「良心的」政党として韓国から期待された民主党の政権でも、この問題で韓国側の言い分を受け入れる様子はなさそうだ。先週は震災犠牲者の為の追悼集会に切り替えた水曜集会であったが、今週、日本糾弾集会として復活。ギネス記録も順調に更新中。今年中に1000回を超える。
挺対協やVANKの関係者も日本の「歴史教科書歪曲」に非難の声を上げている。
判断力の未熟な学生に意図的反応を誘導するのは宜しくない、という批判に苦笑を禁じえない日本人も少なくないだろう。
地震支援に出た慰安婦ハルモニ再び怒り
日本の文部科学省が30日「竹島は日本の領土」という内容を強化する方向の中学校社会教科書検定結果を発表し、各界でこれを非難する声が大きくなっている。
サイバー外交使節団VANKはこの日「日本政府が竹島を日本の領土で教育するのは韓国を侵略し、アジアの人々に犯した帝国主義侵略歴史を否定すること」とし、「日本の右翼の精神を入れた歴史教科書が育つ日本人の学生たちに普及すれば韓国に対する憎しみが広がることになるだろう」と話した。
VANKのパク・ギテ団長は「内容が変わることでもないが、地震が起きたからといって(教科書検定発表を)延期するのもオカシイこと」という文部省の官僚の発言を取り上げ、「慰安婦ハルモニたち、ソロクドハンセン人(?)まで地震被害者を助ける国に対してこういう話をできるのか」としながら「隣国に対する最小限の礼儀を守るように願う」と話した。
韓国広報専門家のソ・ギョンドク、誠信(ソンシン)女子大教授もこの日「日本が独島が日本土地という内容を教科書に入れるのは独島を国際紛争地域化して司法裁判所に引っ張り出すためのものとか戦略にまきこまれてはいけない」として「独島は地理的、歴史的、国際法的に私たちの土地であるから主張より文化観光的側面でアプローチし、世界の世論を喚起させなければならない」と話した。 「独島守護」歌手キム・ジャンフンは、「変わらない日本政府に反論するか、動揺せずに、独島を、世界のあちこちに発表される事を積極的にしていく」と明かした。
教育界も似た反応だ。 ソウルのハナ高等学校キム・ジンソン校長は「教科書は長い間を通じて検証されて異論がない内容をのせるべきなのに、日本文部省は事実を正確に伝えていない」としながら「まだ判断を正確にできない学生たちに『意図的反応』を誘導するのは道徳的に正しくない」と話した。
中学校国語教師パク・ユミン氏も「日本政府は愛国教育の一環だと主張するが、これは結局わい曲教育」としながら「日本政府の野心により、中立的でなければならない教育過程が揺れるのも問題」と話した。
日本の地震被害者などのために寄付まで集めた日本軍慰安婦ハルモニたちは背信感が大きかった。 慰安婦被害女性たちの人権回復活動を行っている韓国挺身隊問題対策協議会(挺隊協)関係者はこの日「日本政府は独島領有権主張だけでなく、慰安婦問題をはじめとして日本政府の戦争犯罪を削除して美化している」として「両国の不信と葛藤を一層助長する状況の前で怒りを禁じえない」と明かした。
チョン・テヒョプは日本地震発生五日目である16日、19年間一度も断続なく受け続けてきた水曜集会を追慕集会に変えた。 「在日同胞、日本市民全部がんばってください!」というプラカードも登場した。 当時キル・ウォンオク・ハルモニ(84)は日本が憎くもないのかという質問に「この世と変えるとしても私の傷はなくならない。 罪は憎くても人は憎くない」と答えた。
朝鮮日報 2011.3.30