2016/06/30

「日本人学生にハルモニを侮辱された」米国人高校生の決意

中一で渡米したキム

協力する大人も少なくないらしい(YTN 2016.6.23)

高校生活を(事実上の)反日キャンペーンに捧げた少女。ニュートンサウス高校はかなりレベルの高い高校らしい。そこで慰安婦問題を生徒や父兄、教師たちに知らせる活動を始めたキムは、聯合ニュースの取材に日本人学生によるハルモニに対する無礼を語る。記者には、日本人学生とも仲良くやってくれ、君たちが諍う必要はないのだと忠告する気もないだろう。大人達は反日の為に若者を利用し、彼らをその気にさせた。

ところで、YTNのニュースに写っていた男性(右から二人目)。見覚えがあると思ったら、例の慰安婦セールスマンではないか。ニュージャージー州に日本軍慰安婦歴史学校オープンしたりしていたが、今も子供たちの洗脳を続けているらしい。ここでも映画『鬼郷』が一役買ったらしい。学校でこんなプロパガンダ映画を上映する。まるで戦時である。



<人々>アメリカで軍慰安婦知らせる韓国人高校生キム・イエナヤン

ニュートンサウス高校<ナビ(蝶々)クラブ>会長「日本学生たち反発、何でもない」

「学校の日本人学生たちの卑劣な言葉が度を越し反発も激しいが、日本軍慰安婦ハルモニが体験した侮辱に比べれば何でもありません。 多くのアメリカ人に慰安婦問題を正しく知らせます」

アメリカのボストンにあるニュートンサウス高校で日本軍慰安婦を知らせる<蝶々(Nabi)クラブ>を結成したキム・イエナ会長(12年生)の強い(?)覚悟だ。 「蝶」は日本軍に犠牲になった慰安婦を象徴する生き物で、ハルモニが苦痛と暴力から抜け出し、自由に羽ばたけるようになることを念願する意味がある。

中学1年の時両親についてアメリカに移民した韓国系1.5世である彼女は、高校1年の時、志を同じくする韓国人とアメリカ人の学生たちを糾合して<ナビ・クラブ>を結成した。現在の会員は13人。指導教師はキムさんの英語教師であるアメリカ人マリ・ケイト・キャスパーさん。学生たちの情熱に感動して自ら志望(?)したという。

このクラブは先月27日校内の講堂で日本軍慰安婦をテーマにした映画『鬼郷』の上映会を開いた。 学生や父兄、教師たちは映画の鑑賞後、慰安婦問題が人権に関する人類普遍の問題だという共感を形成した。

キムさんは21日聯合ニュースとのEメールでのインタビューで「映画の上映を広報する時、私たちのメンバーの1人がある日本人学生から抗議のメッセージを受けた」とし、「その学生はハルモニを慰安婦おばあさんを「Old Ladies」と呼び、『왜 그 사람들은 닥치지 않느냐(なぜあの人達は黙らないのか・・・というような意味?)』という卑劣な事を言った」と伝えてきた。

「そんな目に遭い、歴史教育の重要性を一層痛感しました。まともに教育を受けることができずに起きる現実に残念に思う心まで聞いた」として「これから日本軍慰安婦をもっと世の中に知らせなければと誓った」と打ち明けた。

高校1年生の時に校内のスピーチ大会に参加したことが、キムさんがナビ・クラブを結成したキッカケになった。当時彼女は「日本軍慰安婦」をテーマにスピーチをして1等を取り、それからこの問題に一層関心を持つようになった。

アメリカの学校に通う生徒や父兄、教師たちが慰安婦問題をよく知らないという事実を知りました。 一度も聞いたことがなかったり、聞いても正確に理解していない学生たちが多かったんです。 大会が終わって客席にいた友達が私に『初めて聞いた。びっくりした』といった話をすることに衝撃を受けてクラブを作りました」。

彼女は活動を始めると慰安婦ハルモニの話を入れた「イラストブック・プロジェクト」を実行した。 ハーバード大やニューベリー・ストリートなど人が集まる場所でイラストブックを販売し収益金をハルモニの憩い場であるナヌムの家に送る計画だ。

ツイッターとネイバーブログなどにプロジェクトについての説明と共に才能ボランティア(寄付)してくれるイラストレーターを募集した。その時200人を越えるイラストレーターが支援し、その中から20人の韓国作家と作業を進めた。

イラストブック出版のために教会を通い募金活動もやった。カップケーキ・ブラウニー・ドーナツ・ピザなどを売って資金を集める「ペイク・セール」も学校で4回開いた。 フェイスブックやSNSで募金キャンペーンを行い寄付を受けるかと思えば、昨年の光復節にはソウル市の駅三洞のCOEX(注:コンベンションセンター)で基金調達の為の「バスキング演奏」もやった。

慰安婦について知らせるレクチャー「私が証拠」を学校で着々と開催している。最初の頃は講師を招へいするのにいろいろ困難があったが、色々な機関と篤志家、才能ボランティアの助けを得て特講も盛況裡に行われた。

レクチャーの後イラストブックを購入した受講生に日本軍慰安婦口述集'Can You Hear Us?'をはじめ、手作りの蝶の形をしたピンバッジ(?)などを配った。イラストブックの出版費や映画上映会に入る予算が足りなくなると自分の小遣でカバーした。

高校生活中ずっと日本軍慰安婦知らせたキムさんは、大学進学を前にしても変らず強い意欲を見せる。 一月に一度は母校を訪ね、サークルの後輩たちと活動計画を立て、イラストブックの販売も続けて行くつもりだ。

大学で国際関係学を専攻する予定の彼女は「一日も早く日本政府が公式謝罪とともに補償をすることを願う」と語った。


<사람들> 미국서 軍위안부 알리는 한인 고교생 김예나 양

뉴턴사우스고교 '나비클럽' 회장 "일본 학생들 반발, 아무 것도 아니다"

(서울=연합뉴스) 왕길환 기자 = "교내 일본 학생들의 막말이 도를 넘고 반발도 거세지만 일본군 위안부 할머니들이 겪은 수모에 비하면 그것은 아무것도 아닙니다. 많은 미국인에게 위안부 문제를 정확하게 알릴 것입니다."

