日韓の和解は両国民にとって深刻なテーマ
事情に疎いなら、せめて邪魔はしないで欲しい
少なくとも、ジョルダン・サンド教授は・・・少なくとも日本では、187人声明が中国や韓国の行き過ぎたナショナリズムにも向けられていると明言した(アメリカでも同じことを言ってくれているのだろうか?)。問題は彼以外の主要メンバー(声明は30人ほどのメンバーが中心になって作られた)の態度である。
彼と一緒に187人声明を主導したアレクシス・ダデンは、韓国でかなり極端な見解を開陳しているわけであるが、あれは187人声明の趣旨に沿っているのだろうか?メンバーの一人一人が自分に都合のいいように利用可能な声明など、我々(日韓両国民)にとって迷惑以外の何者でもないのだが・・・。「言論の場を広げられるのではないかと期待を込めた」と言う以上、藤岡教授の提案を断る理由はないだろう。よい機会だから、色々ハッキリさせてもらい。
余談。サンド教授は、日本政府が旧軍の朝鮮人軍人の遺族に補償していないと言うのだが、どういう意味なのか?日韓請求権・経済協力協定では足りないと言っているのか・・・それとも、まさか協定その物の存在を知らないとか?
日中韓歴史問題:声明の米教授「納得できる解決を」
米国などを拠点とする歴史学者らが日本の歴史認識などに関し5月に発表した声明で、まとめ役となった米ジョージタウン大のジョルダン・サンド教授が27日、早稲田大で講演した。声明について「被害者やアジア諸国の国民が納得できる解決に向かえば意味があったと思いたい」と述べ、戦後70年での日中韓の歴史問題を巡る和解に期待感を示した。
サンド教授は声明に関わった理由について、「言論の場を広げられるのではないかと期待を込めた」と説明。声明は中国や韓国にも向けられているとし、「アジアの研究者や政府が教育などのあり方を一緒に考えていくよう求めた」と述べた。
声明は慰安婦問題など「過去の過ち」について「偏見なき清算」を促すと同時に、中国や韓国の民族主義的な動きも警告した。当初187人だった署名者は457人に広がった。
毎日 2015.6.27