自民党の原田副大臣が慰安婦の存在を否定した!慰安婦の存在を認めた河野談話と矛盾する、政府見解と相反する内容だ!・・・と煽ったのはご存知朝日新聞。昔はこんなことで大臣の首ぐらい簡単に飛ばせたものだが、朝日新聞には気の毒なことに、時代は変わった。
日本に長く暮らしているが、南京大虐殺はともかく、慰安婦の存在を否定する人には会ったことがない。相当いい加減な言説が飛び交うネット上でも、そんな主張は聞いたことがない。普通の人なら、原田議員の言葉足らずか言い間違えだと思ったろう。本当の所は、朝日新聞だって分かっているはず。河野談話で慰安婦の存在を認めたとか、よくもまぁ。ネットで検索した限り、他の全国紙のどこも後追いしていないようである。完全に朝日の独り相撲。
「南京・慰安婦の存在、我が国は否定」 自民・原田氏
世界記憶遺産登録をめぐる中国の動きへの対策を検討する自民党の国際情報検討委員会は2日、合同会議を開いた。委員長を務める原田義昭・元文部科学副大臣は会議後、記者団に「南京大虐殺や慰安婦の存在自体を、我が国はいまや否定しようとしている時にもかかわらず、申請しようとするのは承服できない」と語った。発言は政府見解と相反する内容だ。
南京事件について菅義偉官房長官は昨年2月、「旧日本軍の南京入城後、非戦闘員の殺害、略奪行為があったことは否定できない」と明言。被害者の具体的な人数について政府は「諸説ある」との立場だ。慰安婦についても、その存在を認めた河野談話の継承を表明している。
朝日 2015.10.3