미국 보스턴에 있는 뉴턴사우스고교에서 일본군 위안부를 알리는 '나비(Nabi) 클럽'을 결성한 김예나(12학년) 회장의 야무진 각오다. '나비'는 일본군에 희생된 위안부들의 상징 생물로, 할머니들이 고통과 폭력에서 벗어나 자유로운 날갯짓을 할 수 있게 되기를 염원하는 의미가 있다.


중학교 1학년 때 부모를 따라 미국에 이민한 한인 1.5세인 그는 고교 1학년 때 뜻을 같이하는 한인과 미국인 학생들을 규합해 '나비클럽'을 결성했다. 현재 회원은 모두 13명에 지도교사는 김 양의 영어 교사인 미국인 마리케이트 캐스퍼 씨로, 학생들의 열정에 감동해 자청했다고 한다.

이 클럽은 지난달 27일 교내 강당에서 일본군 위안부를 소재로 다룬 영화 '귀향' 상영회를 열었다. 학생과 학부모, 교사 등은 영화 관람 후 위안부 문제가 인권에 관한 인류의 보편적 문제라는 데 공감대를 형성했다.

김 양은 21일 연합뉴스와의 이메일 인터뷰에서 "영화 상영을 홍보할 때 우리 멤버 중 1명이 한 일본 학생에게서 항의의 메시지를 받았다"며 "그 학생은 할머니들을 위안부 할머니들을 '올드 레이디스'(Old Ladies)라 부르며, '왜 그 사람들은 닥치지 않느냐'는 막말을 했다"고 전했다.

이어 "그런 일을 당하면서 역사 교육의 중요성을 더 뼈저리게 느꼈고, 제대로 교육받지 못해 일어나는 현실에 안타까운 마음마저 들었다"며 "앞으로 일본군 위안부를 더 세상에 알려야겠다고 다짐하게 됐다"고 털어놓았다.

김 양이 나비클럽을 결성한 계기는 고교 1학년 때 교내 스피치대회에 참가한 것이었다. 당시 그는 '일본군 위안부'를 주제로 스피치를 해 1등을 차지했고, 이후 이 문제에 더욱 적극적인 관심을 두게 됐다.

"미국 학교에 다니는 학생, 학부모, 교사들이 위안부 문제를 잘 모른다는 사실을 알았어요. 한 번도 들어보지 못했거나 들어봤더라도 정확히 무엇인지 모르는 학생들이 많았죠. 대회가 끝나고 객석에 있었던 친구가 저에게 '처음 들었고, 놀랍다'는 말을 하는 것에 충격을 받아 클럽을 만들었습니다."

그는 활동 시작과 함께 위안부 할머니들의 이야기를 담은 '일러스트북 프로젝트'를 추진했다. 하버드대, 뉴베리스트릿 등 인파가 몰리는 곳에서 일러스트북을 판매해 수익금 전액을 할머니들의 쉼터인 나눔의 집에 보낸다는 계획이다.

트위터와 네이버 블로그 등에 프로젝트에 대한 설명과 함께 재능기부에 참여할 일러스트 작가를 모집했다. 그때 200명이 넘는 일러스트 작가가 지원했고, 그 가운데 20명의 한국 작가와 함께 작업을 진행했다.

일러스트북 출간을 위해 교회를 다니며 모금활동을 펼쳤고, 컵케익·브라우니·도넛·피자 등을 팔아 자금을 모으는 '베이크 세일'도 학교에서 4차례 열었다. 페이스북이나 SNS에 모금 캠페인을 펼쳐 기부를 받는가 하면 지난해 광복절에는 서울 역삼동 코엑스에서 기금 마련 '버스킹 연주'도 개최했다.

위안부를 알리는 강의 '내가 그 증거입니다'를 학교에서 꾸준히 열고 있다. 초반에는 강사를 초빙하는 데 많은 어려움이 있었지만 여러 기관과 독지가, 재능기부자들의 도움으로 특강도 성황리에 진행됐다.

강의 후 일러스트북을 구매한 수강생들에게 일본군 위안부 구술집('Can You Hear Us?')을 비롯해 직접 만든 나비 모양 핀 등을 나눠줬다. 일러스트북 출간비나 영화 상영회에 들어가는 예산이 부족하면 자신의 용돈을 털어 충당하기도 했다.

고교생활 내내 일본군 위안부 알리기에 나섰던 김 양은 대학 진학을 앞두고도 여전히 강한 의욕을 보인다. 한 달에 한 번씩은 모교에 찾아가 동아리 후배들과 활동 계획을 세우고, 일러스트북 판매도 계속해 나갈 계획이다.

대학에서 국제관계학을 전공할 예정인 그는 "하루빨리 일본 정부가 공식 사과와 함께 보상을 해주기를 바란다"고 말했다.

