2ちゃんねるでは相変わらず反日だの在日といったレッテル貼りが後を絶たないようだが、土肥隆一にそんな積りは皆無だろう。進歩派議員に多い自虐史観タイプとも違うような気がする。彼は彼なりに悩んだのだろう。自分が利用されているという意識もあったかもしれない。
しかし、こういうお人好しタイプの日本の政治家が中韓の反日運動家に骨の髄まで利用されているのが現実なのである。言ってもいないことまで書かれて・・・。
土肥隆一のインタビューの原文は次の通り: 「交番に韓国人、朝鮮人の警官がいて、韓国人の泥棒を捕まえては罰しているという姿をみるにつけ、学校は全部、日本語だから、当然のように日本語を使って、同じ1年生の子供がついうっかり朝鮮語を話すと、朝鮮人の先生がその子をぶんなぐる光景もみてきた」(産経新聞2011.3.10)。
土肥は「日本の先生と子供たち」が朝鮮人の学生を殴っていたなどとは言っていない。朝鮮日報のこの寄稿者が話をすり替えているのである。このようにして、韓国の読者たちは騙されるのである。
私たちは日本の地震と津波惨事の便りに痛みを感じて哀悼を表わす。ところで地震惨事以前にも胸が痛い事件があった。民主党の土肥隆一議員に対する日本右翼の大攻撃だった。土肥議員は衆議院議員7選、前外務委員長、倫理委員長を歴任した。その上、民主党の菅直人系統の幹事長であり牧師だ。彼は毎年3・1節(独立運動記念日)と8・15光復節(解放記念日)になると訪韓して日帝侵略を謝罪した日本の代表的知性であり、良心だ。
今回も彼が新エデン教会で開かれた92周年3・1節記念礼拝に韓日キリスト議員連盟の日本側代表として参加し、過去の日本の蛮行を謝罪して独島(トクト)の韓国領有権の主張の入った韓日共同宣言文を朗読してサインまでした。このニュースが日本に伝えられるとすぐに大きな波紋が起きた。彼は日本の空港に到着して記者たちの前でも堂々と所信を明らかにした。「私は朝鮮総督府の幹部の息子として東大門小学校に通った時に日本の先生と子供たちが日本語を使わない朝鮮の学生たちを殴打したのを記憶している。これは日本の羞恥だと考える。韓国の人の立場で見れば独島の領有権主張も理解される。これがキリスト教徒としての私の所信だ。」
土肥議員は2009年にも新エデン教会で韓服を着て頭を下げて日本の植民支配を謝罪したことがある。なぜそうしたのだろうか。最初に、彼は篤いキリスト教信仰人であるためだ。彼が一般の政治家だったら適当に大勢に妥協して生きただろう。しかし彼はキリスト教の歴史観に立って日本の誤りと罪を公式に悔い改めて認めた。二番目は絶え間ない民間外交の努力のためだ。筆者は韓日キリスト員連盟の指導牧師として与党の黄祐呂(ファン・ウヨ)議員と野党の金泳鎮(キム・ヨンジン)議員と共に民間外交の働きを持続的にしてきた。そして毎年新エデン教会で土肥議員と他の一部議員を招請して3・1節、8・15光復節の記念礼拝を捧げてきた。そして韓日間の真の和解と発展のために歴史の痛みを共に共有して愛して仕える交流をしてきた。
土肥議員は党職を辞退したが、今年韓国で開かれる8・15記念礼拝の時も参加するという。彼の信仰と所信は揺れることがないようだ。
朝鮮日報2011.3.28訳2ch:ピアノを弾く大酋長φ