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2016/04/01

[日米韓首脳会談] 慰安婦の訴え米韓政府も取り合う気配なし

日本軍慰安婦問題を韓米日協力の障害物と見てきた米国政府が、昨年末の韓日間「12・28慰安婦合意」で鎖が解けたとし、3国間の外交・軍事的協力を本格化するものと見られる。

アメリカが慰安婦問題を日米韓連携の障害物と見なし昨年末の日韓合意でそれが取り払われたと考えているらしいと、ハンギョレ紙も認めざるを得ないようである。そんな中、お馴染みのハルモニたちはと言うと・・・日米韓の首脳による会談を前に、日韓合意の無効と慰安婦問題に関する交渉反対叫んでいた(29日 統一ニュース


しかしながら、韓国の大統領府は31日、パク大統領がブルームバーグ通信との書面インタビューで、日本政府に対し合意の精神を尊重するよう求めたと発表。「活動家ハルモニ」は三ヶ国の政府から相手にされていない。

追記: 「(日韓)両国の首脳はまた、昨年末妥結した韓日軍隊慰安婦合意についても意見を交わした。 オバマが両国の慰安婦合意について『良かった』と評価し、安倍は『アメリカが一貫して公に支持をしてくれていることに感謝する』と伝えた」ニューシス 4.1)


慰安婦の鎖も解け…米国務副長官が韓米日協力を強調

米国務部副長官、異例の講演通じ 

「戦略的価値に立ち3者関係構築」強調 
米国政府「THAAD朝鮮半島配備」確認 
国務省報道官も「日本の軍事的役割」歓迎

米国ワシントンで開かれる核安保首脳会議を機に、31日(現地時間)に韓米日3国首脳会議が予定されており、米高位当局者が3国間協力の必要性とビジョンについて異例の公開講演を行った。 日本軍慰安婦問題を韓米日協力の障害物と見てきた米国政府が、昨年末の韓日間「12・28慰安婦合意」で鎖が解けたとし、3国間の外交・軍事的協力を本格化するものと見られる。

米国務省のトニー・ブリンケン副長官は29日(現地時間)、ブルッキングス研究所での講演を通じて「朴槿恵(パククネ)大統領と安倍晋三日本首相が慰安婦という敏感な問題について歴史的な合意を作り出した」として「二人の勇気ある統治能力がさらに大きな2か国および3カ国の協力の空間を作り出すのに寄与した」と評価した。

ブリンケン副長官はさらに「我々が共有している利益と理想を守るうえで、3カ国の協力が重要な要素であることを立証するため長期的なビジョンを作らなければならない」として、その筆頭に「戦略的価値に立脚した3カ国関係の構築」を挙げた。 「戦略的価値」は主に軍事・安保協力を指す時に使う用語だ。

 実際、彼は「(3国は)北朝鮮という最も深刻な脅威を解決しなければならないという共通の目的を共有している」として「北朝鮮が国際的な義務を遵守するまで北朝鮮に対する代価を増大させるだろう」と明らかにした。 彼は今回の韓米日首脳会議でも北朝鮮問題が中心議題になるだろうと説明した。

 また米国務省のジョン・カービー報道官も、この日の定例ブリーフィングで「日本の安保関連法施行」に関連した質問に「(米日)同盟関係を強化し、地域および国際的な安保活動と関連して一層積極的な役割を果そうとしている日本の努力を歓迎する」と明らかにした。 このような言及から、北朝鮮の脅威を名分として日本の軍事的役割拡大をベースにする3カ国間の軍事・安保協力も速度を上げるものと予想される。 さらにブリンケン副長官は韓米日がアセアンをはじめとするアジア領域内国家間の建設的関係を結ぶことに重要な役割を果さなければならず、気候変化、極端主義、ハッキングなどに対するグローバルな協力も必要と強調した。 ビルンケン副長官のこの日の公開講演は、米国政府が「12・28」合意前には韓国の世論を意識して韓米日協力に関して慎重な接近を図っていたことと対比される。(以下略)

ハンギョレ日本語版(一部) 2016.3.30[2]