ソウル市長、慰安婦公園の起工式でユネスコ遺産登録支援約束

公園の立体模型を手に

慰安婦追悼公園の起工式に出席して国にかわって慰安婦関連資料のユネスコ遺産登録を支援すると宣言したパク・ウォンスン・ソウル市長。彼はかつて日本大使館前の慰安婦像について、「民間で設置し、市民の象徴的なものになっており、(撤去は)難しい」などと言っていたが、そもそもその気はないのだろう。本心では彼は煽る側だからだ。

ソウルに慰安婦問題伝える公園 8月15日完成目指す

旧日本軍の慰安婦問題を伝える公園「記憶の場」の起工式が韓国ソウルで29日、開かれた。公園がつくられるのは、1910年に韓国併合条約が結ばれた「韓国統監官邸」跡地。元慰安婦が描いた絵を使った壁画や造形物などが置かれる予定で、日本の植民地支配から解放された8月15日の完成を目指すという。

(中略)

起工式で、元慰安婦の金福童(キムボクトン)さんは昨年末の日韓合意を批判した上で、「日本が謝罪し、名誉を回復させ、法的に賠償するまで許せない」と訴えた。ソウル市の朴元淳(パクウォンスン)市長も出席し、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に慰安婦に関する資料を登録する取り組みを、市として支援する考えを表明した。

朝日(一部) 2016.6.29

2016/06/28

日本の金で少女像は記念館へ?


韓国政府が慰安婦像を撤去させるには、おだて作戦しかないだろう。もっといい場所があると「ハルモニ」と挺対協をその気にさせるのだ。場所はソウル市内に計画されていた慰安婦追悼公園になるのではないかと予想していたが、日本からの10億円の一部で記念館を建てその中に安置するというアイディアが出ているらしい(追記:日韓関係専門家の専門家の中にも、追悼公園を移築候補地と見ている者もいるようである)。とんだ面の皮だが、それでも日本政府は問題解決の為ならと我慢するだろう。そういうものである。追悼公園の方も順調らしい。29日起工式とのこと。
「成果」迫られる朴大統領=日韓慰安婦合意から半年

.・・・財団の活動としては、日本から供与される約10億円による元慰安婦支援のほか、慰安婦の追悼事業も検討されている。

日本大使館前に設置されている慰安婦を象徴する少女像については、韓国政府や財団の準備委関係者は表向き、「財団の事業とは関係ない」という立場で、切り離す方針を示している。ただ、非公式には、追悼事業の一環として、財団主導で記念館を建て、館内に移転する案も浮上している。

準備委関係者は「記念館が建てられることになれば、少女像は館内に移転する方向で検討されるだろう」と語った。ただ、「現段階でその話を持ち出すのは難しい」と指摘。元慰安婦への支援など財団の事業がある程度進んでから具体的に協議していくべきだという見解を示した。

時事(一部) 2016.6.27

追悼公園代表「慰安婦は人権活動家として活躍した元戦争犯罪被害者」


わざわざ朝鮮総督府跡に計画している慰安婦追悼公園の建設がいよいよ始まる。推進委員会の代表は、ハルモニたちは「平和と人権の運動家」であると、慰安婦の存在は戦争犯罪であると言っている。起工式にはキム・ボクトンや映画『鬼郷』に出演した女優が参加すると。

ソウル市内の慰安婦追悼公園 29日に起工式

韓国のソウル・南山近くの韓国統監官邸跡に造成予定の旧日本軍の慰安婦被害者を追悼する公園の建設が29日に始まる。公園の造成に取り組む推進委員会は同日午前、同地で起工式を開く。8月15日の光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)の開園を目指す。

統監官邸は1910年に韓日併合条約(日本側名称:韓国併合に関する条約)が締結された場所。起工式では慰安婦被害者の金福童(キム・ボクドン)さんがあいさつし、公園の完成予想図が公開される予定だ。慰安婦を描いた映画「鬼郷」(原題)に出演した女優ソン・スクさんらも出席する。

慰安婦問題の解決を訴える市民団体、韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)は昨年11月、別の市民団体などと推進委員会を立ち上げ、公園の造成に向けた募金活動を行ってきた。これまでに約1万9500人が募金に参加した。

推進委員会のチェ・ヨンヒ常任代表は「(慰安婦被害者を象徴する)少女像が世界中の人たちの琴線に触れたように、公園は反人道的な戦争犯罪の被害を受けた後に平和と人権の運動家として活躍した被害者たちを永遠に記憶する思索の場になると思う」と話した。

朝鮮日報(聯合ニュース) 2016.6.26[2]

追記:

「韓国の日韓関係専門家らは、ソウルの日本大使館前の慰安婦を象徴する少女像の移転先候補地として、同公園を挙げている」

慰安婦追悼公園、ソウルで起工式

従軍慰安婦を追悼する公園「慰安婦記憶の場」を作ろうと、民間団体などが29日、ソウル市の南山公園内で起工式をした。元慰安婦に関する教育を重視するソウル市の協力を得て、日本の植民地支配からの解放日である8月15日の完成を目指す。

現場は、1910年に日韓併合条約が締結された旧韓国統監官邸跡。「国が奪われた悲しい歴史がある場所」としてソウル市が土地を提供した

広さは約1200平方メートルで、ソウル市内を見下ろす南山中腹に位置する。韓国政府登録の元慰安婦238人の名前や証言、元慰安婦が連行されていく絵などが描かれた壁画などが設置される予定だ。

