2015/10/31

エミリー・ムラセ慰安婦決議の修正図るも(サンフランシスコ)

日本バッシングとは一線を画したいムラセだったが

サンフランシスコ市議会が慰安婦のモニュメントを設置するよう市に求める決定をして一ヶ月。

市議会の女性の地位委員会事務局長エミリー・ムラセは、2013年、橋下大阪市長の「慰安婦必要だった」発言を批判した人でもある。橋下市長の発言は、もともとは沖縄駐留米軍の問題に端を発したものだったのに、ムラセは米軍の問題に触れず(気づかず)、安易にバッシングに加わってしてしまった。そんな彼女だったが、市議会に慰安婦のモニュメントを設置しようという計画が持ち上がると、これにブレーキをかける役割を担うことになる。そして決議案が可決された今でも、それを穏当な物に上書き修正しようと努力しているようである。しかし、そんな彼女の努力は、慰安婦運動家とその協力者によって潰される。現地の韓国系メディアは彼女の提案を「妨害案」と呼び、慰安婦正義連合(Comfort Women Justice Coalition)のメンバーは、日系人の妨害活動に対処すべしと警告を発している。

ムラセの「性目的で人身売買された女性と少女に関する決議案」
慰安婦碑決議の上書き修正を図るものだったらしいが、抵抗に遭う

28日の会議を見守る市民
例の蝶のマークをつけた集団も

ムラセは、後になって、慰安婦騒動が単純な女性の人権の為の運動ではないことを痛感したことだろう。特定の国に対する批判になってはいけないと考える彼女に対し、対日(非難)決議であることを明記したままにしろと抵抗する人々。28日の委員会(会議)では南京大虐殺賠償要求連帯(RNRC)の中国系メンバーが発言を許され、慰安婦を人身売買被害者と同列に扱うのは慰安婦に対する侮辱とまで言い切ったという[聨合ニュース]。彼らは、慰安婦問題を、あくまでも日本の戦争犯罪としてアメリカに定着させることを狙っているのだろう。

SF慰安婦決議案、妨害の動き本格化
小委員会「無力化」案件上程され

反対意見の中「表決無期限延期」

通過決議案 - 来年の教科書「日本軍強制慰安婦」表記妨害決議案 - 国名「日本」記載(?)調和に​​害をなす「外す(?)必要あり」

先月22日アメリカの大都市で初めて、サンフランシスコ市で通過した「慰安婦顕彰碑建立要求決議案(以下慰安婦決議案)」に対する日系コミュニティの妨害の動きが本格化した。

サンフランシスコ市議会の小委員会の一つである女性地位委員会に「性目的で人身売買された女性と少女に関する決議案」というタイトルの案件が28日上程された。 タイトルだけ見れば女性の人権を保護する決議案と見える。 だが、内容は先月通過した「慰安婦決議案」を無力化するためだ。

この決議案は全部で11の内容で構成されている。 問題ヶ所は6番目7番目と8番目のフレーズ(?)だ。「過去の戦争中で行われた犯罪に対して特定の国の名を明記するのは多様な民族が共存するサンフランシスコでコミュニティ間の対立を呼び起こし、調和を害しかねない」という内容だ。 結局、通過した決議案に対し「日本」という単語を除かねばならないという「妨害決議案」だったということだ。 先月通過した「慰安婦顕彰碑建立要求決議案」には日本の国名が指摘されている

幸いこの日の小委員会ではフィリピン系のチュルリス・コミッショナーの反対と、発言者(意見表明者)として登場した「南京大虐殺賠償要求連帯(RNRC)」所属のリリアン・シンシなどが強く反発し、表決は無期限延期となった。

この決議案は女性地位委員会事務局長であるエミリー・ムラセが提案した。 日系3世で現在サンフランシスコ統合教育区理事長を兼ねている。 ムラセ氏は去る4月30日安倍晋三日本総理とともにサンフランシスコを訪問した夫人安倍昭恵のガイドを引き受けるなど、サンフランシスコ周辺の日系コミュニティを代表する人物の一人だ。

先月16日にも、市議会表決に先立ち女性地位委員会に上程された「慰安婦顕彰碑建設要求決議案」がムラセ氏の強力な反対で通過できなかった。

日本コミュニティが「慰安婦決議案」を無力化するために(?)、迅速なサンフランシスコ統合教育区教育委員会の決定が大きく作用したと考えられる。

サンフランシスコ教育委員会は13日、表決を通じて来年秋学期から中・高校教科書に「第2次世界大戦中、日本軍の強圧によってアジア地域で慰安婦20万人が動員された」という内容を含むよう案件を通過させた