慰安婦合意の精神尊重を=安倍首相と対話継続期待―韓国大統領

韓国の朴槿恵大統領は、米ブルームバーグ通信との書面インタビューで、日本政府に対し、昨年末の慰安婦問題をめぐる合意の精神を尊重するよう求めた。韓国大統領府が31日、発言内容を公表した。
また、「歴史を直視し、過去の過ちを忘れずに、将来の世代に対する正しい教育に努めなければならない」と強調した。歴史教科書の検定などを念頭に置いた発言とみられる。
朴大統領は、安倍晋三首相との間で、首脳会談や電話会談を通じて意思疎通を図っており、「こうした基調が続くよう期待している」と述べた。

時事 2016.3.31[2]

2015/12/28

米の「歓迎」でとどめを狙う日本政府


アメリカが安倍首相の歴史修正主義を警戒しているなどとテレビでコメンテーターが熱弁を振るっていた時期もあったが、アメリカ政府が慰安婦問題に関心を示す理由は安全保障。日米共に、この問題を安全保障に悪影響を与える物として決着を急いでいる。

その一方で、日米韓の反日活動家はアメリカを利用しようとして来た。KACEしかりマイク・ホンダしかり。しかし、なかなか思い通りにならないアメリカ政府にミンディ・コトラーなどが苛立つ場面もあった。

実際は、(日韓どちらの肩も持たない)アメリカ政府と日本政府は連携しており、日本政府はアメリカ政府を最終決着の立会い人とする考えで、先方の同意も取り付けている様子。今度「最終合意」したら韓国政府はひっくり返せない。

慰安婦問題、首相「おわび」で調整 米に「決着声明」要請

最終決着の確約を求める日本は、妥結した場合、第三者の米政府に声明を出してもらうことで最終決着の担保の一つとしたい考え。このため声明発表の準備を日本側から米側に要請した。...

日経(一部) 2015.12.27

合意なら米が歓迎声明

...米政府は、28日の日韓外相会談で慰安婦問題が妥結した場合、合意内容を引用したうえで歓迎する声明を出す考えを、すでに日韓双方に伝えているという。

米国は従来、今回のような日韓対立を繰り返さないよう、双方に強く要請してきた。共に米国の同盟国である日韓の関係悪化が長引けば、北東アジア地域で米主導の安全保障上の抑止力が低下する、との懸念があるためだ。...

朝日(一部) 2015.12.28


追記:

ケリー国務長官とライス補佐官が相次いで、問題の「解決」を歓迎する声明を出した。異例のことだという。また、ケリー長官は「国際社会に対し、今回の合意を支持するよう呼びかけたい」と。



慰安婦問題合意 米高官が相次ぎ歓迎の声明

日本と韓国が最大の懸案だった慰安婦問題の最終的な解決で合意したことについて、アメリカのケリー国務長官とライス大統領補佐官は28日、相次いで歓迎する声明を出し、合意を高く評価しました。

日韓両政府は28日の外相会談で慰安婦問題を巡って、韓国政府が設置する財団に日本政府の予算でおよそ10億円を拠出し、元慰安婦への支援事業を行うことなどで合意するとともに、この問題を「最終的かつ不可逆的に」解決することを確認しました。

これについてケリー国務長官は声明を発表し、「日韓両政府は慰安婦問題が『最終的かつ不可逆的に』解決されたと明言した。慰安婦という敏感な歴史問題で合意に至ったことを歓迎する」と述べ、高く評価しました。そのうえで「国際社会に対し、今回の合意を支持するよう呼びかけたい」としています。

またライス補佐官も声明を出し「日韓両国が勇気を持ってこの難しい問題を最終的に解決したことを称賛する。日米韓の3か国が安全保障面での協力をさらに強化していくことを楽しみにしている」としています。

アメリカ政府はこれまで日韓の慰安婦問題での対立は、北朝鮮の核問題や中国の海洋進出などについて3か国が一致した対応を取る妨げとなっているとして、両政府に繰り返し問題の解決を促してきました。ケリー長官とライス補佐官が同じ問題について相次いで声明を出すのは異例で、この合意が覆されることなく日韓が関係改善に向かうよう、アメリカ政府として強く促すねらいがあるものとみられます。

NHK 2015.12.29[2]