昨年11月、元慰安婦支援団体の「韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会(挺対協)」や文化人らが公園造成に向けて募金を始めた。約1万9000人から約3億4000万ウォン(約3000万円)が集まったという。

起工式で、元慰安婦の金福童(キム・ボクトン)さんは「日本政府が謝罪し被害者の名誉を回復するまで罪を許すことはできない」とあいさつ。昨年12月の慰安婦問題に関する日韓合意に基づき、日本政府が10億円を拠出する財団からの支援について「金は受け取らない」と述べた。

韓国の日韓関係専門家らは、ソウルの日本大使館前の慰安婦を象徴する少女像の移転先候補地として、同公園を挙げている。

毎日 2016.6.29

2016/06/24

国連事務総長が反日キャンペーンに加担した瞬間(国連広報局/NGO会議in慶州)

国連事務総長が反日キャンペーンに加担した瞬間

韓国の模範的な子供たちは、慰安婦問題を世界に宣伝することが自分たちの使命だと信じ込まされているようである。で、ことある毎にこんな事をやっている。今も、ヨーロッパでは希望の蝶が恒例の「告げ口外交」をやっているし、自転車で慰安婦問題をキャンペーンするのだとアメリカへ旅立った若者もいる。そして韓国で開催された国連のイベントでも、さっそくブースを作って慰安婦問題を訴える。「韓半島の平和の為には、日本軍慰安婦問題が必ずや正しく解決されなければならない」・・・一体どう関係あるというのか?いい迷惑である。


国連の事務総長ならこんな子供たちを諭しても良さそうなものだが、パン・ギムンは12.28合意を「正しい勇断」「歴史が高く評価する」と歓迎して「ハルモニ」に釈明するハメになった。それで怯えているのかもしれない。パン・ギムン国連事務総長が署名した世界1億人署名運動とは、挺対協の反日キャンペーンである。国連事務総長がヘイト・キャンペーンの片棒を担いだ瞬間である。

国連公報部、第66回NGO会議開幕
韓国YWCA連合会、日本軍慰安婦問題解決など女性暴力予防キャンペーン

国連公報部は30日、慶州和白コンベンションセンターで第66回国連NGO会議を開幕した。このイベントで青少年が繰り広げる日本軍「慰安婦」問題解決のための広報キャンペーンへの参加と応援の熱気が凄い。

今回のカンファレンスで「韓半島平和のための女性たちの努力と歩み」をテーマに世界YWCAワークショップを主管する韓国YWCA連合会(会長イ・ミョンヘ)は日本軍慰安婦問題解決など女性暴力防止キャンペーンも平行して行う。

特に5000人余りの青少年会員で構成されたYWCA Yティーン全国協議会は日本軍慰安婦問題を知らせるための広報ブースを運営し、日本軍慰安婦問題解決のための世界1億人署名運動を繰り広げ熱い呼応を受けている。Yティーンのブースは全69個の展示ブースの中で青少年が直接営む(主管)する唯一のもの(活動)だ。

今回の日本軍慰安婦問題を知らせるキャンペーンには全国5ケ所の地域、すなわち大田、順天、蔚山、清州、忠州などYティーンの青少年会員30人余りが参加している。彼らは戦争を知らない世代として青少年が考える平和のメッセージを世界市民に伝えながら、韓半島の平和のためには、日本軍慰安婦問題が必ずや正しく解決されなければならないと強調し、熱い参加(?)を引き出している。

青少年の熱を帯びた活動に大人達は立派さを表して(?)「どうしてこんな活動をするようになったのか」「当然署名するべきだ。ご飯は食べたか」などと応援した。

この日開幕式の後、NGOの展示ブースを見て回ったパン・ギムン国連事務総長は、現場で青少年を励まし、自ら署名して注目を集めた。

パン総長は「日本軍慰安婦問題解決のための世界1億人署名運動:世界が要求する!日本政府は日本軍『慰安婦』被害者に公式謝罪して法的賠償せよ!」というタイトルの署名用紙に「パン・ギムンUN」と少なかった。パン事務総長が署名をするとすぐに参席者は拍手と歓呼で称え(支持)た。

17才女子高生、主題発表で日本政府謝罪要求

またYティーン全国協議会会長のイ・yejiyang(安養市坪村高等学校3年)は、5月31日に「韓半島平和のための女性たちの努力と歩み」ワークショップで韓国発表者として舞台に立った。

17才のイさんは「同じ歴史を繰り返しますか?」という問いで、日本軍慰安婦問題の根本敵解決こそ韓半島平和を成就する道であるという事を強調し、青少年の声で日本政府の心からの謝罪と反省を求めた。

最も重要な当事者である慰安婦ハルモニが不在なままなされた韓日政府による日本軍慰安婦合意で心が痛かったというイさんは、「日本軍慰安婦問題を分からないように過ぎ去るなら、私たちの平和は完全な平和ではないということだ」と問題解決に積極的に取り組むことを訴えた。

(以下略)

キリスト教ヘラルド全文・原文 2016.6.10

2016/06/23

25億円訴訟に慰安婦側敗訴


例の25億円訴訟。第一審は、慰安婦側の敗訴で終結。原告の一人は、ナヌムの家に所属するユ・ヒナムだと思ったが、ナヌムの家からこの訴訟沙汰に乗ったのが一人だけというのは、彼らも筋が悪いと感じていたからだろう。自分は、昭和天皇を戦犯認定させて一挙に問題を解決すると豪語していたキム・ヒョンジン弁護士による、一種の訴訟詐欺ではないかと思っているのだが・・・。

