英語だけでなく韓国語でも「性奴隷」用いるのが悲願だった?
残虐性をアピールしたい挺対協としては、慰安婦を「性奴隷」と呼ぶ事は悲願だったに違いない。実際に彼女らの英語名は、「日本により軍隊性奴隷制に徴用された女性達の為のコリア協議会(The Korean Council for the Women Drafted for Military Sexual Slavery by Japan)」である。なぜ今まで韓国語で性奴隷を団体名に組み込む事が出来なかったのかと言えば、慰安婦の中には性奴隷と呼ばれる事を嫌がる者もいるからである。
2012年、ヒラリー国務長官(当時)が慰安婦という言葉の代わりにenforced sex slaves(強制された性奴隷)という言葉を使うよう指示を出したという韓国メディアによるいかにも無理矢理な報道があり、その際、パリセイズパークの慰安婦碑の碑文の変更が提案されるなど、「性奴隷化」の雰囲気が盛り上がった時期もあるが、それでも挺対協は踏み切れなかった。挺対協の影響下にある慰安婦でも、積極的に性奴隷と呼ばれたいと考える者は殆どいなかったのである。
その挺対協が「性奴隷」という呼称を使うことを決断した。和解財団を受け入れる慰安婦が続出するなどコントロールが効かなくなって来た挺対協が、いよいよ慰安婦らの意志を無視するのも厭わない覚悟を決めたということだろう。運動の先鋭化の果てにあるのは、緩やかな死か?
慰安婦被害者ハルモニ「慰安婦」でなく「性的奴隷」と呼べ
慰安婦ハルモニを後援する韓国挺身隊問題対策協議会が日本軍「慰安婦」という用語の代わりに「性奴隷」を公式名として使う方針だ。
最近挺対協はソウル市鍾路区の旧日本大使館前で開催した水曜集会で日本軍慰安婦被害者ハルモニを指す用語を「性奴隷」と再定義し、宣言した。
한국염 挺対協共同代表は「日本政府は強制性を否定するために、お金(給料?)を払ったという意味で慰安婦という用語を使う」「だが、被害者ハルモニは強制的に引きずられて行ったので性奴隷制という用語がより明確だ」と説明した。
引き続き「国際文書にも性奴隷制と明示されているので、今後は慰安婦でなく性奴隷制という用語を正式に使う」と付け加えた。