2015/08/31

台湾、馬政権アジア女性基金を否定


少し前のニュースだが、エントリーとして残しておいた方がよいだろうと思うので。

台湾の馬政権が日本政府に慰安婦に対する謝罪と賠償を要求。この人の場合口だけのような気もするが、アジア女性基金も台湾政府としては「一貫して受け入れていない」と。

産経新聞は例によって、吉田証言だのクワラスワミ報告書だの言っているが、そんな物は関係ない。慰安婦の記録映画を見て人前で涙を流すような・・・それでいて、台湾の軍中楽園でも同じような悲劇があったのではないかと想像も出来ないような安っぽい馬総統の人間性の問題である。

外交部、慰安婦問題解決は事実にあらず

外交部が、「慰安婦問題は決着済み」との言い方は事実に反するとしている。
李登輝・元総統が「すでに台湾の慰安婦問題は決着済み」と発言していることに対し、外交部亜東関係協会の周学佑・副秘書長は27日、「中華民国政府の立場は、日本政府は中華民国籍の元慰安婦への正式な謝罪と賠償を行うべきで、元慰安婦の正義と尊厳を回復させよというものだ。しかし、日本政府は元慰安婦の問題について、これまでわが国といかなる合意にも達していない」と述べた。

周・副秘書長は、日本政府がこれまで行ってきた対応は、民間の「女性のためのアジア平和国民基金」による補償金の拠出だったが、わが国はこの種の方法は一貫して受け入れていないと指摘した。

周・副秘書長は、「いわゆる‘台湾の慰安婦問題は決着済み’という発言は事実に反する。われわれが求めているのは、日本政府の謝罪と賠償だ」と述べた。
周・副秘書長はまた、日本政府が今後も引き続き歴史を直視し、より責任感を持ち、より未来志向かつ明確な態度で、慰安婦問題の処理に取り組み、具体的行動をとって、周辺国と真の和解を成し遂げ、友好協力関係を発展させることをわが国は切に望んでいると強調した。


台湾・馬総統、慰安婦問題に執着 日本の謝罪要求 レガシー作りの思惑も?

台湾の馬英九総統が、安倍晋三首相の戦後70年談話を受け、慰安婦問題で連日発言し、日本政府に正式に謝罪するよう求めている。

馬総統は18日、訪台した自民党青年局一行と総統府で会談し、「慰安婦に対し明確なおわびがなかったのは遺憾だ」と述べた。その上で、「一人の友人として日本にさらなる取り組みを求める」と謝罪を促した。

台湾当局は14日夜、総統府の報道官と外交部がそれぞれ談話を発表し、首相談話を肯定的に評価した。馬総統は翌15日、当局談話になかった慰安婦問題での要求を追加して発言。16日には、総統府で行政、立法、司法の各院長を招いて台湾人元慰安婦の記録映画の上映会を開いた。

馬総統は鑑賞後、目に涙を浮かべながら、台湾でも慰安婦募集の強制性をめぐる議論があることについて、「そのような議論は非文明国の証しだ」と批判。慰安婦は「性奴隷だ」と述べた。ただ、その根拠は、朝日新聞が虚偽だと認めた「吉田証言」を証拠として引用した1996年のクマラスワミ報告書だった。

馬総統は93年の法務部長(法相に相当)就任以降、一貫して元慰安婦を支援してきた。総統に就任以来進めた中国優先政策に昨年末の統一地方選で強い反発が出たのとは異なり、慰安婦問題は野党、民主進歩党の蔡英文主席も関心を示している。一連の発言の背景には、野党も反対しないテーマで、残り1年を切った任期中に何らかのレガシー(政治的遺産)を残したいという思惑もありそうだ。

産経 2015.8.18

3 件のコメント:

  1. 必死に大陸にすり寄る姿は滑稽にも思えるが、台湾の情勢は予断を許さない。
    力で出てくる可能性は否定できない。

    それにしても選挙が待ち遠しい。

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    1. 台湾系日本人という立場でコメントします。

      >必死に大陸にすり寄る姿は滑稽にも思えるが

      この点については,現在の日本社会においても,「同様のもの」と思います。政治のみならず,経済の面においても,「中国大陸様様」,という姿勢の日本人は,少なくありません。

      また,このことについては,日本が批判されるような性質のものではありません。諸外国においても,中国大陸,つまり,中国の共産党の「顔色」をうかがわねばならないのは,現在の国際社会における,「ひとつの事実」だからです。

      あなたは,そのような状況を「滑稽」だと表現しましたが,それは,日本政府,日本社会,ひとりひとりの日本人においても,同様であると思います。現代社会においては,誰もが,経済的な面において,中国大陸から,何かしらの「恩恵」を享受しているからです。

      もしも,あなたが,中国大陸製の製品を,ひとつも使っていないのであれば,話は別ですが。たとえばの話ではありますが。

      >それにしても選挙が待ち遠しい

      あなたが台湾の市民権を保持しているのならば,それはあなたの意見として,受けいれられるものです。

      しかしながら,あなたは,おそらくは,日本の市民権を持っている人だと思います。日本人の立場で,台湾の社会について,「意見」があるのは理解できますが,あなたは「選挙」について言及しました。なぜ,「選挙が待ち遠しい」のでしょうか?

      わたし自身は台湾系日本人という立場ですから,ほかの日本人以上に,台湾にたいする「思い」は深いものです。それは,日本よりも,です。海よりも深く,山よりも高いものです。「日本<台湾」,なのです。

      次の選挙においては,どういった状況になるのかは,現在のところは,はっきりとはわかりません。誰が次の総統になるのかは,台湾の人々でさえ,それを予想することは,容易なことではないと思います。

      誰が台湾の総統になったとしても,日本人は彼,彼女が選出されたことを,心から歓迎しなければならないと思います。そして,台湾の人々の意思が公正に反映されたものであることを,受け入れなければならないと思います。また,当然のことですが,台湾の人々の「民意」を尊重しなければなりません。

      現在の台湾においては,中国大陸との「経済的な関係」が,人々の大きな関心事であると同時に,それは台湾の将来を,大きく左右するものでもあります。台湾の人々は,「実」をとりつつも,これまでの台湾社会の「歴史」を重視した社会政策,経済政策を尊重する人物を,新たな総統として選ぶことと思います。

      誰が総統に選ばれるのかについては,日本人が「意見」するまでもなく,台湾の人々は,「極めて賢明な判断」をすることと思います。また,これは,日本人が「淡い期待」をするような性質のものでもありません。

      台湾と中国大陸の関係は,日本と中国大陸の<関係>とは,まったくもって異質なものです。そして,日本と中国大陸の<関係>においては,台湾と中国大陸の関係は,あまり重要なものではないと思います。日本は,日本なりに,中国大陸,つまり,中国の共産党と向きあわねばならないからです。台湾と中国大陸の関係から,そのための「術」を学ぶことはできると思いますし,有意義なことだとも思います。日本人として大切なことは,日本なりに,日本人なりに,何をすれば中国大陸と「ゲーム」ができるか,です。「“尻子玉”を握られているような状況」をつくってはならないのです。

      いわゆる慰安婦の問題については,次の総統選挙との関係については,さほど重要なものではないと思います。なぜならば,現在の台湾社会において,最も重要なこととは,中国大陸との「経済的な関係」だからです。

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