元慰安婦側が敗訴 米連邦地裁、産経新聞などの主張認める

韓国の元慰安婦の女性2人が日本政府や産経新聞社などの日本企業に原告1人当たり2000万ドル(約21億円)の損害賠償を求めて米サンフランシスコの連邦地裁に起こした訴訟で、同連邦地裁は21日(現地時間)、全21被告に対する原告の請求をすべて退ける判決を下した。これで第1審は終結した。被告のうち産経新聞社については昨年11月にいったん原告の訴えを却下するとの決定がなされたが、その後、原告が証拠開示手続きを求めたため、審理が続いていた。(ロサンゼルス支局)

産経 2016.6.22[2]

追記: 慰安婦側は控訴せず。キム弁護士のコメントは?

元慰安婦側、控訴せず 米連邦地裁の訴訟、産経新聞社勝訴で終結

韓国の元慰安婦の女性2人が日本政府や産経新聞社などの日本企業に原告1人当たり2000万ドル(約21億円)の損害賠償を求めて米サンフランシスコの連邦地裁に起こした訴訟で、第一審の同連邦地裁で敗訴した原告は控訴期限の7月21日(現地時間)までに控訴の手続きをとらず、当社側の勝訴が確定した。訴訟は終結した。この訴訟で原告は昨年7月に日本政府など計21の被告を相手に提訴。6月21日に同地裁は原告の請求を退ける判決を下した。産経新聞社については裁判所に管轄権がないことを理由に原告の訴えを却下した

産経 2016.7.22

2016/06/22

サンフランシスコの慰安婦碑、中韓の市民が初会合


慰安婦碑の設置へ向けて、サンフランシスコでは中国系と韓国系の連携が順調に行っている様子。関連エントリー「イ・ヨンス、中韓国系の晩餐会に連日登場

SF慰安婦顕彰碑、韓中の集い

北カリフォルニア州の4つの韓国人団体が「日本軍慰安婦被害者サンフランシスコ顕彰碑」の建立を主導している中国系団体「日本軍慰安婦女性の正義連帯(CWJC)」の関係者たちと会い、建立基金募金運動など今後協力していく事案について初の話し合いの場を持った。


<사진>SF 위안부 기림비 한·중 모임

북가주 4개 한인단체들이 ‘일본군 위안부 피해자 샌프란시스코 기림비’ 건립을 주도하고 있는 중국계 단체 '일본군 위안부 여성정의연대(CWJC)' 관계자들과 만나 건립기금모금운동 등 향후 함께 협력해나갈 사안에 대해 첫 논의모임을 가졌다.

韓国ユネスコ登録予算廃止 挺対協、反発して補助金を突き返す

ユネスコ登録の予算がカットされた事が明らかに

JTBC News

慰安婦関連資料をユネスコの記憶遺産に登録する為の政府予算4億4000万ウォン(4千万円)のがゼロになった他、慰安婦教育コンテンツ制作事業2千万円、(慰安婦問題に関する?)国際学術シンポジウム1千万円、国外資料調査費の3千万円が次々に全額カットされたことが、韓国政府の予算案で明らかになり、政府は慰安婦問題の国際化から手を引いたと不興を買っている。

韓国政府との決別を宣言した挺対協は、政府からの補助金を突き返した。

安保理で強いメッセージを発すると約束してくれた外相だったが
2014.1

かつては韓国政府(女性部)が先頭を切って国際社会に慰安婦問題を売り込んでいた。チョ・ユンソン長官時代がその最盛期だろうが、一番記憶に鮮明なのは、アングレーム国際漫画祭の時のことだ。慰安婦関連資料のユネスコ記憶遺産登録も、そうした「国際化」の一環だった。「政府が日本軍慰安婦被害国と手をたずさえ慰安婦関連資料のユネスコ世界記憶遺産登録を共同推進する」と報じられたのは、たった一年前。それが今、韓国政府は、関連予算をカットし政府内のユネスコ推進グループの事務室を閉鎖した。日中韓などの8カ国・地域の民間団体からなる「国際連帯委員会」の事務局からもスタッフを引き上げたらしい(要確認)。

「慰安婦消す」政府、慰安婦ユネスコ登録事業予算全額削減

日本軍慰安婦関連記録物の世界記録遺産登載事業を推進してきた政府が、来年度の関連予算を全額削減したことが明らかになった。

昨年末、慰安婦問題について日本政府と「最終的かつ不可逆的な合意」をしてから、政府が慰安婦問題から意識的に手を引いているという指摘だ。

21日、国民の党のパク・ジュソン議員に女性家族部(省)から提供された来年度の予算案によれば、慰安婦資料関連のユネスコ登録推進事業予算4億4,000万ウォンが全額カットされた。 これに伴い、慰安婦教育コンテンツ製作事業(2億)、国際学術シンポジウム(1億)、国外資料調査(3億)といった事業項目も次々全額削減された。事実上事業を白紙化することを意味する。 民間団体の国際共助活動および記念事業支援予算も6億 5,000万ウォンから(?)3億5,000万ウォンに(?)半減され、国際舞台で「慰安婦問題」を知らせようとする努力に支障をきたすことになった。 事実上「慰安婦問題を消す」作業というわけだ。

