アングレームでは政府要人自ら慰安婦問題を漫画でアピール
ソフトパワーでジャパン・ディスカウントだ
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アカデミー賞7部門を獲得したシンドラーのリストのような映画を作って慰安婦問題を国際社会に広めようというアイディアは少なくとも5年前には出ていた。8日付けの朝鮮日報(日本語版)も、映画で国際社会に訴えることを提案している。そして、女性家族部(省)長官自らこの発言、というのがこの記事の前半部。
「慰安婦の実状全世界に知らせるにはシンドラーのリストと同じ映画出てこなければ」
「残酷だった慰安婦の実状を全世界に知らせ、共感を育むには慰安婦をテーマにした映画が重要な役割を果たすことができると思う」
10日からニューヨークで開かれる第58回国連女性地位委員会(CWS)'高位級円卓会議政府首席代表で米国を訪問中のチョ・ユンソン女性家族部長官がマンハッタンでニューヨーク特派員団と懇談会をしながら「ホロコースト(第二次世界大戦中ナチスドイツのユダヤ人大虐殺)は全世界的に良く知られているが慰安婦は依然として良く知られていないのが現実」としながら残念な心境を表現した。
チョ長官は「ユダヤ人製作者・監督が作った映画『シンドラーのリスト』がホロコースト惨状を効果的に知らせるのに大きな貢献をしたと思う」として「本当によく作られた慰安婦映画一本が慰安婦実状を知らせるのにさらに重要な役割を果たすことができる」と強調した。
これと関連して、チョ長官は「EBSと女性家族部が共に慰安婦プログラム製作・放映を準備している」として「この他にも商業的に成功できる慰安婦関連映画など慰安婦関連コンテンツ製作支援を強化する」と明かした。 先月世界最大漫画祭りであるフランスのアングレーム国際漫画フェスティバルに出品された慰安婦関連漫画・動画作品が日本政府の組織的な妨害を受けながら世界的な問題に浮び上がったように、人々が簡単に理解できる文化コンテンツで接近するのが慰安婦に対する共感をさらに育てることができるという説明だ。
慰安婦関連資料に対してユネスコ世界記録遺産登載を申し込む作業も押しつけると話した。 チョ長官は「2017年登録を目標に来年に慰安婦関連資料をユネスコ世界記録遺産に登載申し込む」として「慰安婦ハルモニの肉声証言、日本政府の慰安婦募集資料など歴史的飼料はもちろん韓国以外の被害国の資料まで全て収集する」と伝えた。
分かりやすいように、記事を前後半に分けた。チョ長官は、アメリカの大学で講演、慰安婦問題の宣伝に努める一方、オランダとオーストラリア政府の関係者を説得して日本孤立化作戦に協力させようとしている。オーストラリアにはオランダ人の元慰安婦(というよりも日本兵による戦時性暴力被害者)オヘルネが住んでいる。エントリーにし損なっているが、彼女は安倍政権が慰安婦への謝罪を撤回すると聞かされて怒っていると伝えられている。長官は、ホロコースト博物館も訪れると。「慰安婦=ホロコースト」キャンペーンにも韓国政府が直々に乗り出しそうである。
チョ長官は米国の若い知識人に慰安婦問題を知らせるという趣旨で、12日コロンビア大とニューヨーク大で連続して慰安婦被害者問題をテーマに特別講演を行う予定だ。
チョ長官は慰安婦碑とホロコースト博物館も訪問する。 10日彼女はミッチェルリクレア キャッシュ オーストラリア女性部長官、リリアン・プルルィメン オランダ国際通商開発協力部長官とも会い、慰安婦被害国間の共助方針などに対して意見を交わした。 西洋人で初めて慰安婦被害を証言したヤン・ルグ・オヘルネ(ジャン・ラフ・オハーン)さんはオランダ系オーストラリア人だ。
毎日経済 2014.3.11