ワシントン挺対委・KACE、ワシントン市の協力は得られず?
アメリカの首都に慰安婦像を設置するのは彼らの悲願であるようだが、風向きが変わり冷たい現実に直面しているようである。関係者もドイツでの失敗が影響しているようだと零している。ワシントン慰安婦像は、挺対協らが結成した平和碑(慰安婦像)全国連帯の初プロジェクトであった。
日本側の抵抗が激しくなりステルス化しているとも指摘されているが、秘密にすれば寄付など支援を受けるのが難しくなる。実際、ワシントンの慰安婦像の費用には梨花女子高等学校の生徒達の寄付も含まれている。資金力のある挺対協だが、永久に外国の倉庫に像を預けておけるはずはない。
国連の記念日に合わせて除幕式を行うつもりが、期日までに挺対協は設置場所を見つけられなかった。現地の大学はもちろんのこと、ワシントンに複数ある韓国系の教会も(今のところ)良い返事はくれなかったらしい。この像の建立にワシントン挺対委やKACEといった実績のある団体は絡んでいないようで、新興の「ワシントン希望の蝶」が協力している(中央日報 11.3)。苦しい状況を反映するように、「活動家慰安婦」キル・ウォノクに助けを懇願させている。像は2時間だけ披露され、倉庫行きとなった。「活動家市長」パク・ウォンスン・ソウル市長がワシントン市長に支援を要請したが効果なかったようである。
慰安婦被害女性「ワシントン少女像、永久的設置場所を見つけるため助けてほしい」
慰安婦被害女性の吉元玉(キル・ウォンオク)さん(89)が「ここワシントンに来た平和の少女像が永久的に足を地につけられるように助けてほしい」と明らかにした。
吉さんは10日(現地時間)、ワシントンD.C.のナショナルモールで開かれたワシントン「平和の少女像」歓迎式典でこのように伝えた。ワシントンで公開された少女像は韓国で製作されて先月ワシントンに到着した。だが、この少女像にはまだ永久に設置される場所がない。この少女像は同日歓迎式典が開かれた2時間だけ公開されて、その後すぐに、近隣バージニア州の倉庫に移された。
少女像建立推進委員会共同委員長は「数カ月前、ドイツでも日本の反発で平和の少女像の設置が失敗に終わった」とし「そのことがある程度影響を及ぼしているようだ」と伝えた。
・・・少女像設置を進める団体は、ホワイトハウスに近い教会や大学などを当たったが、設置を政治的な問題ととらえる向きがあり、場所探しは難航しているという。
朴元淳ソウル市長も、ワシントン市長に書簡を送り、設置場所選定への積極的な支援を求めた。(共同)
産経(一部) 2016.12.8[全文]