しかし、慰安婦記録物の世界記録遺産登録はこれまで女性部の長官が自ら率先して広報を行うまでして取りまとめた事業だった。女家部は慰安婦被害者の惨状を国際社会に知らせ日本政府が強制したかどうかを巡る論争を終わらせるために2013年からこの事業を主導的に推進してきた。 チョ・ユンソン、キム・ヒジョン長官など歴代の女性部の長官は機会(?)があるたびにこの問題の必要性を力説したし、女性部内にユネスコ事業推進グループを別個に設置するほどの意気込み(意志)を見せた。女家部が昨年国会に提出した業務報告資料には、「被害者の名誉回復と真相究明に寄与する」として「2017年に登録を目指す」と具体的な期間まで書き込んだほどだった。

しかし昨年12月28日日本政府と慰安婦合意して以降、政府内に慰安婦問題を自制する雰囲気が広がっており、ついに関連予算まで削減し、なかった事にしてしまうような(?)状況にまでなった。これについては、不可逆的と釘を刺された合意文が原因だという指摘がある。当時両国政府は日本側の後続措置の履行を前提に、「今後国連など国際社会において慰安婦問題で相互批判するのを自制する」と強調したからだ。「慰安婦問題をこれ以上持ち出し、論じるのをやめよう」と約束したのと変わらない。
実際、昨年の合意以降、女家部は「ユネスコ登録事業は民間団体が推進するもの」と、突然態度を変えた。 以後、女性部内のユネスコ推進団事務室は閉鎖され、予算も出されていないことが判明した。

これと関連してユン・ミヒャン韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)常任代表は、最近ラジオで「12月28日合意以降、政府は事務局(注: 国際連帯委員会の事務局か?)からユネスコ事業推進団を引き上げ、まったく理解出来ない行動が多くなった」と批判していた。

これについて女家部の関係者は「資料の所蔵者の意志により登録を申請するというユネスコ登録推進の原則に従い(?)関連事業から手を引いた」とし「韓日合意とは無関係」と釈明した。

一方、挺対協が今年の上半期に政府から受け取った(慰安婦の為の)シェルターの運営費を全額返還したことが明らかになった。 21日挺身隊対策協によれば、この団体は今年の1月女性家族部から受け取った支援金1,500万ウォンを先月返還した。 挺対協はソウル市麻浦区に慰安婦被害ハルモニのためのシェルター「平和の我が家」を運営している。 政府は2014年から毎年上下半期ごとに1,500万ウォンの人件費と施設維持管理費など運営費の名目で支援してきた。挺対協は今年1月の上半期分の支援金を受け取り3月まで一部を執行した。 しかし4月12日に女家部に文書を送り返還の意思を明らかにしたのに続き、先月1,500万ウォン全額を返還した。 挺対協関係者は「日本と言語道断な合意をした政府の支援を拒否し、市民の力だけでシェルターを運営(?)する」とし「政府が正しく慰安婦問題を解決する姿を見せない限り、支援は受けない」と語った。

韓国日報 2016.6.22[2]
‘위안부 지우기’ 정부, 위안부 유네스코 등재 사업 예산 전액 삭감

일본군 위안부 관련 기록물의 세계기록유산 등재 사업을 추진해왔던 정부가 내년도 관련 예산을 전액 삭감한 것으로 확인됐다.

지난해 말 일본 정부와 위안부 문제와 관련해 ‘최종적이고 불가역적인 합의’에 타결한 이후, 정부가 위안부 문제에 의도적으로 발을 빼고 있다는 지적이다.
21일 박주선 국민의당 의원이 여성가족부로부터 제출 받은 내년도 예산안에 따르면, 위안부 기록물 관련 유네스코 등재 추진 사업 예산 4억 4,000만원이 전액 삭감됐다. 이에 따라 위안부 교육콘텐츠 제작 사업(2억), 국제학술심포지엄(1억), 국외 자료조사(3억) 사업 항목도 줄줄이 전액 삭감됐다. 사실상 이 사업을 백지화하겠다는 뜻이다. 민간단체의 국제공조활동 및 기념사업지원 예산도 6억 5,000만원에서 3억 5,000만원으로 절반이나 삭감돼 국제무대에서 ‘위안부 문제’를 알리려는 노력은 차질을 빚게 됐다. 사실상 ‘위안부 이슈 지우기’ 작업인 셈이다.
그러나 위안부 기록물 세계기록유산 등재는 그간 여가부 장관이 직접 팔을 걷어붙이고 홍보에 나설 만큼 챙겼던 사업이었다. 여가부는 위안부 피해자의 참상을 국제사회에 알리고, 일본 정부가 강제했는지 여부를 둘러싼 논쟁을 끝내기 위해 2013년부터 이 사업을 주도적으로 추진해왔다. 조윤선, 김희정 장관 등 역대 여가부 장관들은 틈날 때마다 이 문제의 필요성을 역설했고, 여가부 내에는 유네스코 사업 추진단까지 별도로 설치됐을 만큼 의지를 드러냈다. 여가부가 지난해 국회에 제출한 업무보고 자료에는 “피해자의 명예회복과 진상규명에 기여한다”며 “2017년 등재 목표”라고 구체적인 시한까지 적어놓았을 정도다.
그러나 지난해 12월 28일 일본 정부와 위안부 합의 이후 정부 내에 위안부 이슈를 자제하는 분위기가 팽배해졌고, 급기야 관련 예산까지 삭감하며 없는 일로 치부해버리는 상황까지 오게 된 것이다. 이를 두고 불가역적이라고 못박은 합의문 조항 때문이라는 지적이 나온다. 당시 양국 정부는 일본 측의 후속조치 이행을 전제로, “향후 유엔 등 국제사회에서 위안부 문제에 대해 상호 비난 비판하는 것을 자제한다”고 강조했기 때문이다. ‘위안부 문제를 더 이상 거론하지 말자’고 약속한 것이나 다름 없는 얘기다.
실제 지난해 합의 이후 여가부는 “유네스코 등재사업은 민간단체가 추진하는 일이다”고 돌연 태도를 바꾸기도 했다. 이후 여가부 내 유네스코 추진단 사무실은 폐쇄됐고, 예산도 지원되지 않은 것으로 알려졌다.
이와 관련 윤미향 한국정신대문제대책협의회(정대협) 상임대표는 최근 한 라디오에 나와 “정부가 12월 28일 합의 이후 사무국에서 유네스코 사업 추진단도 빼고, 정말 이해할 수 없는 행동들을 많이 하기 시작했다”고 비판한 바 있다.
이에 대해 여가부 관계자는 “기록물 소장자의 자율의사에 따라 등재를 신청한다는 유네스코 등재추진 원칙에 따라 관련 사업에서 손을 뗀 것"이라며 "한·일 합의와는 상관없는 결정"이라고 해명했다.
한편 정대협이 올해 상반기 정부로부터 받은 쉼터 운영비를 전액 반납한 것으로 확인됐다. 21일 정대협에 따르면 이 단체는 올해 1월 여성가족부로부터 받은 지원금 1,500만원을 지난달 돌려줬다. 정대협은 서울 마포구에 위안부 피해 할머니들을 위한 쉼터인 ‘평화의 우리집’을 운영하고 있다. 정부는 2014년부터 매년 상ㆍ하반기 1,500만원씩 인건비와 시설유지관리비 등 쉼터 운영비 명목으로 지원해왔다. 정대협은 올해 1월 상반기 지원금을 받아 3월까지 일부를 집행했다. 그러나 4월 12일 여가부에 공문을 보내 반환 의사를 밝힌 데 이어 지난달 1,500만원 전액을 반납했다. 정대협 관계자는 “일본과 말도 안 되는 합의를 한 정부의 지원을 거부하고 시민의 힘으로만 쉼터를 꾸려나갈 것”이라며 “정부가 정의롭게 위안부 문제를 해결하는 모습을 보이지 않는다면 지원받지 않겠다”고 말했다.

