2016/03/08

女子差別撤廃委員会「合意は不十分」・・・でも流れは変わらず?


強制連行はなかったと訴えるより、国連軍の慰安婦について問題提起する方が有効かもしれない。どういう解決策が望ましいのか、国連が国連軍の慰安婦問題にどう対応するかを見て参考にさせてもらいたい、と言えばどうだろう。

国連(女子差別撤廃委員会)が対応不十分と結論づけたことは、韓国の合意反対派を勢いづけるだろう。そうなると、多少は拗れるかもしれない。それを期待してもいいが、恐らく両国政府はこのまま押し通すだろう。両国とも、ゴネているのは「被害者」ではなく「活動家ハルモニ」であることを承知している。

日韓合意は「対応不十分」=元慰安婦の立場考慮を—国連委

国連女子差別撤廃委員会は7日、対日審査の最終見解を発表し、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的」な解決を確認した昨年12月の日韓合意は「被害者中心の対応」が徹底されていないとして遺憾の意を表明した。合意の履行に当たっては「被害者の立場を十分考慮」し、補償などに取り組むよう促した。

2月16日にジュネーブの国連欧州本部で行われた対日審査では、杉山晋輔外務審議官が日韓合意について説明。誠実な実行に向けた両国政府の努力に国際社会の理解を求めていた。最終見解は、日韓合意を含め、解決に向けた日本の取り組みに留意するとも指摘した。

時事通信 2016.3.8[2]