橋下大阪市長が慰安婦の強制連行に懐疑的な発言をし、挺対協のユン・ミヒャンが「待ってろ、今、生きた証拠のハルモニが日本に行く!」と啖呵を切り、日本に乗り込んで来た。なぜ活動家たちは90近い老婆を連れ回すのだろうか?
運動家たちにとってハルモニは最強の武器なのである。情に訴える彼女たちは、いかなる反論も封じる究極の切り札。だから運動家たちは90近い老婆を引っ張り出しては世界中を連れ回しているのである。渡辺が言うように対日非難決議が採択された国では、必ず元慰安婦が現地で証言しているのである。
米国で訴える慰安婦。運動家は横で「補足」するだけでいい
「生きている証拠キム・ボクトンお婆さんがまもなく行く! 待て!」
慰安婦を連れてユン・ミヒャンが日本に乗り込んで来た(9月)
4年前の渡辺美奈の文章は示唆に富んでいる。現在の慰安婦は「活動家(運動家)」(こういう言い方をした関係者は渡辺だけではない)と見なした方がいい。
米国決議で暗躍したのは韓国系だけではない。
渡辺ら日本人運動家の策動もあった
このように見てくると分かるのが、(引注:慰安婦)決議が採択された国では、必ず被害者が現地で証言していることです。「安倍元総理大臣の否定発言がなければ、決議は通らなかった」と一ニ一連合は言っていました。日本からこの間、米国のシンクタンクを通じて歴史的事実関係の情報提供をしていましたが、確かに私たちのロビイングとは比較にならない効果を総理の暴言はもたらしました。
しかし同時に、「ここぞ」という時には、必ず被害者が現地に行って証言してきたということ、そしてその証言集会を推進・実施してきた被害国・加害国・国際社会それぞれで、「女性に対する暴力を許さない」という女性たちの地道な活動がペースにあったと思います。米国決議の委員会通過後、本会議で採択されるまでの一ヶ月間、被害者の李容洙さんは自ら「ロビー活動をしていたといいます。この外国決議採択に関しては、素晴らしい活動家でもある被害者と、挺対協を始めとする被害国支援団体が大きな役割を果たしたと思います。
季刊戦争責任研究 2008年冬号
追記: 2007年のアメリカ下院の慰安婦決議採択の原動力になったアナベル・パクは、「慰安婦被害者は英雄」だと言った。