2015/07/20

米議会・国務省も「韓国疲れ」、下院決議の功労者ソ・オクチャ明かす

エバンスとソ・オクチャ

アメリカの「韓国疲れ」については、産経の古森記者も報じていたが、こういう話は素直に信じて良いか迷う。ところへ、ワシントン挺対委の顧問であるソ・オクチャ(徐玉子)が、アメリカの政界のKorea Fatigue(韓国疲れ)について語っていたので、これはいよいよ本当らしい。

レイ・エバンス下院議員が90年代の終わりに提起して、慰安婦問題はアメリカ議会に飛び火した。てっきりソ・オクチャが彼に吹き込んだのだと思っていたが、ソの話によるとインタビュー全文参照)、同僚議員の中国系のスタッフが吹き込んだらしい。

慰安婦決議の為に奔走したソ・オクチャ(2007)

ソ・オクチャは2007年の下院決議の時は大いに働いたが、最近はなぜか大人しい。安倍首相の訪米時にワシントン挺対委は議会前で騒いでいたが、彼女の姿はなかった。

ワシントン挺対委が慰安婦の証言集を配ろうとしたら、ノーサンキュウと言われたとソ・オクチャは言っている。あの時は、挺対委の他にも韓国系の団体が安倍首相の中傷ビラを配って回ったりしていたから、反感を抱いた議員もいたかもしれない。議会も国務省も雰囲気が変わって来たと、こうしたアメリカの空気の変化に対応しなければならないと彼女は忠告している。レイ・エバンスは昨年死亡。オクチャはこのほど本を出版し、韓国のナヌムの家で記者会見を開いた。

― 今年安倍総理のワシントンでの議会演説以降、米日関係が蜜月期に入ったという話が多いですが、アメリカ議会での最近の慰安婦問題に対する関心はどうですか?

「そうでなくても(?)、21日セヌリ党のキル・ジョンウ議員招請で「韓日歴史問題に対するアメリカ政界の認識と争点」をテーマに講義をするのに、アメリカが変わっています。 ワシントン挺対委で慰安婦ハルモニの証言集「聞こえますか(Can You Hear Me)」の英語版を議会の各事務室に配ったところ、アメリカの議員たちが意外に受け取らないことに驚きました」。

― 本を寄贈したのに断わられたという事ですか?

「そうです。 挺対委の役員が渡そうとしたところ「ノーサンクス(No Thanks)」と言われました。 5月か6月の初めのことです。 アメリカ議会の人々の心理に変化が大きいようです。バラク・オバマ大統領が安倍総理と手を取り合って一緒に歩もうという時に、我々が慰安婦に集中する必要があるかという空気(?)が出来たかのようでした。 私たちは、そんなアメリカの新しい流れに合わせて新しい対応策を見つけなければなりません。 中国は自らの利害関係のために新しい試みを、日本はアメリカの大学に多くの基金をばら撒くというやり方で影響力を拡大しようとするのに私たちは対外広報や外国大学支援の面で大きく劣っています。

― オバマ政権側はどうなのですか?

国務省の空気も変化しているようです。 ウェンディー・シャーマン国務省政務次官の日本に編向した過去の発言が自然に(?)出てきたのではない。 自分一人(の考え?)で軽く話せることでは絶対にありません。長く国務省の実務に携わっている人に会って(?)、よく知っている人々でも最近は韓国疲労症(Korea Fatigue)について(?)話していました。 彼らがそう話すので(?)私も驚きました」。

文化日報(一部) 2015.7.17 [全文]
―올해 아베 총리의 워싱턴 의회 연설 이후 미·일관계가 밀월기로 접어들었다는 얘기가 많은데, 요즘 미 의회에서 위안부 문제에 대한 관심은 어떠한가.

“그렇지 않아도 21일 길정우 새누리당 의원 초청으로 ‘한일 역사이슈에 대한 미국 정계의 인식과 쟁점’을 주제로 강의를 하는데 미국이 바뀌고 있다. 워싱턴 정신대 대책위에서 위안부 할머니들의 구술기록집인 ‘들리나요(Can You Hear Me)’ 영문판을 의회 각 사무실에 돌렸더니 미 의원들이 의외로 받지 않겠다고 해 깜짝 놀랐다.”

―책을 기증하는 것인데도 거절했다는 얘기인가.

“그렇다. 정신대 대책위 임원들이 전달하려 했더니 ‘노 생스(No Thanks)’라고 하더라. 지난 5∼6월 초의 일이다. 미국 의회 인사들의 심리에 변화가 많은 것 같다. 버락 오바마 대통령이 아베 총리와 손잡고 함께 나가는 마당에 우리가 위안부에 집중할 필요가 있느냐 하는 기류가 생기는 것 같다. 우리가 그런 미국의 새로운 트렌드에 맞춰 새로운 대응법을 찾아야 한다. 중국은 중국 자체의 이해관계 때문에 새로운 시도를 하고 일본은 미국의 각 대학에 많은 기금을 뿌리는 방식으로 영향력을 넓히려 하는데 우리는 대외홍보나 외국 대학 지원면에서 많이 부족하다.

―오바마 행정부 쪽은 어떤가.

“국무부의 기류도 변화하는 것 같다. 웬디 셔먼 국무부 정무차관의 일본편향 과거사 발언이 그냥 나온 게 아니다. 자기 혼자 가볍게 말할 수 있는 게 절대 아니다. 오랫동안 국무부 실무자들을 만나와서 잘 아는데 이들도 요즘에는 한국피로증(Korea Fatigue)을 얘기하더라. 그들이 그렇게 얘기할 때 나도 놀랐다.”