これらの写真でイメージが伝わると思うが、「強制連行」とは戦時中の(日本政府による)労務動員を意味する言葉だった。誤解を避ける為に、当ブログでも強制連行の代わり韓国式に「強制動員」という言葉を使うことがある。それはともかく、「日帝強制動員被害者・日本軍慰安婦の人権政党(仮称)」の創設が、反日のシンボルであるソウルの慰安婦像の前で宣言されたというニュース。
強制動員(連行)≠拉致
総選挙控え韓国でミニ政党結成の動き 「土匙」党から慰安婦人権党まで…
2016.02.04 ハンギョレ日本語
「土の匙(生まれながら格差問題を抱える人たち)のための政党をつくる」、「韓日過去史清算は私たちの手で解決する」…。
4月の総選挙を2カ月後に控え、新しい政党を作る動きが相次いでいる。既成政党に自分たちの要求を貫徹させる代わり、「自分の問題は自分が解決する」と直接乗り出したのだ。
アジア太平洋戦争犠牲者韓国遺族会など20余りの団体に所属する日帝強制動員被害者と遺族100人余りは3日、ソウル鍾路区中学洞の駐韓日本大使館前にある「平和の少女像」横で記者会見を開き、政党をつくると宣言した。「日帝(日本帝国主義)強制動員被害者・日本軍慰安婦の人権政党(仮称)」創党準備委員会は会見で、「韓国政府に日帝強制動員被害者の人権を回復させ、補償特別法と福祉支援政策を用意させるのが最初の目標」と明らかにした。
日帝強制動員被害者遺族団体が直接結党に向け動き出したのは、「もはや政府と政治家たちを信じられない」と思ってのことだ。実際、与野党が推進してきた日帝強制動員被害者補償法は「予算がない」との理由で19代国会ですべて破棄される事態になり、首相傘下にあった関連調査委員会は昨年末に閉鎖された。チェ・ヨンサン臨時党代表は「国会議員を出すのが目標ではない。遺族団体の名で活動するのに限界を感じ、国会外政党としてでも政党名で活動する」と明らかにした。彼らは来月、日本を訪問し、自民党などに公式面談を要請する計画だ。(以下略)
強制動員被害者ら新党設立を宣言 日本にも補償要求=韓国
日本による植民地時代に強制動員された韓国の被害者とその遺族が3日、ソウルの日本大使館付近で記者会見を開き、被害者と遺族のための政党を作ると発表した。4月の国会議員総選挙を見据えての結党で、日本政府にも被害補償を求める方針だ。
遺族らによる「日帝強制動員被害者・日本軍慰安婦の人権政党(仮称)」結党準備委員会は会見で、今月中に各地区で結党作業を終え、来月1日の「3・1節(3・1独立運動記念日)」に同じ場所で中央党創党大会を開く計画だと説明した。政治家や一般市民の入党は受けつけず、被害者と遺族だけを対象にするという。
結党準備委員会には元徴用工らでつくる団体「アジア太平洋戦争犠牲者韓国遺族会」など約20の団体が参加した。準備委側によると現在の党員数は約2万人だが、結党作業が完了すれば7万人ほどに達すると見込む。
準備委は党の第一目標に、韓国政府が強制動員被害者の人権を回復し、補償のための特別法や福祉支援政策を定めることを挙げた。
日本政府に対しては徴用者が受け取っていない賃金や郵便貯金など計1億1000万円の供託金を返還するよう要求する方針で、来月には日本を訪問し、自民党などに公式面談を求める計画だ。
臨時党代表のチェ・ヨンサン氏は結党の理由について、遺族団体名義で活動するのに限界を感じたと説明した。
聯合ニュース日本語版 2016.2.3[2]