小林よしのりは、ヒューマン・トラフィキング(人身売買)とは黒人奴隷制のイメージなのだと言っている。これと同様の事を藤岡信勝も言っているのだが、これは果たして正しいのだろうか?本当のところはネイティブに聞いてみる他ないのだが、自分はちょっと違うのではないかと思う。ヒューマン・トラフィキングは、現在の奴隷制(modern-day slavery)などとも呼ばれるが、例えば下のような絵を見て、アメリカでは今だに奴隷制度が健在なのかと思う人はいないだろう。身売り(慰安婦)と人身売買はちょっと違うとは思うが、人身売買が(黒人)奴隷のイメージだというのもどうかなと思う。
毎年14500人から17500人が米国に人身売買されて来る(CNN)
小林が、安倍首相は慰安婦を性奴隷と認めたからアメリカ議会で演説出来たと言うのは、一面の真理だろう。もっとも、小林は性奴隷を奴隷の一種と考えているようだが、神とマンガの神様くらいの違いがあるのではないか?性奴隷という言葉について自分の考えは「慰安婦問題とは何か」に書いた通り。
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