追記:「日米韓」首脳会談を調整 慰安婦問題を確認 テレビ朝日 2016.1.5

「先月末の日本と韓国による慰安婦問題の合意内容について、アメリカの立ち合いのもと、確認する方針」

2015/10/17

「一切話題にしないことだ」(外務省幹部)


日韓首脳会談が現実味を帯びてきた。毎日新聞によれば、日本政府はかなり毅然とした対応をしてくれているようである。国内の世論が安定して来たこともあるのだろう。アメリカからも圧力がかかっている。パク大統領が訪米中の14日、ホワイトハウス国家安全保障会議のアジア上級部長と国務次官補、駐韓大使が「異例の記者会見を行い、韓国側に対し日本との関係改善に取り組むよう促す考えを示し」た(NHK)ということである。その理由は、「アメリカにとって戦略的な優先事項」というのがアメリカらしいのだが。

パク大統領は「(慰安婦問題の)進展をもたらす会談こそが、有意義な首脳会談と見なすことができる」(時事)と釘を刺そうとしているようだが、菅官房長官は「慰安婦問題についての我が国の立場は韓国側にこれまでも伝えてきている」(読売)としか言わない。毎日は、「会談を有意義なものにするには、一切話題にしないことだ」という外務省幹部の発言を伝えている(それもまた極端な気がするが)。

(略)朴氏は慰安婦問題について「被害者のおばあさんたちのハン(恨み)を取り除き、わが国の国民が非常に大きな関心を持っているこの問題でも一定の進展があるなら、意味のある会談になりうる」と指摘。安倍首相に対し、慰安婦問題での前向きな取り組みを改めて求めた。

日韓首脳会談が実現する見通しとなったことについて、日本側は歓迎している。ただ、朴大統領の慰安婦問題に関する発言については「会談を有意義なものにするには、一切話題にしないことだ」(外務省幹部)と反発している。

日韓両政府は昨年4月から外務省の局長級で慰安婦問題を協議してきたが、日本側は譲歩する余地はないとの見解を繰り返し示しており、事態打開の見通しは立っていない。政府関係者は「ただ会ってあいさつするだけでは意味がない」とも指摘しており、慰安婦問題以外で歩み寄れる成果を模索しているようだ。

毎日(一部) 2015.10.17 [全文]

オマケ: 「日本側が・・・誠意を見せ、最終的な解決へと進めば、韓日関係は過去よりも未来を重視することで弾みがつく」 朝鮮日報 10.17) ←メディアがこれだから。

2015/06/04

キャンベル前国務次官補ら 「日本は慰安婦に思いやりを」


アメリカとしては、とにかく日米韓の同盟を強固なままにしておきたい、その一念だということは理解出来るが、慰安婦に対して思いやりを示した(唯一の)国に対して、それをして来なかった国が物言う資格はないだろう。アメリカに出来ることがあるとすれば、自ら模範を示すことである。東洋には率先垂範という言葉がある。なお、キャンベルらも日本に法的責任を問うのは無理だと承知しているようだが、挺対協は諦めず頑張って欲しい

米国は日本でも韓国でも慰安婦のお世話になったが、
思いやりを示す気はないようである

追記: 時事は触れていないが、この催しは国際戦略問題研究所(CSIS)と韓国国際交流財団(KF)の共催だったらしい。韓国の元駐米大使も参加し発言したが、日本側からの参加者はいなかったらしい(要確認)。

「元慰安婦に思いやりを」=日韓の関係改善促す―米高官ら

キャンベル前米国務次官補は3日、ワシントン市内のシンクタンクで講演し、日本と韓国が対立している従軍慰安婦問題について「法的なレベルではなく、日本の人々や政治指導者が思いやりを持って元慰安婦に関与してほしい」との立場を示した。

キャンベル氏は、安倍晋三首相が4月下旬の米議会演説で、旧日本軍がフィリピンで米兵捕虜らを歩かせ多数が死亡したとされる「バターン死の行進」に言及したことを称賛。「その思いやりを韓国の友人らにも示してほしい」と注文した。

ラッセル国務次官補(東アジア・太平洋担当)も同じシンクタンクでの講演で、日韓の対立について「東アジアの主要な民主主義国家が仲たがいする余裕はない」と関係改善を促すとともに、米国として協力する考えを強調した

exciteニュース(時事) 2015.6.3[2]