本気か、アリバイ作りか
挺対協は、以前からベトナムでの韓国軍の性暴力問題を取り上げているし、基地村(米軍)売春婦の問題(広義の慰安婦問題)にも関わってはいる。ただ、日本軍慰安婦問題の場合と比べ、あまりにも温度差があるので、アリバイ作りの面もあるのではないかという気もする。
「私たちが望むのは慰安婦の悲劇が繰り返されないことだ」と話したとされるユン・ミヒャン挺対協代表。朝鮮戦争で「慰安婦の悲劇」が繰り返されたことを華麗にスルーする辺りが、やはり怪しい?ちなみに挺対協はベトナムの被害女性に例の蝶基金(日本政府から慰安婦への賠償金を当てるとしてぶち上げられたが、見切り発車)の一部を支援に回している。慰安婦問題の宣伝という意味もあるのだろうと自分は見ている。
なお、キム・デジュン大統領(当時)がベトナムに謝罪した時、これに「歴史認識を憂慮せざるを得ない」と反発したのが、誰あろう、千年恨の人、パク・クネ現大統領である。
「韓国軍のベトナムでの性暴力、謝罪を」元慰安婦ら会見
韓国人の元日本軍慰安婦と支援団体代表らが7日、ソウルで記者会見し、ベトナム戦争に参戦した韓国軍による「ベトナム人女性に対する性暴力や民間人虐殺」について、「韓国政府が真相を究明し、公式謝罪と法的責任をとるように」と訴えた。
会見した元慰安婦らは毎週水曜、ソウルの日本大使館前で「日本政府の公式謝罪と賠償」を訴え続けている。支援団体関係者が2月にベトナムを訪れ、ベトナム戦争時に韓国軍から性暴力を受けた女性や、その子供らと面会。女性たちは「社会で蔑視され、苦しい生活を余儀なくされている」と訴えたという。
元慰安婦の金福童(キムボクトン)さんは「同胞が犯したことは韓国政府が解決すべきだし、知らないふりはできない」。支援団体の尹美香(ユンミヒャン)代表は「私たちが望むのは慰安婦の悲劇が繰り返されないことだ。日本政府に求めるだけでなく、我々自ら平和をつくりたい」と話した。
韓国軍のベトナム戦争参戦時の行為に関しては、故・金大中(キムデジュン)大統領が2001年のベトナム訪問時の首脳会談で「ベトナムの人々に苦痛を与えたことを申し訳なく思う」と述べた。
朝日 2014.3.8