも直接伝えたということです。JNNの取材に対し、フライブルク市は「日韓の2国間の問題に干渉すべきでないと判断した。我々は双方とうまくやっていきたい」と話しています。

慰安婦像は韓国以外ではアメリカやオーストラリアなどにありますが、フライブルク市に設置されればヨーロッパで初めてとなる予定でした。

TBS 2016.9.22[2]

欧州初の慰安婦少女像設置、日本の妨害で中止に

韓国水原市(スウォンシ)と水原市民が推進してきた欧州初の慰安婦「平和の少女像」設置が失敗に終わったことが確認された。

 水原市は21日、「ドイツ・フライブルク市が公式書簡文を通じて平和の少女像設置を反対する日本側の反対で少女像の設置が難しくなったと通知してきた」と明らかにした。

 水原市と国際姉妹都市を結んでいるフライブルク市は旧日本軍慰安婦「平和の少女像」設置に合意していたことがある。だが、フライブルク姉妹提携都市である日本・松山市が少女像設置の中断を求め、設置が中止になった。

ヨム・テヨン水原市長はフライブルク市に遺憾の意を含めた公式立場を伝え、日本側にも抗議書簡を送ると明らかにした。

 ヨム市長は今月19日の緊急懸案会議で、松山市による少女像設置中断要求を批判し、今後の対策を議論した。

ヨム市長は「国連人権機構が慰安婦問題を『反人道的犯罪』と結論付けて日本政府に責任の認定や措置、正しい歴史教育などを要求したことがある」とし「アジア10カ国・オランダなど11カ国20万人余りの被害者が発生した慰安婦問題は韓日政府間の合意で解決されることはできない事案で、人類の普遍的人権問題であり正義の実現に向けた意志の象徴」と明らかにした。


774さんに教えて頂いた。

松山市の姉妹都市、独・フライブルク市が慰安婦像の設置中止

松山市の姉妹都市であるドイツ・フライブルク市が、韓国・スウォン市の提案で進めていた従軍慰安婦像を設置する計画を「二国間の問題に干渉しない」として取りやめました。

中止の理由についてフライブルク市は、JNNの取材に対し「日韓の2国間の問題に干渉すべきでないと判断した。我々は双方とうまくやっていきたい」と話しています。

この問題を巡って松山市は21日、野志市長名で、設置の中止を求める書簡をフライブルク市長あてに発送したほか、ドイツにある日本大使館もあいテレビの取材に対し、フライブルク市に対して「適切な対応を取っていた」ことを明らかにしました。

韓国のKBSによりますと、日本大使館の関係者が直接フライブルク市に抗議していたという事です。

一方、スウォン市が運営するニュースサイトは、ヨム・テヨン市長が「日本は謝罪どころか過去を否定し隠した」と厳しく批判し、日本側に抗議する考えを表明したと伝えています。

松山市の担当者は仮に抗議が来た場合の対応について「日韓合意に反する行動であることを説明していく」と話しています。

itv(愛媛) 2016.9.22[2]