日本が未曽有の災害に見舞われたと聞いて慌てたのは日本人だけではない。挺対協の代表であるユン・ミヒャンは韓 国メディアのインタビューに「これから歴史問題清算の活動はどうやっていけばいいんだろう」と思ったと正直な心情を吐露している。
悩んだ末、彼女たちはハルモニからの提案として震災犠牲者の為の募金活動を始めたが、自分は慰安婦博物館への寄付と同じく、これが本当に元慰安婦の発案か疑わしいと思っている。いずれにしろ自粛は一週間(回)限りだった。
先月30日の水曜デモではユン代表自ら派手なパフォーマンを演じていたし、今週も日本大使館前で「日本に謝らせる」寸劇が披露された。言うまでもないことだが、6日現在でも1万5千人が行方不明のままである。次々と見つかる遺体。避難所で寒さに震えている被災者も多い。
こんな状況下で、ソウル在住の日本大使館職員はこのようなパフォーマンスを見せつけられている。彼女たちは日本に対して決して容赦しない。
6日の水曜デモで披露された寸劇
その前の週の様子。ユン代表自らパフォーマンスに参加
慰安婦問題に関わっている全ての人がそうだと言うつもりはない。しかし、日本軍慰安婦については大騒ぎしながら(十分かどうかはともかく、彼女たちに対しては一定の 誠意が示されている)韓国軍や米軍の慰安婦、あるいは当時同じような境遇にあった女性たちに対して殆ど興味を示そうとしない人々に対して、前々から疑問に思っている。
今回の彼女たちの振舞いを見ても、本当に彼女たちは「『サバイバー』や『被害者遺族』の心の痛み」などという言葉を口にする資格があるのかと思う。
荼毘に付すことも出来ず土葬される遺体