このニュースも、すばやく韓国メディアに飛び火した。ご注進メディアが本領発揮とも言えるが、本当にこの通り発言したのだとすれば、公人が人種(レイス→レイシズム)を持ち出すことのリスクを自覚していない中山議員の危なっかしさも相変わらずである。
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(発言は35分辺り)
韓国人でも、朝鮮戦争の慰安婦たちは、事実を墓場まで持って行くと研究者に語っている。日本軍慰安婦(韓国人)が次々名乗り出たのには、理由はいくつかあるだろう。彼女たちも90年代までは世間から隠れて暮らしていた。秦郁彦は当時を知る人から、補償金が1000万(?)なら日本人も出て来るかもしれないがという感想を聞いている。90年代の韓国社会の生活水準や(インドネシアでは男まで元慰安婦として名乗り出たと言われる)、彼女たちを英雄のように持て囃す今の韓国社会にも原因があるだろうし、保護者が(勝手に?)申請しているという話も伝わっている。
ただ、中山議員の言葉をひっくり返せば、「ドイツと違い、日本には過去を反省するという概念がない」「歴史的事実を否定している。どこまで恥ずかしさを知らない、厚かましい」・・・これに似たようなことを日本は言われているのである。そんな憤りが発言の背景にあるのだろう。しかし、せめて「文化の違い」と言うべきだった。
※動画を追加した
慰安婦問題「韓国女性、うそばかり」 維新・中山衆院議員が発言
日本維新の会の中山成彬衆院議員は8日、兵庫県宝塚市で開かれた講演会で、旧日本軍慰安婦に日本人女性もいたとしたうえで「日本女性は自分で私は慰安婦でしたと誰も言わない。恥ずかしい。韓国女性はそんなことない。うそばかり言う。人種が違うと思わざるを得ない」と述べた。
講演会は「従軍慰安婦の真実」と題して民間団体が主催。中山氏は元軍医に聞いたとする当時満州(中国東北部)にいた慰安婦のことを説明した。
中山氏は韓国人を「日本人と全然違い、恥という概念がない」「従軍慰安婦の資料をユネスコの世界記憶遺産に登録申請しようとしている。どこまで恥ずかしさを知らない、厚かましい」とも強調した。
中山氏は慰安婦問題に関する河野官房長官談話の見直しを政府に求めている。国土交通相時代の2008年秋には「日教組が強いところは学力が低い」と発言し、辞任したこともある。
朝日 2014.3.9