「韓国現代史を歴史歪曲の場にしてきた左派系歴史家のごみのような歴史本が紙くずと化す日がいずれ到来するだろう」
「24年前、ベルリンの壁が崩れて冷戦が幕を下ろしたとき、隣国の左派系歴史家を襲った運命がまさにそうだった」
朝鮮日報も隣国(日本)の左派系歴史家の胡散臭さをよく知っているようだが、まさにその日本の左派系歴史家の残滓が主導したのが、朝鮮日報も便乗する慰安婦騒動だったりする。
【社説】現代史を「銃剣なき百年戦争」と称する左派そういえば、以前黒田勝弘は江南左派の話を紹介していた。
今月13日、韓国大統領府(青瓦台)で行われた朴槿恵(パク・クンヘ)大統領と重鎮たちとの昼食会の席で、重鎮たちはインターネット上に流れる左派の歴史映像作品「百年戦争」に対し深い懸念を示したという。この動画は、韓国を建国した大統領を中傷する全53分の「二つの顔の李承晩」と、朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領の業績をおとしめる全42分の「フレイザー報告書-誰が韓国経済を成長させたか」の2編からなる。左派の歴史研究団体「民族問題研究所」が大統領選挙前の昨年11月に制作した。
一部の左派系歴史学者は、昨年の大統領選挙を「親日・守旧・独裁・分断勢力と自主・民衆・民主・統一勢力の戦争」と称し、宣伝戦を繰り広げた。「百年戦争」は左派のそうした独断的な論理を、植民地時代以降の100年の歴史を解釈する際、そのまま当てはめたものだ。左派系の歴史雑誌は「百年戦争」について「われわれは今、歴史戦争の真っただ中にある。100年前に韓半島(朝鮮半島)で始まり、今も韓国社会で続いている銃剣なき戦争」とした。自分の胸に自分の手で「歴史家」という名札を付けた左派の歴史家は、今すぐ北朝鮮の歴史教科書を開いてみるべきだ。自分たちの主張と実によく似た、いや似ているのを通り越し、双子という表現がふさわしいであろう歴史記述を目にすることになるだろう。
「百年戦争」は李承晩(イ・スンマン)元大統領を「ハワイアン・ギャングスター」、朴正煕元大統領を「ヘビのような人間」と表現した。そして「李承晩は米国にいたころ、46歳のとき22歳の女子大生と不適切な性関係を目的として州境を越え、警察に捕まった」と主張し、李承晩元大統領が警察で女子大生と撮ったような映像を公開した。しかしこれらは、本来2人が別々に撮ったもので、撮影時期にも10年の開きがあり、2枚の写真をコンピューターで合成した画像だということが明らかになった。李承晩元大統領がこのような容疑で逮捕されたということ自体、でたらめだった。さらに「百年戦争」は、朴正煕時代の経済成長は韓国政府の政策と韓国国民の努力の結果ではなく、ケネディ政権が行った親米国家に対する援助のおかげだったかのように解釈している。うそをつくにも、米国の援助を受けた多くの国のうち、韓国のほかに世界の経済トップ10に迫る国の名前を一つでも挙げながら、うそを言わなければならない。
過去30年にわたり、韓国現代史を歴史歪曲(わいきょく)の場にしてきた左派系歴史家のごみのような歴史本が紙くずと化す日がいずれ到来するだろう。24年前、ベルリンの壁が崩れて冷戦が幕を下ろしたとき、隣国の左派系歴史家を襲った運命がまさにそうだった。歴史は、歴史を歪曲・捏造(ねつぞう)する歴史家をまず断罪するものだ。
朝鮮日報日本語版 2013.3.17