2016/06/14

中国人強制連行問題で和解 三菱マテリアル


一昔前、戦時中の(国家総動員法に基づく)労務動員を強制連行と言っていた。俗語の類であるが、今でも全国紙でこの言葉が使われる事はあるようである。

・中国人強制連行和解、一部団体と三菱マテリアル (読売 2016.6.1
・中国人強制連行:和解 三菱マテリアルが謝罪 - (毎日 2016.6.1)
・三菱マテリアル、元中国人労働者側と和解 強制連行訴訟(朝日 2016.6.1)

同じニュースでも産経新聞だけはこの言葉を使っていないが、まったく使わないというわけではないようである。かっこ付きで使っているケースもある。

2016/06/09

「日本を代表する歴史家団体」日韓合意を非難、その屁理屈

またこの人たち(5.30)

「日本を代表する歴史研究家の団体(韓国メディア)」が、12.28合意を批判する声明を発表した。日本歴史学協会と聞いても、日本人は左翼(に牛耳られた)団体だろうとしか思わないだろうが、外国人には分かるまい。この人達は、2年前も日本政府が慰安婦問題に関して不当な見解を有していると批判する声明を出し、韓国メディアを喜ばせた。欧米の日本研究者らによる187人声明の呼び水になったのも彼らだろう。

そんな彼らが今度は昨年の日韓合意を非難し、またも韓国メディアを勇気づけている。言ってることは挺対協と変わらない。それにしても、日韓が非難合戦を止めたら研究の進展に支障が生じるとか、どういう頭の構造をしているのだろう?吉見裁判とか、つまらない話まで持ち出している。

今回の合意で「慰安婦」問題が「最終的かつ不可逆的に解決されることを確認」し、国際社会において「互いに非難・批判することを控え」るとの表現によって、今後、歴史研究の進展にともなう新たな評価と問題解決の可能性が失われる

さて、前回「日本の歴史家を支持する声明」を発表して彼らを応援した欧米の学者らは、今回も「日本の多くの勇気ある歴史家」に対する支持を表明するか?恥の上塗りである。ぜひやって欲しい。

声明は英訳もされている

日本軍「慰安婦」問題をめぐる最近の動きに対する日本の歴史学会・歴史教育者団体の声明

わたしたち日本の歴史学会・歴史教育者団体は、日本軍「慰安婦」問題(以下、「慰安婦」問題)をめぐって、2015年5月に「「慰安婦」問題に関する日本の歴史学会・歴史教育者団体の声明」を発表した。だがその後、12 月28 日の日韓外相会談後におこなわれた共同記者発表(以下、日韓合意)と、2016 年1月 20 日に言い渡された、吉見義明氏の名誉毀損をめぐる裁判(以下、吉見裁判)における原告敗訴の判決という、ふたつの大きな動きがあった。それらに対して、わたしたちは、以下の問題を指摘する。

