今回はチョ第2次官が日本非難(お役目ご苦労様)
国連人権理事会で韓国が再び慰安婦問題を持ち出し、日本を非難。ただし、昨年は外相が直々に日本を非難したが、今回は部下が登壇。聨合ニュースも韓国政府による対日非難が和らいだと分析している。このチョ第2次官、人権理事会に先立ちハルモニらのご機嫌伺いにナヌムの家を訪れたのだが、これも昨年は外相の役目であった。担当者のランクが下げられた事をナヌムの家側は自覚しているのだろうか?ハルモニらは当然理解していないようだが。
昨年は外相自ら日本非難 2014.3.5
「昨年上半期には日本の政治家による『歴史挑発』が強度を増し、韓日間の対立が深まりつつあった」と聨合ニュース。・・・もちろん誰も挑発などしてはいない。韓国メディアが勝手に「挑発、挑発」と騒いでいただけで、彼らが騒がなくなれば韓国政府だって外交のトップが「21世紀の現在でも紛争下の性暴力問題が悪化しているのは、過去に起き、まだ解決されていない問題とも関連がある・・・実証的な事例が日本植民地下の日本軍慰安婦問題」などと挑発的な(?)言動を繰り返さずにすむというもの。問題は日本ではなく、自分たち韓国メディアだと気づけ。いや、承知の上か。
人権理事会に先立ち、ナヌムの家を訪問したチョ第2次官 2015.2.6
昨年は外相が挨拶に訪れたが・・・2014.1.29
時事によれば、韓国政府は「日本政府が真剣に取り組めば『韓国と日本が共栄できる未来へつながる』」と呼び掛けたそうである。空疎な呼びかけはともかく、やはり韓国政府も手打ちを望んでいると見て間違いないのだろうか?
慰安婦問題の対日批判弱める 国連人権理事会演説=韓国
国連人権理事会で、旧日本軍の慰安婦問題をめぐる韓国政府の日本に対する批判の度合いが昨年に比べ和らいだ。慰安婦問題を取り巻く環境や状況が1年で変化したという韓国政府の認識が反映されたとの見方が出ている。
国連人権理事会に韓国政府代表として出席した外交部の趙兌烈(チョ・テヨル)第2次官は3日(現地時間)に行った基調演説で、慰安婦問題に触れながら日本政府が責任ある姿勢を示すよう促した。
昨年3月に同理事会に出席した(ユン・ビョンセ)外交部長官が行った演説に比べると、過去の歴史を否定する日本の態度を直接非難する表現が確実に減った。尹長官は演説で、慰安婦問題について旧日本軍の関与と強制性を認めた河野洋平官房長官談話を見直す動きが日本にあることについて、「被害女性の名誉と人権を踏みにじる行為」「反人道的・反倫理的処置」「国連の人権メカニズムに対する正面からの挑戦」などと強く批判した。
尹長官の演説は、韓国外相が初めて国連で明示的に慰安婦問題に言及したという意味も持っていた。
一方、趙次官の演説は、被害女性が抱える苦痛を伝えるとともに、過去の歴史の傷を癒やす必要性を強調することに集中したと評価されている。
このような変化について、慰安婦問題の解決に焦点が移った韓日間の今の状況を反映しているとの見方が出ている。韓国政府関係者は「状況が昨年とは少し違う」と述べた。
実際、尹長官が演説した昨年上半期(1~6月)には日本の政治家による「歴史挑発」が強度を増し、韓日間の対立が深まりつつあった。
慰安婦問題解決に向けた日本の実質的な立場に進展はみられないものの、今年になって日本に対する批判の度合いが和らいだのは、韓日局長級協議が6回開かれたことも一つの理由とみられる。
また、韓日国交正常化50周年を迎える今年、過去の歴史問題を前向きに解決しようというメッセージを韓国政府が発する必要性も考慮されたようだ。
韓国政府当局者は「今年は過去を直視しなければならないと同時に、未来に向かって進むことが必要だ。被害女性の名誉と尊厳を回復すべきだということも強調した」と述べた。
ただ、一部では、過去の歴史問題が韓日間の懸案として依然残っている状況にもかかわらず、メッセージを変化させることが適切なのかとの批判の声も上がっている。
慰安婦問題はもちろん歴史問題でも立場に変化がない日本に対し、韓国政府が批判の度合いを弱めたとの指摘だ。
聨合ニュース日本語版 2015.3.4[2]
慰安婦問題で誠実な姿勢を=人権理で日本に要求-韓国高官
韓国の趙兌烈外務第2次官は3日、ジュネーブで開会中の国連人権理事会で演説し、旧日本軍の従軍慰安婦問題への日本政府の対応は不十分と表明した。被害者が受け入れられる解決に向け「誠実で勇気ある姿勢」を日本政府に求めた。
趙氏は、高齢化する元慰安婦には生きているうちに名誉を回復する権利があると強調。国連の人種差別撤廃委員会が2014年、被害者への謝罪や補償を日本政府に要請したことに触れ「日本政府が国際社会の声に耳を傾けるよう希望する」と訴えた。また、日本政府が真剣に取り組めば「韓国と日本が共栄できる未来へつながる」と呼び掛けた。
これに対し、嘉治美佐子ジュネーブ国際機関代表部大使は、慰安婦問題は解決済みだが、日本政府は元慰安婦に最大限の協力を行ってきたと理事会で説明した。
時事 2015.3.4