先月通過した「慰安婦決議案」には、顕彰碑建立だけでなく、公立学校でも学生たちに教育するようにと明示されているためだ。

これまで中国系、フィリピン系と共に「慰安婦問題解決のための連合(Comfort Women Justice Coalition・CWJC)」で活動してきたムン・テウさんは「日本コミュニティは、公立学校の教科書に自分たちの蛮行がのせられるのを傍観しているばかり(?)ではない」としながら「来年の秋学期が始まる前まで決議案無力化試みが継続されると見る」と見通した。 彼は「韓国人もこうした日系活動を注目して力を集めて妨害動きに積極的に対処していかなければならない」と付け加えた。


SF 위안부 결의안, 방해 움직임 본격화 
소위원회 ‘무력화’ 안건 상정돼

통과 결의안 - 내년 교과서 ‘일본군 강압 위안부’ 표기 방해 결의안 - 국가명 ‘일본’ 수록 화합해쳐 ‘제외해야’

지난달 22일 미국내 대도시 중 처음으로 샌프란시스코에서 통과된 ‘위안부 기림비 건립 촉구 결의안(이하 위안부 결의안)’에 대한 일본계 커뮤니티의 방해 움직임이 본격화됐다.

샌프란시스코 시의회 소위원회 중 하나인 여성지위 위원회에 ‘성적 인신매매를 당한 여성과 소녀에 대한 결의안’이라는 제목의 안건이 28일 상정됐다. 제목만 보면 여성인권을 보호하는 결의안으로 보인다. 하지만 내용은 지난달 통과된 ‘위안부 결의안’을 무기력화 하기 위한 것이다.

이 결의안은 모두 11개 내용으로 구성됐다. 문제가 있는 곳은 6, 7, 8번째 문구. ‘과거 전쟁 중 벌어진 범죄에 대해 특정국가명을 명기하는 것은 다양한 민족들이 공존하는 샌프란시스코에서 커뮤니티간 대립을 불러 오고 화합을 해칠 수 있다’는 내용이다. 결국 통과된 결의안에 대해 ‘일본’ 이라는 단어를 빼야 한다는 ‘방해 결의안’인 셈이다. 지난달 통과된 ‘위안부 기림비 건립 촉구 결의안’에는 일본 국명이 적시돼 있다.

다행히 이날 소위원회에서는 필리핀계 쥴리 수 커미셔너의 반대와 발언자로 나선 ‘난징대학살 배상촉구 연대(RNRC)’ 소속 릴리안 싱씨 등이 강하게 반발하며 표결이 무기한 연기됐다.

이 결의안은 여성지위위원회 사무국장인 에밀리 무라세가 상정했다. 일본계 3세로 현재 SF통합교육구 이사장을 겸하고 있다. 무라세씨는 지난 4월30일 아베 신조 일본 총리와 함께 SF를 방문한 부인 아키에 아베의 가이드를 맡았을 정도로 SF지역 일본 커뮤니티를 대표하는 인물 중 한 명이다. 

지난달 16일에도 시의회 표결에 앞서 여성지위위원회에 상정된 ‘위안부 기림비 건립 촉구 결의안’이 무라세씨의 강력한 반대로 통과되지 못했다. 

일본 커뮤니티가 ‘위안부 결의안’을 무력화하기 위해 발빠르게 움직이는 데에는 SF통합교육구 교육위원회의 결정이 크게 작용한 것으로 풀이된다.

SF교육위원회는 지난 13일 표결을 통해 내년 가을학기부터 중·고교 교과서에 ‘2차 세계대전 중 일본군의 강압에 의해 아시아 지역에서 위안부 20만 명이 동원됐다’는 내용을 포함하도록 안건을 통과시켰다.

지난달 통과된 ‘위안부 결의안’에는 기림비 건립 뿐만 아니라 공립학교에서도 학생들에게 교육하도록 명시돼 있기 때문이다. 

그동안 중국계, 필리핀계와 함께 ‘위안부 문제 해결을 위한 연합(Comfort Women Justice Coalition·CWJC)’에서 활동해 온 문대우씨는 “일본 커뮤니티는 공립학교 교과서에 자신들의 만행이 실리는 것을 그냥 보고만 있지는 않을 것”이라며 “내년 가을학기가 시작되기 전까지 결의안 무력화 시도가 계속 될 것으로 본다”고 전망했다. 그는 “한인들도 이런 일본계 활동을 주시하고 힘을 모아 방해 움직임에 적극 대처해 나가야 한다”고 덧붙였다.