今回の日韓合意は、第一に、「慰安婦」制度の責任を曖昧にしている。歴史研究は、日本政府・日本軍が軍の施設として「慰安所」を立案・設置・管理・統制したこと、「慰安婦」制度の本質は性奴隷制度であったこと、当時の国内法・国際法に違反していたことを明らかにしてきた。合意はそれらを踏まえておらず、「慰安婦」制度の責任については「軍の関与」という曖昧な認定にとどまっている。第二に、元「慰安婦」の方々の名誉や尊厳という人権に深く関わる問題について、当事者を置き去りにしたまま、決着をはかろうとしている。今回の合意で「慰安婦」問題が「最終的かつ不可逆的に解決されることを確認」し、国際社会において「互いに非難・批判することを控え」るとの表現によって、今後、歴史研究の進展にともなう新たな評価と問題解決の可能性が失われるのは不適切である。加えて、合意は歴史教育に言及しておらず、実際に教科書から「慰安婦」問題に関する叙述が削られる事態が進行している。教育によって歴史的事実を伝えていくことを、あらためて求める。日韓合意には、総じて当事者の思いや意思を顧みようとする姿勢がみられない。こうした、政府間で一方的に「解決」を宣言し、以降の議論を封殺するかのごとき手法では、「慰安婦」問題の抜本的な解決はありえない。

一方、吉見裁判の判決文において、東京地方裁判所は、2013 年5 月に桜内文城衆議院議員(当時)が吉見義明氏の著書をめぐって「捏造」と発言したことを、「名誉毀損に該当する」と認定しながら、「意見ないし論評の域を逸脱したもの」とはいえないとして免責し、原告の請求を棄却した。「捏造」とは、おもな辞書によれば、「事実でないことを事実のようにこしらえ」る意であり、判決は、実証という手続きをかさね、学界で広く受け入れられてきた研究成果を、「捏造」と公言することの重大さを理解していない。研究者にとって、自らの研究成果が「捏造」と評されることは、研究者生命に直接関わる問題である。そうした事情を斟酌することのない発言と、それを容認するかのごとき不当な判決を、見過ごすことはできない。

ふたつの動きは、問題の重要性を軽んじ、当事者を置き去りにしたまま、きわめて強引に「慰安婦」問題の幕引きをはかろうとする点で共通している。日韓両政府の関係者および日本の司法関係者が、「慰安婦」問題と真摯に向きあい、その真に根本的な解決にむけて取り組むことを求める。

 2016 年5 月30 日

 歴史学関係15 団体
 日本歴史学協会
 大阪歴史科学協議会
 大阪歴史学会
 ジェンダー史学会
 専修大学歴史学会
 総合女性史学会
 千葉歴史学会
 東京歴史科学研究会
 名古屋歴史科学研究会
 日本史研究会
 日本史攷究会
 日本思想史研究会(京都)
 歴史科学協議会
 歴史学研究会
 歴史教育者協議会

英語版: A Joint Statement from Japanese Historians and History Educators on Recent Developments in the Japanese Military’s “Comfort Women” Issue


2016/06/05

台湾でも異端審問「慰安婦は強制か?」


台湾の首相が、慰安婦は強制されたものだったか自発的なものだったかという質問に、一概には言えないと答えて謝罪に追い込まれた。

強制連行(日本政府による徴用)があったかなかったかという話がエスカレートして、ついに台湾までもが17世紀のイタリアのような有様に。異端狩りの標的にされた林全行政院長は「社会構造」などという言葉を持ち出して話を合わせたが、「それでも地球は回っている」と呟きたい心境だったろう。

台湾行政院長、慰安婦発言で謝罪

台湾の林全行政院長(首相)は4日までに、慰安婦をめぐる発言が不適切だったとして謝罪を表明する声明を発表した。

院長は3日の立法院(国会)で、野党、国民党議員から「慰安婦は自発的になったのか、強制的に慰安婦にされたのか」と問われ「どちらの可能性もある。これだけ多くの慰安婦がいるのだから全てがどちらかとは言えない」などと答弁した。

この答弁に対して一部で反発が高まったため、3日夜の声明で「発言が不十分で関係者を傷つけたりした可能性がある」と謝罪を表明。女性の自主性や尊厳は体制の暴力や社会構造によって損なわれてはならないと強調した。(共同)

産経 2016.6.5[2]

2016/06/01

挺対協、裏財団に7400万円確保、像を各地に


挺対協は、正義記憶財団の資金として既に約7400万円を確保したという。野党第一党の共に民主党もこれに寄付していたはずだ。挺対協は、この資金を使って世界中に「少女像」を建てようと画策している。2か月後には、シドニーに一体設置する計画。韓国政府に反発してあちこちに建てるというなら、ますます「少女像」は無垢ではない政治色の濃いモニュメント、ということ。

日韓合意反対 挺対協が独自財団設立へ

韓国で元従軍慰安婦の女性らを支援する「韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)」の尹美香常任代表は1日、昨年末の日韓合意に基づき韓国政府がつくる財団に対抗し、独自の財団の設立へ向けた総会を6月9日に開くと明らかにした。日韓合意に行動で反対していく姿勢を鮮明にした。

独自の財団は、ソウルの日本大使館前のものと同様の少女像を新たに国内外で建てたり、被害女性を支援したりするとしている。同大使館前で日本に解決を要求する定例の「水曜集会」で話した。

挺対協などは日本が拠出する10億円を基に韓国政府がつくる財団の事業を拒むとし、1月に独自財団構想を発表。これまでに約8億ウォン(約7400万円)の資金が募金などで集まったという。尹代表によると少女像は現在、韓国と米国、カナダに計約30あり、8月6日にオーストラリアのシドニーでも新たにつくられるという。

zakzak(共同) 2016.6.1[2]