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2012/10/04

反日に利用される阿久沢悦子

来日中の韓国人慰安婦が橋下市長との面談を断られたことに朝日新聞の記者が激怒。「ふざけんな、(橋下)出てこい!」と呟いたことで、彼女のツイッターが炎上。ツイッターの利用自粛に追い込まれた。

彼女に対する批判の中には、説明責任があるのは誤報で慰安婦問題を大きくした朝日新聞だろうというのも多かったが、そんな事より、なぜ日本人は簡単に反日運動に利用されてしまうのだろう?


阿久沢記者はつい感情を高ぶらせて失敗してしまったが、感情的だったのは橋下も同じ。両者とも人間は悪くないのに、ツイッターは瞬間的な興奮をそのまま記録してしまうから恐ろしい。

しかし彼女のような人の問題は、慰安婦騒動を女性問題という視点でしか見られない視野の狭さ。挺対協もフェミニズムに立脚した団体だから当然女性問題を建前にはしてるが、慰安婦騒動の本質は日本叩きである。韓国人にもそう看破する人がいるのに、阿久沢は現実を直視できない。

もしも、ユン・ミヒャンが純粋にジェンダーの問題としてこの問題に取り組んでいるなら、なぜ韓国軍の慰安婦について口を閉ざすのか、なぜ基地売春の問題でアメリカを糾弾しないのか。結果的に阿久沢のような日本人は、反日活動に利用されているのである(こういう人自身は、反日ではない)。

@noharra お疲れ様でした。礼節を欠く人間が国政進出なんて恥ずかしい。挺隊協のユン・ミヒャンさんの「平和・人権・正義、とりわけジェンダーに対する認識がない人が国政に立てば、国際社会で日本が評価を受けられず、内向きになっていく。それを危惧します」という指摘が耳に痛かった

twitter 2012.9.24

耳に痛かった?ユン・ミヒャンの著作物を読めば分かるが、彼女は(露骨には言わないが)日本を好いてはおらず、日本が国際的に評価されるかどうかなど興味ないのである。ジャーナリストが詭弁を真に受けてどうする?

キム・ボクトン(ポットン)は、性暴力の犠牲者として来日したのではなく、「日本政府の軍隊により拉致された20万人の女性」の一人としてアメリカで講演し、日本政府が証拠を見つけられずにいる強制連行生きた証拠として日本に送り込まれたのである。本人には自覚はないが、彼女もまた利用されているのである。


実は、日本人運動家の指導者格の多くはフェミニズムからこの問題に入っている。しかし、彼女らも内心ではジャパン・バッシングに利用されていることに気付いていて、上野千鶴子(?)などの本を読むと、それが透けて見える。にも関わらず韓国側を窘めることをしないのが日本人活動家の最大の問題であって、これは大沼保昭のような贖罪派の日本人からも指摘されていることである。

「金福童さんは『私をあんな目に遭わせた日本に来たくはなかった』とも言っていた。...レイプのPTSDを持つ人ならわかるはず」という阿久沢記者のツイートには、「日本に来たくないという86歳の老人を強制連行して、性暴力の記憶を語らせ」たのかという突っ込みも入っていた。


米国のTVインタビューを受けるキム・ボクトン(2ヶ月前)

キムが撤去されないよう要請した慰安婦の碑
碑文や「強制連行」という言葉の意味を理解しているとは思えない


阿久沢記者の「ふざけんな。出て来い!」発言は橋下の売り言葉に買い言葉を呼び、ツイッター上で両者を巻き込んだ意見が飛び交った。そのやり取りはtogetterにまとめておいた

2012/09/30

なぜ運動家は慰安婦を引張り出すのか?


橋下大阪市長が慰安婦の強制連行に懐疑的な発言をし、挺対協のユン・ミヒャンが「待ってろ、今、生きた証拠のハルモニが日本に行く!」と啖呵を切り、日本に乗り込んで来た。なぜ活動家たちは90近い老婆を連れ回すのだろうか?

運動家たちにとってハルモニは最強の武器なのである。情に訴える彼女たちは、いかなる反論も封じる究極の切り札。だから運動家たちは90近い老婆を引っ張り出しては世界中を連れ回しているのである。渡辺が言うように対日非難決議が採択された国では、必ず元慰安婦が現地で証言しているのである。

米国で訴える慰安婦。運動家は横で「補足」するだけでいい

「生きている証拠キム・ボクトンお婆さんがまもなく行く! 待て!」
慰安婦を連れてユン・ミヒャンが日本に乗り込んで来た(9月)

朝日の阿久沢記者も冷静さを失いtwitterの利用を中止
事実論より感情(可哀想)が優先してしまう


4年前の渡辺美奈の文章は示唆に富んでいる。現在の慰安婦は「活動家(運動家)」(こういう言い方をした関係者は渡辺だけではない)と見なした方がいい。

米国決議で暗躍したのは韓国系だけではない。
渡辺ら日本人運動家の策動もあった

このように見てくると分かるのが、(引注:慰安婦)決議が採択された国では、必ず被害者が現地で証言していることです。「安倍元総理大臣の否定発言がなければ、決議は通らなかった」と一ニ一連合は言っていました。日本からこの間、米国のシンクタンクを通じて歴史的事実関係の情報提供をしていましたが、確かに私たちのロビイングとは比較にならない効果を総理の暴言はもたらしました。

しかし同時に、「ここぞ」という時には、必ず被害者が現地に行って証言してきたということ、そしてその証言集会を推進・実施してきた被害国・加害国・国際社会それぞれで、「女性に対する暴力を許さない」という女性たちの地道な活動がペースにあったと思います。米国決議の委員会通過後、本会議で採択されるまでの一ヶ月間、被害者の李容洙さんは自ら「ロビー活動をしていたといいます。この外国決議採択に関しては、素晴らしい活動家でもある被害者と、挺対協を始めとする被害国支援団体が大きな役割を果たしたと思います。

季刊戦争責任研究 2008年冬号

追記: 2007年のアメリカ下院の慰安婦決議採択の原動力になったアナベル・パクは、「慰安婦被害者は英雄」だと言った